【京都記念予想】宝塚記念のイメージで予想しては危ない阪神芝2200m
競馬予想家 Noa(のあ)のG2京都記念2021、血統全頭診断を当ブログにて公開中!!
●阪神芝2200mで行われる京都記念、ポイントは3つ
今年は京都競馬場が改修工事のため阪神の芝2200mで行われるG2京都記念。同コースを使用するレースと言えばG1宝塚記念が有名だが、そのイメージで予想すると危ない可能性が。今開催の阪神競馬場は例年より1か月程度開幕が早く、前開催からの間隔も短いため大きな馬場コンディションの変化は見込めない。そんな去年の暮れ開催の阪神競馬場は最終週まで軽い馬場コンディション。最終週に行われたG2阪神カップも走破時計1:19.7上り3ハロン34.3と平均タイムより速い時計をマーク。開幕週となる今週は天候に恵まれ、京都記念は軽い馬場コンディションで行われると予想。
先述した宝塚記念は同じ阪神芝2200mでも開催終盤、梅雨の時期に行われタフな馬場コンディションになりやすい。当然、軽い馬場で行われる京都記念とは走破時計や上り3ハロンが大きく異なってくるため、好走する馬のタイプにも違いが。
そんな軽い馬場コンディションの阪神芝2200mを攻略するポイントは3つ。
そのヒントは去年のエリザベス女王杯にある。
去年のエリザベス女王杯は阪神競馬場で行われ、同レースとしてはレコード決着、アーネストリーのもつコースレコードにも迫る高速馬場だった。
そこで好走した1~3着馬は全て父サンデー系の馬たち。
宝塚記念では成績の悪い父サンデー系だが軽い馬場コンディションの阪神芝2200mだったら結果を残せることを証明した。
次に注目はディープ産駒2頭を抑えて連覇したラッキーライラック。
父はステイゴールド系のオルフェーヴル。ステイゴールドはサンデー系では珍しいサンデーとノーザンテーストを併せ持つ種牡馬。この組み合わせでクラシックを好走したのはダイワメジャーのみとクラシック(根幹距離)とは適性が合わない配合。ステイゴールドの産駒(孫世代)も根幹距離と非根幹距離では後者の方が優秀な成績を残しており、他のサンデー系とは毛色が違う。
高速馬場といっても、阪神芝2200mは「非根幹距離」
そこでディープ産駒を上回ったステイゴールド系産駒には注目したい。
最後に注目すべきは4着(9番人気)に走ったウインマリリン。
父はスクリーンヒーロー(グラスワンダー×ノーザンテーストの配合)
先ほども例に出した同コースレコードのアーネストリーもグラスワンダーにノーザンテーストを内包しており、非根幹距離(阪神芝2200m)の高速決着に強い血統。今年の京都記念もこのグラスワンダー(ロベルト系)とノーザンテーストの血には注目する価値がある。
ステイフーリッシュは父がステイゴールド。サンデー系でありながらノーザンテーストを内包する種牡馬。母系にはロベルト系のシルバーホーク。ノーザンテーストとロベルトを併せ持ち、父はラッキーライラック同様ステイゴールド。高速馬場の非根幹距離(阪神芝2200m)で結果を残す血の凝縮とも言える血統構成。
ラヴズオンリーユーは父がディープインパクトで昨年のエリザベス女王杯3着馬。今回と類似する馬場コンディションで結果を残している点は大きい。兄弟には1800mG1(ドバイターフ)勝ち馬のリアルスティールがおり、非根幹距離に強い1族。
モズベッロは父ディープブリランテ。自身はダービー馬だが産駒は未だクラシックを勝っていないように根幹距離とは縁がない種牡馬。それだけに非根幹距離への適性は高く、モズベッロ自身も宝塚記念で12番人気→3着と激走済み。特殊な条件なだけに好走実績は大きいか。
Noa(のあ)の京都記念、最終見解はレース当日までにブログにて公開!
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