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G2セントライト記念 最終見解と買い目

こんにちは。競馬予想家Noa(のあ)です。

この記事では9月21日に中山競馬場芝2200mで行われるG2セントライト記念の最終見解と買い目を公開します。


過去にはキタサンブラックがこのレースを勝ったのを皮切りに歴史的名馬へと昇りつめていきました。今年は本番の菊花賞で無敗の王者が待ち構えていますが、キタサンブラックのようにあの壁を越え、歴史に名を遺す名馬が生まれるのでしょうか。

ステップレースとはいえ胸躍らすレース。

今年はかなり予想に自信があります。

予想見解で読者の皆さんに伝えたい情報が沢山あるので、前置きは少なめに、さっそく本題に移っていきましょう!


1.トラックゾーン


・ G2セントライト記念 2015~2019年

AT(平均走破時計) 2:12.6

AH(平均上り3ハロン) 35.3


・ 2020年セントライト記念

想定トラックゾーン 【D】

想定走破時計 2:13.0~2:14.0

想定上り3ハロン 35.3~36.3

トラックゾーン イラスト

今開催の中山競馬場の芝コースは総じて「タフな」状態にある。それはトラックゾーンを見ても明確で先週の京成杯AHも結果は【D】のゾーンを記録し、AT、AHよりかなり遅い時計を記録。今週もその傾向は継続しており土日の競馬でもトラックゾーン【D】判定が続出している。


2.血統傾向


セントライト記念は馬場改修後の5年間でディープ産駒が1勝しかしていないレース。

馬券内馬は5頭出ているが上位人気(5番人気以内)に支持されたディープ産駒が10頭いたにも関わらず複勝回収率49%、単勝回収率10%という残念な結果に終わっている。

ダービーやオークス、ジャパンカップなどなど日本の主流条件であるG1で数多くの勝ち馬を輩出しているディープインパクトの期待値がここまで低いのはセントライト記念が非根幹距離で行われるから。

非根幹距離とは(1400,1800,2200,2500m)といった400mで割れない距離の事。日本の競馬はほとんどが400mで割れる距離で施行されるため、そこで好成績を残した種牡馬が評価されるが「レースによって要求される能力は異なる」のでそうした上位種牡馬は逆に非根幹距離では凡走する。現にジャパンカップを外国馬(欧州馬)が1,2着したのは中山競馬場の2200mで行われた年のみ。非根幹距離では日本型血統<欧州型血統がパフォーマンスを上げる。

そして去年の有馬記念(2500m)でワールドプレミアが好走したように非根幹で「タフな」小回りコースではドイツ血統が好走する。ワールドプレミアの母父はドイツの名種牡馬アカテナンゴ。母自身がドイツからの輸入馬でした。


3.最終見解


それでは「セントライト記念は「タフな」馬場で非根幹距離に強い馬やローテーションを評価すればいいんだ」という予想のもと、今年のセントライト記念最終見解を発表させていただきます。


◎10番 ヴァルコス

〇6番 バビット

▲4番 フィリオアレグロ

穴11番 ココロノトウダイ

△7,9


本命は10番 ヴァルコスです。

画像2

まずはローテーションから。前走ダービーはトラックゾーン【A】判定。「軽い」馬場での結果なので今年のセントライト記念には直結しない。非根幹距離でパフォーマンスを上げる馬は当然、根幹距離ではディープ産駒等の主流血統に劣る。正確に表現するなら、別に非根幹距離でパフォーマンスを上げる馬なんていない。ただ主流血統は根幹距離同様のパフォーマンスを発揮できず凡走するのに対し欧州型血統はパフォーマンスを維持できるため相対的に馬券内にくるのだ。

つまり過去に非根幹距離で好走している馬は素直に評価すべき。ヴァルコスは4走前にセントポーリア賞で4着に負けているがこのレースは「内有利」「前有利」バイアスが強烈だった。大外ぶん回しで4着に来れただけでも驚異的な結果。高い適性を示した。

ヴァルコスの父はドイツの名種牡馬ノヴェリスト。日曜の「必勝競馬ガイド」の購読者なら既視感のある内容だろうが、今の中山競馬場ではノヴェリスト産駒が穴を連発。強烈だったのは土曜の4Rとメインレース。共に人気薄のノヴェリスト産駒が馬券内に好走し高額配当が飛び出した。ノヴェリスト産駒はむやみに買いあさっても年間収支がマイナスになる日本の競馬への適性は低いタイプの種牡馬。ここまで好走するのは馬場が合っているからだ。

ノヴェリスト産駒というだけではさすがに日本の重賞レースを追走するスピードに欠ける。母型には日本で実績のある牝系が必要。ヴァルコスの牝系はウインドインハーヘアを祖母に持つ。ウインドインハーヘアは言わずもがなディープインパクト、キタサンブラックの父ブラックタイドの母。日本の名牝系を持つのは◎。この牝系からは他にもレイエンダがセントライト記念で好走している。


バビットは1800m重賞勝ち馬。前走のラジオNIKKEI賞はトラックゾーン【D】判定でセントライト記念でも素直に評価したい。前走は「前有利」バイアスがあったが、今の中山も前は残りやすい馬場。

父ナカヤマフェスタは中山実績のある馬。その父ステイゴールドはセントライト記念勝ち馬を複数輩出。馬場改修後もジュンツバサが人気薄で馬券に。その後に出走してきた父ステイゴールド系の馬は1800m実績がない馬や母系がスタミナ寄りで基礎スピードで劣っていたタイプも多い。

バビットは母父タイキシャトルでスピード能力も兼ね備えており適性◎。


フィリオアレグロはディープ産駒だが1800m重賞で3着の実績あり。その共同通信杯も「内有利」「前有利」を外枠からのレースで馬場バイアスの不利を受けていた。兄のサトノクラウンは非根幹距離の宝塚記念勝ちや京都記念連覇など400mで割れないレースでは無類の強さを誇った。

ココロノトウダイは面白い穴馬。この馬はレースの上り3ハロンが34.6秒以上かかった場合、連対率100%。もちろんそれらのレースのトラックゾーンは【D】だった。父エイシンフラッシュの母はドイツG1勝ち馬。母系には中山で数々の波乱を生み出してきたトゥザ1族がおり、フェアリーポルカなどが近年ではそうであったように古馬になってから本格するのもこの1族の特徴。夏を超えての上積みにも期待が持てる1頭。


4.買い目


馬連 10-4,6

ワイド 10-4,11

3連複  10-4,6,7,11-4,6,7,11

           10-9-4,6,7,11

               4-6-7,9,11

3連単 BOX 4,6,10 

     BOX 4,10,11

        1着固定 10→4,6,7,9,11


5.最後に


私のセントライト記念予想はいかがでしたか?

今年は人気馬の取捨がとても大事だと思います。この記事を参考にどの馬を評価し、どの馬を軽視するのか。それに頭を抱えるのも競馬予想の醍醐味だと私は思いますよ(笑)。


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それではここまでご覧いただきありがとうございました。

読者の皆さんがこの記事を読んでセントライト記念を的中させられることを祈ってます!

また別の記事でお会いしましょう!


競馬予想家Noa(のあ)


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