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「競馬の教科書」ってぶっちゃけどうなの? #3

こんにちは。競馬予想家 ノアです。

このマガジンでは〈玉嶋 亮氏が出版する「競馬の教科書」に競馬予想家 ノアが個人的見解や批評をぶつけちゃおう!〉という趣旨のもと、購読者、非購読者それぞれにコミットできるような内容をお届けしていくことを目的としています。

要は「競馬の教科書」をまだ買っていない人も、既に読破している人にとっても、このマガジンは読んでみる価値あり!ということですね(^_-)-☆

※このマガジンでは本著のPDFファイルを使用し解説等をしていきますが著者である玉嶋 亮氏の許可のもと制作しております。同様の内容を著者の許可なく行うことは著者の権利を侵害することになり得ますのでおやめください。

※このマガジンは完全無料公開とさせていただきます。よって私、競馬予想家 Noa(のあ)には一切の収益が発生しておりません。


#2に引き続き今回も「競馬の教科書」導入編からいくつかのトピックを抜粋してご紹介させていただきます。


今回、取り上げるトピックは…1つ!( ゚Д゚)

え…。ノア、サボってんな。

そう思われるでしょうね(笑)

そうじゃないと最初に訂正させてください。m(__)m

それだけ今回取り上げる内容は「競馬の教科書」では文量こそ少ないですが大事だということ。これをマスターすればすぐに皆さんの予想力は向上します。ですので1トピックしか取り上げませんがその分、しっかり吸収してってください。それを可能にするだけの解説を盛り込んであります!!


1.次走の狙い方 次の勝ち馬を探す


競馬予想(競馬予想家の仕事)ってレース予想が全てだと思われがちですが、実はレース後の回顧が一番大事だったりします。

ここではその「レース回顧」の仕方を簡単にまとめてくれています。

「競馬の教科書」で紹介されている方法は実際に私がレース回顧に活用しているものとリンクする部分があるのでご紹介させていただきます。

これを読んで皆さんも「次走の巻き返しに期待できる凡走馬」を発見しちゃいましょう!

次走

・レース中に明らかに不利を受けた馬

「不利」って結構抽象的な言葉で読む人によって解釈に差が出てきてしまいますよね!例えば直線で進路が塞がったっていうのも不利ですし、内有利馬場で終始外を回ったっていうのも不利、前有利馬場(展開)で最後方からの追い込み競馬をしたっていうのも不利と言えます。このように「不利」って色んなパターンが考えられます。

じゃあ、どうやって不利があったかどうかを判断するのか?

方法は大きく2つあると私は思っています。

1.レース映像を確認する

→ スタート後や直線での「不利」がわかる

2.レース結果を分析する

→ 馬場バイアスや展開の有利不利がわかる

この2つです。それぞれ得意不得意、わかる「不利」に違いがあります。

まずは〈レース映像を確認する〉から。

これはスタート後の攻防、直線での進路取りなど、数字(枠順や着順、時計など)ではわかりづらい「不利」を発見する時に有効なツールです。レース映像で最後の直線しか流さないTVやそこしか分析しない人もいますが、しっかりスタート後から分析することをオススメします。というか最後の直線よりスタート直後のほうが大事です。馬場は生き物で、内枠に入った時点でレースに参加できないような(凡走が確定しているような)馬場も存在します。特定の枠がスタートでかなりダッシュがつきやすく有利になるコースレイアウトも存在します。しっかりスタート~ゴールまでを一貫して確認し「不利」を見つけましょう!

次に〈レース結果を分析する〉について。

私はよくこっちの回顧法を使うことがあります。この方法では実際のレース結果から数字(枠順や脚質など)分析をすることで「不利」の有無を確認することができます。レース映像を確認するという方法と比べて、時短、見解の一元化がしやすいのがメリットです。というのも先ほどの〈レース映像を確認する〉という手法では見た人によって見解が異なってくる部分が出てきてしまいます。それを『自分だけが気付いている「不利」だ!しめしめ…』と喜ぶのか、自分だけ間違った見解をしてしまっているのかと不安になるのかは人それぞれなんですか、私は予想家という立場上、記事で近走の不利を説明する際、誰でも振り返って確認しやすい見解を書きたいので〈レース結果を分析する〉という手法を使うことが多いです。

少し実例を用いて解説してみましょう!

