長い長い大学生活を振り返ってみる Part3 2016.08~2017.02

From.福岡の久留米から

前回の続きからですね。3件あるインターンシップのうち最後のインターンが始まったころの話からだったのでそこから話していきます。

最後のインターンシップは、結構な人が知っているであろう小売店だった。たくさんある商品のほとんどを低価格、主に100円で売っているお店だ。その特徴でわかった人はわかると思う。

そこが一番厳しかった。何も知らずに1件目と2件目が簡単だったから、最後のも余裕だと思っていた僕は大ダメージを受けることになる。5日間あるうちの最初の3日間は企業説明と店内の見学だった。

そこでさらに余裕だと確信してしまう。4日の朝、何も考えずにいつも通りインターンの会場に向かう。いつもと変わらずプログラムがスタートする。だが会社の人の様子がいつもと少し違った。

急に本格的な行事で焦る


ちょっと厳しいようなピリピリしたようなものを感じた。その予感は的中したものだから、その時ばっかりは過敏な自分を少し嫌いになりかけた。どうやら班ごとに分かれて店内で商品を売ってみようというものだった。

売り方を何も知らない子供の僕がその言葉を聞いたときに、ものすごく動揺したことは誰が見てもはっきり分かったと思う。そんなことはよそに予定通り班ごとに分けられた。

その結果4人ずつのグループだった。4日目は決められた商品を店内で売り続けるだけの一日だった。形式上のノルマ、というか目標が決められてわからないながらに怒られながら商品を売り込み続けた。

こんな感じでただひたすら売り続けていただけだから、目標達成できたかどうかはもう想像するに足りない。当然目標失敗、それで正直へこんだけど、そうも言ってられない。

なぜなら最終日がまだ残っている。その最終日はこの5日間を通してどうだったか、またはその企業がどういったところなのかを社員さん方を前にして発表するというものだった。

それも班ごとに行う。社員さんからはユーモアと元気さの2つの言葉だけ与えられた。当時の自分にとってはヒントが少なすぎてわからず、とにかくカラ元気だけで噛みまくりながら発表した。

僕としては最悪の出来だったが、意外にも評価されていた。どうやらカラ元気がめちゃめちゃはっきり言おうとしていたみたいに捉えられたようだった。

まあこんな感じで夏休みをすべて返上して経験した3社の長い長いインターンシップが終わった。経験できたという充実感と苦手な部分とか場所が確認できたことに大きな手ごたえを感じていつもの大学生活へ戻っていく。

終わった後の転機


夏休み期間が終わって、後期の講義が始まる。前期と同じようにただ何気なく授業に参加する日々を送っていた。そんなまた内容の薄い講義ばかりで虚無感に襲われそうになった僕にまた電撃が走るような情報が飛び込んできた。

ある講義で卒業生が話す時間があった。いつも僕にとって興味のない話ばかりされていたその時間に、ある卒業生がワーキングホリデーについて話していた。

ずっと海外へ行きたいと考えていたんだけど、普通の留学では単位の獲得が全然できないことがわかって困っていた時のまさに助け船だった。その人に聞くと、

ワーキングホリデー、略してワーホリは学校のカリキュラムとは一切関係のないシステムで1か国1度しか取得することのできないビザらしい。1年間のうち最大15週間学校に行くことができて、そのあとは自由。

やりたいことが多かった僕にとっては、休学という選択肢がとてもありがたかった。早速詳しく聞くべためにその講義後その人に話を聞きに行った。

講義後1時間くらい話した後にワーホリに行くための非営利組織を紹介してくれた。紹介からは早かった。その日家に帰って親への報告と許可をもらって次の日に電話をして詳しく話す日程を予約した。

問題なく、海外に行く計画を立てられたことが大満足だった。そのおかげもあり、次のどの行動にも抵抗感がなく、やる気を持って挑むことができた。海外に行くことが決まったが、あと1つやっておきたいことがあった。

次のバイトで資金調達


ドラッグストアを辞めてから、バイトをしていなかったから何よりもまずバイトを探さないといけない。親はワーホリ代は出してくれると言ってくれたが、全部出してもらうのも申し訳ないと感じたから少しでもワーホリ代を稼ぎたかった。

そのために見つけたバイトは、デリバリーのバイト。原付の免許は高校生の頃に取っていたから運転も問題なくできたし、何よりあまり店内の人と関わりたくなかったからデリバリーはちょうどよかった。

それはうまくいって、ワーホリまで続けることができた。と言っても4か月くらいだけど。その間、休学手続きやワーホリの手続きをしてくれる仲介業社とのやり取りを進めていた。

毎回良いことがあったら悪いこともある僕はその時は不思議なくらい何事もなく、幸せな時間を過ごしていた。実は人から見たら不幸なことがあったかもしれないけど、

そう感じることがなかったから、幸せというのは考え方かもしれないと振り返ってみてそう思った。そんな日々を過ごしながら、後期の講義も無事終わり、いよいよワーホリに行くときが来てしまった。

次回ワーホリに向かって心身ともに向かっていく。では、また明日。

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