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最近当たった戦法の傾向と対策

どうも、またvalorantの記事です。
今回も割と長めになってしまいました。

最近フルパで回している際に2度当たった印象的な戦術があったので、おおよその盤面予測も含めて軽く対策を書いていこうと思います。

当たったマップはBindとAscentなのでそれを例にやっていきます。

すっごく基礎的なことを長ったらしく書いているので、ある程度valorantをわかっていらっしゃる方はブラウザバックしても大丈夫です。マジで。

今回も画像はValoPlantさんの機能を使用して制作したものになります。


相手の目的から考える

どんなチームと当たったとしても基本的には同じなのですが、
まず第一に、相手チームが何を狙ってくるチームなのかを考えてみます。

今回の敵に限っては前詰めが基本戦術であり、それを毎ラウンド必ずこなしてくれる敵だったため、読みが完全に通用しました。

まず初めに、Bindの場合で考えていきます。

Bind Aサイトの基本セット

Sageは必ずAメインの前目に最速で出てきて、抜き穴がある壁を焚き進行を阻止する形を取ります。
その際、Reynaがカバー可能な位置に控えて、ダブルピークが可能な陣形を取ります。

これによりキルトレード以上を狙いつつ、氷壁があるため簡単には進行できない、安全なエリア確保が最初の狙いになるわけです。

壁を最速で焚いた後Sageは除き位置から人数を確認し、逆サイトのプレイヤーはすぐに寄り始めます。

ワープ等を利用しながら一気にエリアを広げる

氷壁やスロウオーブの処理に手間取っている間にリンクやロビーを確保しつつ、メインまでのエリアまで詰めてスキルラッシュなどをして完全に倒し切るというのが、相手チームの戦略です。

この戦略を崩すには、いくつかのパターンが考えられます。

まず、Sageの位置を捨て、各所に分かれて情報をとる戦術。
これが最もオーソドックスな対策であるとは思います。

ただ、この試合の際は相手の中遠距離の撃ち合いが強く、かえって不利な状況を押し付けられる可能性があると判断したため採用をしませんでした。
スプリットして情報とって撃ち合い勝てるからええわという方は、ここでブラウザバックしてください。

人数イーブンな状態でどこかが崩れると一気に情報量が減り、不利になる

次にBラッシュを仕掛けるパターン。
正直これも超オーソドックスな対策だと思います。

ただ、この場合はAの氷壁のおかげでBに寄りやすく、5v4の形を取られやすいため、結果的に攻めづらい状況にされかねないこと、味方の編成的に徒歩エントリーのキャラしかいなかったことが決め手となり、採用をしませんでした。

エントリーが遅いチームであるため寄りも間に合いやすく、Omen一人でAを確保できる

最後に、Aメインに対して一気に圧をかけ、Sageを崩すパターン。
この試合の際は、この方法を採用しました。

理由としては、味方にセンチネルが2人いたこと、フラッシュ持ちがSkye・Reyna・Omenと3人いたため圧をかけやすかったことが挙げられます。

実働としては、まずSkyeのフラッシュを使ってSageの最速上がり、Reynaの最速カバーを潰し、味方Reynaが目を入れ、前目のポジションをとってきたSageを逆に圧殺します。

最速フラッシュを入れ、壁焚きの阻止
前目にSageが出ていた場合はReynaの目を使って圧殺を狙う

この際、後方のChamber・Omenはカバーキルを狙うReynaにフォーカス。
前に出ているSkye・Reynaもキル後すぐにReynaを狙います。

KilljoyはBサイトを警戒。特にフッカーからの進行は早い段階で気づけるようにタレットで封じます。
この際、Sage・Reynaの圧かけの成功率を高めるため、後方の進行を少しでも遅らせる目的でトレードマークも重ねて置いていました。

しかし、試合中は銃声でワープ音に気づかなかったのでシャワー付近の警戒が薄く、本来であればワープ側にトレードマークを設置するのが最善手であったと思います。

キル発生時点でのおおよその配置。実際の試合中はワープに気づいていなかった。

Sage、Reynaをキルもしくは削った時点で、どこに攻めるかを決めます。
試合中はそのままAに侵入するパターンをしばらく見せ、詰めが甘くなった時点で一度攻めずに引いて5v3や5v4の状況にリセットするなどを差し込んでいました。

この戦略のメリットは大まかに以下の三点。
第一に、純粋に5v4の形を作れることで盤面を有利に進めやすくなること。
第二に、相手視点で本来安全なエリアが崩れることで陣形を破綻させやすくすること。
第三に、相手のサイト内人数が残り2人以下である可能性が高く、ラッシュの成功率も上がることです。

そもそも相手の戦略は「囲い込み漁」。
囲い込むエリアはチョークポイントで挟まれた狭いエリアでなければ、あまり意味がありません。

よって、メイン付近以外ではこの戦略は破綻してしまうわけです。

また、囲い込みが目的であるなら、サイト内の射線数も多くは確保できません。
多くのマップではメイン〜ロビーまでを完璧に抑えようとすると必ず3つの道を押さえないといけません。

