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【前編】嘘だらけ陰謀論Youtuber論破【嘘拡散で金儲け】

※この記事はあくまでも公共の利益の為事実に基づいた情報共有を目的としたのものであり、当記事及び元動画に出演している人物・関連しているいかなる人物を侮辱する目的もありません。


皆さんこんにちは。

危険な嘘は許さないファクトチェックマンです。

ポジティブエボリューション(元ポジティブレボリューション)のめいこという女性Youtuberが新型コロナウイルス及び感染症やワクチンに関するかなり悪質なデマをばらまいていましたので、有志で反証動画を作ってYoutubeチャンネルで公開していました。

が、公開から1か月ほどでポジティブエボリューションからYoutbeに『申し立て』があり、現在この動画はYoutubeでご視聴いただけなくなってしまいました。正面切って反論すらできなかったんでしょうね(笑)実に哀れです(笑)

しかしデマにハマる人を引き留めるためにも反証を残しておくことは重要ですので、こちらで文字起こし+画像で公開する事にしました。

『』内はめいこ発言、画像とそれ以外の文は反証となっています。


反証1

デマ『2019年12月30日、ソーシャルメディアでSARSウイルス患者が出たかもしれないという噂がネット上で流れる』

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反証2

デマ『2020年1月1日ドイツシャリテ所属のクリスチャン・ドロステン博士はネットの噂を完全に信頼して(中略)コロナ検査のためのPCRテストを開発し始める』

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反証3

デマ『テスト完成は1月21日に非公式に発表される』

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反証4

デマ『お・な・じ・くぅ、同日だよ❔WHOはこのドロステン博士の信頼性を確かめる事はなく、世界のスタンダードテストとして使うように、世界各国に推奨する』

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反証5

デマ『2月3日、調査チームはこの報告書をもとに、正式に新型コロナウイルスの全遺伝子を解読した経緯をまとめ、論文を公開』『日本時間3月12日、この論文が認められ新型コロナウイルスはWHOによってパンデミック指定された。』

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反証6

デマ『2009年の定義でいけば、コロナウイルスはパンデミックではない』

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反証7

”Although our study does not fulfill Koch’s postulates, our analyses provide evidence implicating 2019-nCoV in the Wuhan outbreak.”

という高校レベルの英文

デマ『しかし我々はコッホの原則を満たしていない。分析は武漢での2019年版コロナウイルス発症を示唆する証拠を示している』

と日本語(誤)訳… 

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このレベルの語学力で"論文読んで"、しかも専門家たちを"論破"した気になるとか…冗談にしてもかなりキツイっすよ、マジで(笑)

何はともあれ高校卒業レベルの英語力がある方はこの段階で彼女の胡散臭さを見抜いたでしょうね。


反証8

デマ『(コッホの原則は)感染症とか病原体を特定する為に欠かせない4つのステップ』(Wikipediaドーン)
『新しい病原体を認定するためには絶対に欠かせない、必要な科学のゴールドスタンダード』

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基本的に彼女の動画からは『どうせお前ら英語もドイツ語も分かんねぇんだろ❔嘘ぶっこいても余裕余裕~』って感じがしますね。

このご時世、英語もドイツ語もできる日本語話者なんていくらでも居るのにね^^

彼女の周りには居ないのかな❔


反証9

デマ『この(コッホの原則に関する嘘の)ルールを理解した上で(略)』

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今回の件については無価値どころか有害ですね。


反証10

デマ『改めて分かり易く翻訳するとぉ、(論文を訳している様に見せかけながら自論を展開)新型ウイルスについて色々と書いてきたけれども、ウイルスを特定する為に絶対条件、科学のゴールドスタンダードであるコッホの原則は守ってない』

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反証11

デマ『因みにコッホの原則を使った決定的な新型コロナウイルスの存在証拠というのは、色んな人、ジャーナリストなんかが探してるんだけど、未だに、今ん所、証明されてません』

