【AJCC2020の予想】

こんばんは、負けん王です。

今週はAJCCの展望をして行きたいと思います。

注目は一昨年の有馬記念覇者で、凱旋門賞帰りのブラストワンピース。中山は得意中の得意で斤量も57㎏ですし、調教を見ても非常に良い動きで仕上がりの面でも抜かりはなさそう。鞍上も引き続き川田将雅騎手ですから、特に不安材料もなく人気に応える準備は万端といったところでしょうか。但し、このAJCCはそういった鉄板と思われる馬が過去に幾度も敗退を繰り返した鬼門のレース。そうそう簡単には勝たせてもらえないというのが筆者の見解であります。

次に挙げておきたいのはミッキースワロー。同舞台となるセントライト記念ではGⅠ2勝馬のアルアインを置き去りにするパフォーマンスで快勝しており、その他にも2018年の同レースで2着、昨年のオールカマーも2着と基本的に相性は抜群と言って良いでしょう。普通に回ってくれば上位争い必至の1頭ですが、如何せん日曜日は昼まで雨予報となっており脚質や走りからも湿った馬場はマイナス。当日の馬場状態を鑑みて印を変えなければなりませんが、前が落ち着く展開予想含めてやや割り引きたいと思います。

前売りオッズの順で言えば3番手評価はラストドラフトでしょうか。前走の中日新聞杯は直線抜け出して勝利を確信した瞬間、ゴール前で追い込んだサトノガーネットに差し切られる展開のアