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私の第二の人生②

引っ越し当日、彼の運転する車で衝突事故にあってしまいました。

対向車の車が逆走してきたのですが突然の事で一瞬、時が止まり気がついたら彼が苦しみだして私も肋骨骨折で胸が苦しく息をするのもやっとでした。

私は彼が死んでしまうのではないかと不安になり車の中で号泣してしまいましたと同時に引っ越しの運送会社に電話しなきゃいけないので見物人に頼んで電話してもらったり、彼の意識がなくなったのでまた不安になってまた号泣して、救急車の中でも泣いてたら救急隊員の男の方が大丈夫ですよと声をかけてくれて、でも本当に彼が死んでしまったらどうしようと思ってました。

私と彼とは入院する病院が別々になりました。何で一緒にしてくれないのかと思ったけど仕方なかった。

私は歩くことが出来なくて車椅子での移動でした。そして夜も眠れないほど胸の痛みに苦しみました。

それでも引っ越しの荷物を彼の実家に置いたままにしていて嫌だったので無理して歩く練習をして早めに退院しました。肋骨は骨折しましたが、あとは打撲程度だったので。

退院したその足で彼の入院する病院に行きました。彼も彼でかなり無理して正面玄関まで迎えに来てくれて、生きてて本当に良かったと安堵しました。
内臓損傷で4時間の手術だったそうでかなり痩せてました。手術後の痛みがまだあるみたいで私はただ見守るしかなかったのがすごく辛かった。

そして私は私でその日はネットカフェに泊まり翌日アパート契約をして、その日の夜、彼の実家に行き一晩泊まらせてもらって翌日、運送会社の車で引っ越して来ました。

荷物を積み終わったあとに、あんた最初から運送会社と引っ越してたら(彼も)事故にあわずにすんだんだよと、私のせいで事故にあったと言いたかったんだろうと思います。

私はもう二度と会うことはないだろうと思って、すみませんでした、ありがとうございましたと言って出てきました。

本当に本当に彼の実家になんか住まなきゃ良かったと思いました。
本当に肩身の狭い思いをして生きた心地がしなかった。

新たな土地でまた新しい生活が待っている、今度は自由に生活が出来る嬉しさでいっぱいでした。

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