『ドイツのジャーナリスト、トーステン・エンゲルブレヒトとか、研究者のコンスタンティン・デメターを初めとする人々が世界中の健康機関(❔研究機関のことか❔)、厚生省に問い合わせをして、何度も問い詰めているんだけど』

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OCGについては後程別にまとめます。


反証12

デマ『ウイルスの分離・純粋化に成功したという風に公表している機関すべてが、"ウイルスの分離・純粋化はしていません"とか、"コッホの原則を満たしていません"とか(中略)いう返答が返ってくるという事なのね』

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相手の答えを誘導する為に詐欺師が使う典型的な手法ですね。

実に悪質です。

Study1の場合

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Study2の場合

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Study3の場合

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Study4の場合

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これ、研究者たちから訴えられても文句言えませんよ。

通常一度でもデータ改ざんや研究結果を捏造した研究者はもうその分野ではやっていけません。

一体どういう仕組みで世界中の研究者や機関がこれまでの実績や信用を擲ってまで揃って嘘をついていると考えているのでしょうか。

「何かわかんないけど超巨大な悪の組織がいてぇ、そこから金が出ててぇ」って妄想を炸裂させているんでしょうか。

あのね、金じゃなくて世のため人のために毎日頑張ってる研究者だって沢山いるんですよ。

研究者/権力者/金持ち/エリート=悪 って考えの人はエンタメの過剰摂取です。


反証13

デマ『ドイツで大型デモを主催してきたのが、Querdenkenってチームなんだけど、(中略)スイスのすごく有名な細菌学者Marcel Tanner(中略)その人とのインタビューに成功してるのね』

『その人(Marcel Tanner)がどれだけ有名かっていうと、WHOで活躍してた人で、ビルゲイツも個人的に知ってるような人だし、(中略)スイスの政府のアドバイザー学者でもあるっていう人です』

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Tanner博士は学者・研究者として実績のある方ですが、彼女はビルゲイツを個人的に知っていれば人間としての信頼度が上がると思っているんでしょうか❔ミーハー❔

ちらっと出て来たフェイクニュースサイトKla.tvについても後程別記事でまとめます。


反証14

デマ『(Querdenkenのサミュエル・エッカーが)ティール教授とメールでやり取りを開始したわけです。(中略)だけど、未だに正式な証明、まぁ証拠と言うのは提出されていないと(略)』

『これは何を証明ってか意味しているかって言うと、新型コロナウイルスをコッホの原則通り分離(中略)・純粋化して証明したという人・機関が世界中どこを探しても未だ見つかっていない、という事なのね』

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最初に視聴者に"コッホの原則は絶対である"という嘘を強く植え付けて、その間違ったルール(笑)の上で更にデマをかぶせてきています。(反証8~10参照)

詐欺師の典型ですね。


反証15

デマ『このスタディの問題を武漢海鮮市場の衛生環境を考えると、食中毒などの可能性をすべて無視して、新型コロナウイルスもしくはSARSウイルスが発生した、って言う風に予測したって言うのは理解に苦しむと』

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反証16

デマ『それから、非定型肺炎の可能性をなぜ無視したのかっていう話で』

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したり顔で『非定型肺炎の可能性を~』とか言っておいてこれは恥ずかしい~❕

なーんにも分かってない事がバレバレですよね(笑)

自分で"非定型肺炎の可能性"を疑う知識があったのなら、そもそもSARSコロナウイルスが非定型肺炎を引き起こす事も知っていたでしょうけれど…誰かから適当な情報貰って、確かめもせず発信したんでしょうね(笑)

連続した知識ではなく、自分に都合のいい知識ばかり集めるとこういう事が起こります。皆さんもお気を付け下さい。

いや~、それにしてもハリボテの知識で専門家たちを"論破"っすか…流石~^^

更に

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更に更に

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君絶対論文読んでないだろ(笑)って事態が目白押し❕

せめて自分が引用する論文くらい読もうよ~(笑)


あーやだやだこっちが恥ずかしくなっちゃう(*ノωノ)

共感性羞恥が爆発したところで、後編に続きます。

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