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”将来の夢”ってなんですか?

同級生の知人がプロ野球選手になった。
部内大歓喜の中、実感がなくて素直に喜べず、
いやまず完全に見放されてるゼミの担任どうにかして卒業しろや、なんて思ってしまっているけれど。
なんかすごいなーって上の空。

「将来の夢 プロ野球選手」
おそらく小学生のころとかに彼が書いたであろうその欄はきっとこれだったに違いない。
何万人の子供がその夢を描き、結局何人の人はその夢をかなえることができるのか。
そんな風に考えないとことのすごさを実感できずにいる。
プロってすごいけど、努力した分だけ報われているわけでもないし
プロになれなくたってそれぞれ頑張っている。
でも彼の血のにじむような努力も知っている。
結局なにがすごいんだろうって(笑)

そんなひねくれになってしまったのはとある高校1年生のアンケートを集計していたことが原因な気もする。
「将来のことに不安をもっていたけどちょっと軽くなった」
そんな言葉がたっくさんでてきた。
大丈夫か日本。

高校1年生に夢を聞かせて決まってないことを目の当たりにさせ、
不安を煽らせてなにになるんだろうなって思う。
最初に書いたプロ野球選手の知人がどうとかじゃなくて、
「自分はどうしたってどうなったって自分」
っていう考えがあんまり大事にされてない感じがする。
デンマーク人にふれてきたからかな。
私はこれからどうなっていくんだろうって不安に思ってデンマーク人に聞いても
わからない
って帰ってくる。
確かにそりゃ当たり前だよな。
私はそれで吹っ切れることができた。

でも日本では
「将来幸せな家庭を築きたい」なんて書いたらメルヘンだねって思われて
「Youtuber」なんて書いたらちょっと夢見すぎじゃねなんて思われて
結局「公務員」とか「看護師」が模範解答みたいな。
なんかそんな空気感ない?
小さいときは好きなことが仕事になると思ってたから
マッサージ屋さんとかケーキ屋さんとかカメラマンとか。
でも年を取るにつれて現実がみえてきた途端これ。
「好きなことを仕事にする選択肢」
さえ見失わさせてしまう。

前同年代の子たちと話していた時、日本って将来何になりたいの?って昨日何食べた?のノリできくけど全然意味ないよね
っていう話をしたんだけど本当にそうだなあと思う。

私は何者か、なんて結局答えがでるものではないし
そんなこと考えるくらいなら人に笑ってもらえるネタを集めた方が十分有意義だし。

今日見に行ったサッカーの試合は会場の一体感に胸がいっぱいになったし、
先週行った友達の舞台は最後のカーテンコール(?)でちょっと涙でた。
4日前の和尚さんの講義を聞いて心があったかくなった。
そんな感じでなんでもいいのになーって思う。

結局考え方が似てる友達が人生相談をしてくれたけど、なんでそんなに見えない先の人生について悩めるんだろうって不思議で仕方なかった。共感が全くできなかった。
そういった意味でかけがえのない休学生活を送れているんだと思う。

なんか言いたいことは言えたのかな。
もういいや(笑)

ちなみに私は将来たくさんの人に囲まれてたくさん笑って過ごしていたい。
もっと欄を広く取ったらそういうことを書けるようになるんじゃないかな?


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