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これは2020年のG1宝塚記念です。

さてこのレース、馬場・展開から「不利」を受けたのはどういった競馬をした馬でしょうか??

レース結果とにらめっこして考えてみましょう!

答えは「○枠だった馬」と「○○した(脚質だった)馬」です。


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さぁ、どうでしょうか??

なんか私が自分のサロンでティーチングしている予想法講座の内容に似てきましたね(笑)

サロンでは毎週こんな感じで実例を用いて「どうやって競馬予想ってしていけばいいんだろう?」というHow to makeをレクチャーしています。

興味があれば現在、3月からの会員募集もしてますのでチェックしてみてくださいね。(さりげなく告知していくぅぅ!www)

さてさて、皆さんそろそろ考え終わりましたかね??

文章でシンキングタイムを取っていくのも難しいものです…。


それでは正解発表です!!

「結果発表ーーーーーー!!」

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2020年の宝塚記念では「外枠有利」「差し有利」バイアスが強かったです。

つまり「不利」を受けたのは「内枠だった馬」「先行した馬」ということになります。

実際にレース結果を見てみると、1~5着に好走したのは全て「外枠」か「差し脚質」だった馬ばかりです。特に外枠有利は強く、スタート前から内枠を引いた馬はレースに参加できていなかったということになります。

内枠で4着に来たサートゥルナーリアは当時1番人気かつ差し脚質でした。

そんな中、先行して6着だったラッキーライラック(外枠)はその後エリザベス女王杯を圧勝するわけですから宝塚記念から次走巻き返しに期待できるのはやはり「先行馬」ということになります。

どうでした?皆さんは正解できましたか??

このように〈レース結果を分析する〉というのも有効なレース回顧法ですので自分のスタイルにあったやり方で〈レース映像を確認する〉のか〈レース結果を分析する〉のかを選んで【次走の勝ち馬】を見つけてみてください!


・明らかに苦手な条件(馬場状態、コース)で凡走

競走馬に「個性」ってありますよね。血統や厩舎、育成方法によってそれらは規定付けされていくわけなんですが、左回りしか走らなかったり、良馬場でしか走らなかったり…。

そんな「個性」に反する条件で凡走した馬は得意条件になった次走では巻き返しに期待できるということなんです。

ちょうどこの記事を書いている前の週に東京競馬場でG3ダイヤモンドステークスが行われました。私は実際、本命をグロンディオーズ(7番人気→1着)に打ったのですがグロンディオーズにも「個性」があります。見てみましょう!!

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グロンディオーズは「左回り・良馬場・距離延長ローテ」が得意条件です。該当レースでは【3・1・0・0】という安定感。ダイヤモンドステークスの前走、中日新聞杯では苦手な距離短縮ローテで5着と凡走していました。これがいわゆる明らかに苦手な条件で凡走した馬ということです。

なぜそうなるのかという裏付けには血統的な知識が必要ですが、事実を知るだけなら専門的な知識は一切要りませんよね!

皆さんもこの競走馬の「個性」に注目してレース回顧してみましょう!!


さて、#3の内容はここまで。今回は1つのトピックだけ、【次走の狙い方 次の勝ち馬を探す】についてぶっちゃけてみました!

それだけレース回顧は競馬で勝つために大事な作業だということ。これを予想する段階になって慌ててやっていては時間もかかりますし集中力も切れて、間違った判断を生みやすいです。

日頃からレース回顧をすることで、次走で巻き返しに期待できる穴馬を見つけることは勿論、今の馬場バイアスを発見してすぐに使える知識をGETしちゃいましょう!

次回も「競馬の教科書」①導入編から特にこれは大事!と思ったトピックについて私、競馬予想家 ノアがぶっちゃけていこうと思いますので、お楽しみに!


・最後に

この記事が「参考になった」「面白かった」という方は記事へのスキをよろしくお願いします!

そしてこのマガジンシリーズでは「競馬の教科書」著者である玉嶋 亮氏たってのリクエストによりTwitterでマガジン読者からのコメントを募集させて頂きます。

皆さんからのツイートには実際に玉嶋 亮さんからリアクションが来たりしますよ!

コメントは以下ツイートのリプ欄にお願いします


この記事を読んでみて「競馬の教科書」読んでみようかなという方は下にAmazonの商品ページも貼り付けておきますのでリンク先から是非、購入してみてくださいね。



それではここまでご覧いただきありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう!


競馬予想家 ノア








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