ディスペランツァを考察してみる。

こむばむわ、のあです♪
今日はXでのフォロワーさんからディスペランツァの見解をとお願いされたので書いてみたいと思います♪
出資馬でもなく、既走馬でもあるのでちょっぴり気が引ける部分はありますが、変に忖度していては意味がないのでやる以上は自身の見解を書いていきたいと思います。

まずは父ルーラーシップ。
こちらはトニービン持ちの例に漏れずトニービン感満載の種牡馬です。
大飛びで直線加速に優れ、タフな競馬で真価を発揮する種牡馬。

そして母父はメダグリアドーロ。
キレや瞬発力といった適性には恵まれませんが持続力に優れた適性を伝えます。
器用さも併せ持ちワンターンではなくコーナー4つのコースに適性を伸ばします。

母母父はデインヒル
豊かなスピードを伝え、持続力に優れた血。

これらを併せ持つ血統構成であり、かつ主導とする血のクロスも見出せない以上は、持ち合わせた適性を精査する他ありません。
が!!
一貫した適正特化があります、上記を見て頂ければお分かりかと思いますが持続力特化です。

ルーラーシップはトニービンが強く出た種牡馬でありますが、同時にキングカメハメハを経由したラストタイクーンを持っており、機動性や器用さを併せ持つ事に成功しています。
最大パフォーマンスはトニービンらしい大味な直線加速・持久力・持続力を活かす競馬ですが、そのタフネスを活かした上での小器用さを持っている事は強みであると思います。

当馬自身も小倉2000(5着)、阪神2000(1着)、京都2000(6着)と小回りコースで適性を示しています。
上記3つのコースをルーラーシップ産駒は得意としていますし、中距離のカテゴリーの中では成績の良いコースです。

しかしながら、持続力をより活かせるクラシックディスタンス以上の距離に魅力を感じる血統構成。
ただし、ルーラーシップ産駒が得意とする東京2400に対しては当馬は不安点もあります。
それはメダグリアドーロの瞬発力・キレ味不足です。

ここで兄であるファントムシーフとの比較をしてみましょう。
ファントムシーフは父ハービンジャーであり、母系が持つ血統的適正との親和性で当馬は劣ると感じざるを得ません。
デインヒルを活かす濃いクロス、ハービンジャーの適性と母系の持つ適正の一致は素晴らしいものがあります。
ファントムシーフの共同通信杯は正直適正外だと思っていたので驚かされましたが、その他の成績は血統的な額面通りの成績に感じます。

しかしながらルーラーシップが東京2400で上昇するのもキレや瞬発力の優れているからではなく、持久力と持続力でタフな競馬ができるからという所ですのでディスペランツァ自身がまだ未経験なそういったコースでどういう適性を示してくれるかは興味深いですね。

最後に個人的な見解を示しておくと、兄であるファントムシーフよりもスイートスポットの汎用性は高い可能性があるけれど、スイートスポットにハマった時の破壊力は劣るという見解です。
ファントムシーフ程は特化しきれていませんが、その分の汎用性には期待できるという感じですね。

蛇足ですが、個人的にはルパンⅡはハービンジャーの様に適正特化を突き詰めるか、メダグリアドーロの持つサーアイヴァーを刺激して適正補完をするような配合が面白いと思います。

以上をディスペランツァの見解とします♪
非出資者が勝手な事を言ってしまって、気分を害される方もいるかもしれませんが、お許しください。

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