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特別な日

学校もない最近は昼前に起きる私が、今日は珍しく早起きをした。好きな音楽を聴きながら久しぶりにちゃんとメイクをした。出来は良くも悪くもない。

バスに乗って目的のお店へ行くと行列が出来ていた。ルンルンだった気持ちが一気に緊張へと変わる。目が悪いながらもレジの横に並んでる狙い物の個数を確認する。もう少しで私が買える番に近づく。私の狙い物は残り2つ。前に並んでる2人が買わなければ私は買える。

結果から言う。買えなかった。前に並んでいた2人が残り2つを買っていった。予想外だ。まぁ、人生こんなもんだろう。

次の目的地へ行く。数は十分あるのを確認。ほっとした。これまで買えなかったら「人生こんなもん」では終わらせられなかった。さっきのお店で買ったタピオカを飲んで待った。今いるお店もタピオカ屋さんだ。私は馬鹿だ。シンプルにそう思った。まぁ、人生こんなもん。自然と耳に入ってくる後ろに並んでるカップルの会話が気に障る。怒ってやろうかと一瞬思ったが、何とか気持ちを抑えた。今日という日に「イライラ」という感情は必要ない。

さすがにタピオカを飲む気にはなれなかった。だからスムージーを買った。甘すぎる。無理だ。一口飲んで悟った。それでも欲しかったものは手に入れた。可愛すぎる。感想はそれだけだ。

その時の私の体は甘い物でほとんど満たされていた。この後も甘い物を食べなければならない。普通に死ぬ。そう思い、ジャンクフードを買った。

ふと思った。買わなければならないものがあると。そう思い近くの店に入り、店内を回る。品揃えが悪すぎる。まぁ、人生こんなもん。

そしてまた次の目的地へ向かう。店の場所が分からない。友達も文句を言わず調べてくれる。優しい人だ。調べると、10歩程歩いたところにあった。灯台もと暗しとはこういうことだろうか。店内は汗をかくほど暑かった。そんな中、完成品を見る。これもまた可愛すぎる。

そして最終目的地へ。買った全てを机に広げる。可愛いで溢れてる。私達のお気に入りソングが鳴り響いてる。顔をあげればカッコイイが広がってる。この空間は幸せだ。幸せでしかない。

この幸せな空間にもっと幸せを増やそうとDVDを用意してもらった。リモコンが反応しない。またスタッフさんを呼び出す。

リモコンを交換してもらった。映った。可愛い。

トイレから帰って来ると予想もしてなかったものが飛んできた。見た瞬間悟る。これはカオスだ。案の定カオスだった。だがそれは私を幸せにした。

予想外だったものが終わり、またDVDを見ようとした。画面が真っ黒だ。またスタッフさんを呼び出す。さっき来てくれた方と一緒の方だ。すぐに対処してくれた。思わず「天才だ」と口に出してしまった。意味が分からない。なぜ私は口に出したのか。まぁ、人生こんなもん。

DVDを見終わり、ダラダラしていると今度は予想していた幸せが飛んできた。可愛い。天使のようだ。

そして幸せな気持ちで今日一日が終わった。

今日は私の愛しいボムギュの誕生日だった。朝から彼のカプホを求めて行列に並んだ。ケーキは一週間前から予約してボムギュが素で笑ってる写真を乗せてもらい、メッセージもハングルで書いてもらった。トゥバのLIVEを見た。ボムギュがVラをしてくれた。バンタン兄さん達もVラをしてくれた。

去年まで特別でも何でもなかった3月13日が、今年は特別だった。まるで自分の誕生日かのように幸せだった。ボムギュは今日幸せだっただろうか。

ボムギュが生まれてきてくれたことで今日がこんなにも幸せで特別な日になった人間が沢山いることを、ボムギュ本人も知ってくれていたら嬉しい。

ボムギュお誕生日おめでとう。私はあなたに出会えてほんとに今幸せだよ。いつもありがとう。そしていつもごめん。私たちの愛は時には力になって、時には負担になっているよね。

人は他人に「あなたらしく」という言葉をよく言うけど、私はあなたにその言葉を言いたくない。私が思ってる「ボムギュらしく」 と ボムギュが思ってる「ボムギュらしく」は違うかもしれないから。

だから私はこの言葉をボムギュに送る。

ボムギュ、私はどんなボムギュでも味方でいるよ。どんなボムギュでも愛するよ。

サランへ

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