【七峰】「島本和彦のZEKKYO大学」を見たか君は
それはURLの無い告知ツイートから始まった。
山田玲司のヤングサンデー6月21日回で「始めたい」と話していたことが現実となったかたちだ。
記念すべき第一回は夏コミと「LIVE A LIVE A LIVE in HACHIOJI 2023」直後の収録ということで、島本先生の喉がガラガラの状態で進められた。
YouTubeで収益化達成およびメンバーシップが解禁となるまでは、有料部分はニコ生が中心になる。
島本先生といえば「島本和彦のマンガチックにいこう!」での時に豪快で時に繊細なぶっちゃけトークの印象が強く、しかしながらアーカイブの残る動画チャンネルではもう少し発言が控えめになるのでは……と視聴前は想像していたが、それはまったくの杞憂だった。
いつか椅子が壊れるんじゃないかと思うほど縦横無尽に身振り手振りをし、枯れた喉を絞り上げるようにして先生の漫画そのものの「島本節」がさく裂する。
隣で打倒岡田斗司夫をぶち上げつつも、考察系動画チャンネルとして同じくらいには古株の山田玲司氏も聞き手として島本先生をアシストしてみせる(キラーパスも含めて)。
総じて見ごたえ・聞きごたえのある第一回で、有料部分ではさらに庵野・宮崎両監督などに踏み込んだトークも聞けて面白かった。
今後の配信日程は現時点で不明だが、ニコ生では9/17(日)20時から生放送が予定されている。
島本漫画ファンのみならず昭和40年代の世代トークに興味がある人も巻き込んで、広く愛されるチャンネルになることを願いたい。
(終)