サイトにアクセスする道Tベースへアクセスする道Midもしくはそれに準ずる場所へアクセスする道の3つです。

したがってサイトを2〜3名、残りの2通路を2〜3名で守らなければ通路の完全封鎖は不可能で、逃げられる可能性が出てきます。

なので戦略の変化があるまでは片側のサイトにスタックすることは考えづらく、Sageのキルが発生した時点でサイト内守りは1〜2人の可能性が高いと考えられるわけです。

これらのことから、最初のSageに3〜4人の圧をかけることで無理矢理突破し、その後の被害次第で仕切り直すのが最も良い方法であると考えました。


マップ全体のエリアを考える

さて、対策もできて完全攻略ができたようにも思えますが、流石に相手も黙ってはいません。

Sageの壁は毎回焚いてくれたとしても、こちらもワンパターンの攻めしか見せておらず、逆サイトの寄りスピードが格段に上がっている可能性は非常に高いわけです。

ということで次はAscentを例にして考えます。

相手チームの基本セット

そもそも相手チームの編成が特殊であることは一旦置いておきます。
相手チームの狙いは、まずSageが壁を焚いてBメインを確保。
本線がBだった場合はRazeがマーケットなどから射線を通し、ダブルピークによって時間を稼ぎ、Viperのスモークを間に合わせて遅延、Breachが確実にエリアを広げ、Neonが爆速ダッシュで一気にエリアを確保するのが基本パターンでした。

前のチームと同じように早い寄りと圧殺が目的

この場合も基本的にSageに圧をかけて人数有利を作ってからラッシュを何度か行いパターン化していましたが、相手の寄りやMidへのアクションが早くなってきたためラーカーを置きました。

前回マッチと違い、過剰な裏警戒ではなくラーカーを置く判断をしたのは、相手のコントローラーがViperであり、Bサイト付近の遅延アビリティが多くラッシュで攻めきれないケースがあるだろうと考えたためです。

Bindの場合、ラッシュで攻めきれなかった場合でも相手がAメインへ侵入するための道が比較的狭く、警戒する射線数も多くないため、裏見警戒をするだけで裏取りのカウンターが成功しやすかったのに対して、
Ascentの場合は広いMidがあり、Midのエリア確保がある程度できていないとローテーション自体が難しくエリアコントロールの主導権を握らせ続けるのは非常に高いリスクとなります。

もちろん、Mid警戒にエージェントやアビリティを置けば問題ないのですが、今回のチームではKilljoyがおらず、Mid進行を早い段階で気づくことが難しくBメインのエリア争奪戦の成功率をあげるために一人でもBメインに割く人数を増やしたい現状の作戦とは相性が悪くなると考えました

またAサイト付近にエージェントを置き圧をかけておくことで、Bメインにいる本隊がSageキル後のワンピックまでつなげることができれば、AサイトにいるNeon・Breachは十分に寄り切れずラッシュの成功率がグンと上昇するだろうという狙いもありました。

おおよその全体想像図。実際にはViperのMid詰めも何度かあった。

そのため、ラーカーはキルや裏取りを成功させずとも、味方のアクション後に存在感を示したり、相手にアビリティを吐かせたり、時間を使わせたりすれば十分な仕事をしていると言えます。

当然ですが情報を十分に取り、相手の戦略や、相手の位置がどこであるかを確認することが至上命題であるため、死んだとしても必ずその役割は果たしてください。

5人が全員で圧をかけると、コントロールできているエリアはメインのみになってしまいますが、ラーカーが1人いることで足音や視覚情報から、相当なエリアを確保できます。

ChamberやKilljoyといったエージェントをピックしているのであれば、スキルのみでなるべく広いエリアを確保して、相手の動向をいち早く察知できるようにしておくのがベストです。

Killjoyがいる場合は、敵のMid進行に早い段階で気づくことができるため、ラーカーはAの情報取りや裏取りの役割がメインになります。
もちろん、タレット反応後HighMidからピークしてフリーキルを狙うことも可能です。おそらく2回目以降は通じませんが、一度見せておくだけで相手はHighMidへの進行がしづらくなります。

ChamberはBリンクにトレードマークを置きつつ、A側に回ることもできるためラーク適正は非常に高いエージェントだと言えます。
逆にChamberが死ぬと確保できているエリアが一瞬で狭まるので、蛮勇だけはやめましょう。安全に、確実に。

なお、最初からAサイトを攻める場合でも、Bメインに対してフラッシュや壁割りをすることで本線をぼかすことができるため、やっておいて損はないでしょう。


まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。
所詮はシルバーレベルの考察と戦略設計なので間違いは多分に含まれていると思いますがご容赦ください。

この作戦は対策をしたらだいぶ簡単に突破できるタイプの作戦だと思うので、あとは気合とエイムで解決してください。
対策をまとめると、

  1. 前詰めに対してプレッシャーをかけて圧殺。

  2. 2〜3ラウンド続けたらラーカーを立てて全体の情報収集、戦略を推測。

  3. 相手の戦略が変化するまで基本の動きを続ける。

  4. 変わったらその都度頑張る。

こんな感じです。

また、このタイプの敵の攻めはラッシュのことが多いです。
ピストルラウンドは先見えした方にガン寄りしてみて、動向を伺ってみても良いかと思います。

おそらくこの戦術は、圧倒的なフィジカルへの自信から来る戦術だと思うので、対策無しに戦うと普通に圧殺されることもあると思います。
もし当たったことがあるよという方は、一つの手札として参考にしてください。

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