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紫苑ステークス2020 中間予想

こんにちは。競馬予想家Noa(のあ)です。

この記事では2020年9月12日に中山競馬場で行われるG3紫苑ステークスを枠順確定前ではありますが予想していこうと思います!

この記事は当日の天気・馬場状況・枠順など最終的な予想結論に至るに重要な要素が未確定な状態で執筆しています。最終結論に今回の内容が直結しない場合がある事をご理解の上ご覧ください

それではいつも通りトラックゾーンから紫苑ステークスのレースデータを振り返っていきましょう!


1.トラックゾーン

トラックゾーンとは・・・予想家Noaが独自に開発したJRAの馬場発表とは異なるロジック(走破時計と上り3ハロン)によって導き出された馬場状態のこと。A~Dの4段階に全ての馬場を分類・可視化。詳細は過去記事で。


G3紫苑ステークス(2016~2019年)※G3昇格後

AT(平均走破時計) 1:59.0

AH(平均上り3ハロン) 34.5

トラックゾーン イラスト

2019年【A】・2018年【A】・2017年【B】・2016年【D】


紫苑ステークスは9月の中山開催の初週に行われる1戦。中山競馬場は急坂のイメージがファンの中では強く「タフ」な競馬場だと思われることが多い。恐らく有馬記念や皐月賞が代表的なG1として行われる影響も大きいのでしょう。しかし特に馬場改修後の中山競馬場は高速化が著しく上記の有馬記念や皐月賞でも良馬場では改修前より速い時計が観測されています。

例えば同じクラシックへのステップレースということで春の東京開催に行われるG2フローラステークスと紫苑ステークスを比較した時に皆さんはどちらのレースの走破時計と上り3ハロンが速いと思いますか?パッとで構いません。少し考えてみてください。

画像2


どうでしょう?「フローラステークスの方がグレードも高く、春の東京=高速馬場ということで走破時計・上り3ハロン速いんじゃないの」って思われた方多いんじゃないでしょうか。

ではフローラステークスと紫苑ステークスのトラックゾーンを使って答え合わせです。


・フローラステークス(2011~2020年)

AT 2:01.0

AH 35.1


実に走破時計は2秒、上り3ハロンは0.6秒もフローラステークスの方が遅いレースなんです!

これ驚きですよね。私も競馬予想を本格的に始めた時にイメージとのギャップに驚きました(笑)

中山競馬場=タフというのは古い。軽い馬場向きの馬を狙え!


2.好走ローテーション

それでは紫苑ステークスは速い時計が出るレースなんだというイメージをしっかり持った上で、どういったローテーションで参戦してくる馬たちがこれまで好走していたのかをチェックしていきましょう!


競走馬は前走までの経験で走っている

好走凡走は前走との比較、差によって生まれます。よってどのローテーションを歩んできたのかは競馬予想において必ずチェックしておくべき要素



・オークス好走馬◎ (5着以内もしくは0.5秒差以内)

34秒台の瞬発力が求められるオークスでの好走は紫苑ステークスにも繋がる。重賞になった2016年、翌年の2017年の勝ち馬が該当。2018年、2019年も該当馬が馬券内。

今年のオークスも上り3ハロン34.2秒で好走馬信頼


・フローラS凡走馬〇 (馬券外もしくは人気以下着順)

フローラステークスが紫苑ステークスに直結しないロジックは解説した通り。2019年の1・2着馬が該当。2018年勝ち馬ノームコアもフローラステークス3着だが現在の活躍を見ると明らかに下等評価だった5番人気。G1馬でも3着という見解。紫苑ステークスではハイパフォーマンス。

今年のフローラステークスも上り3ハロン35.7秒とAH以上にかかる馬場。好走馬過信厳禁


危険人気想定馬 ホウオウピースフル


※その他、条件戦組や他重賞ローテについては最終見解の記事にて公開予定


3.血統傾向

競走馬は前走の経験で走っている。前走のパフォーマンスを信頼できるのか。前走からの巻き返しはあるのか、ないのか。そのヒントは血統にある。


競走馬の能力の方向性は一定ではない

能力のものさしが「血統」です。このレースで要求される能力の方向性、そしてその能力に秀でた馬を見つけていきましょう。



・主流血統もしくは欧州血統⦿

紫苑ステークスは中山競馬場の芝2000mという舞台設定。皐月賞が行われるということで主流血統(クラシックで実績のある父や母父)が素直に強いです。しかしそれでは絞り込めないのも現実。紫苑ステークスで大事なのは欧州血統です。中山の2000mは急坂を2回経験するコース。スピードや軽さ一辺倒の馬ではスタミナが持たないことも。高速化が進んでもその傾向は変わらず。ディープ産駒も好走しますが、回収率や期待値が高いのはキングマンボ系やロベルト系、SS系の中ではステイゴールド系です。2019年の連対馬は共に父ルーラシップでキングマンボ系。2018年勝ち馬父ハービンジャーで欧州血統、3着馬父ロベルト系。2017年連対馬該当。2016年3着馬父メイショウサムソンで欧州血統。


危険人気想定馬 マルターズディオサ

父キズナはディープの後継種牡馬の中ではダート適性が高く米国血統の影響が強い種牡馬。母系も米国血統ということで欧州的な能力はゼロ。紫苑ステークスで求められる能力とは真逆の方向性の馬。そしてここまで米国色が強いと早熟の疑いも。ひと夏超えた今、春の勢力図は変わっている。

※その他、条件戦組や他重賞ローテについては最終見解の記事にて公開予定


4.最後に

さて、ここまでG3紫苑ステークスのデータを整理してきたわけですがいかがでしたでしょうか。

最終的な予想家Noa(のあ)の予想見解と買い目は前日公開の記事にて公開

ここまで書いてきて私が感じるのは、人気馬でも信頼できる馬と危険な馬がある程度ハッキリした年になりそう。

もちろん当日の天気や馬場次第ではここまで書いてきた傾向が180度変わるなんてことも起こりうるのが競馬ですので、あくまでご自身の予想への視野形成にこの記事をお役に立てください。


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それでは秋競馬の開幕戦、最後の女冠への挑戦権もかかっている1戦ということで、皆さんもレースまで存分に予想を楽しんでください!


ここまでご覧いただきありがとうございました。

最終見解でまたお会いしましょう。


競馬予想家Noa(のあ)


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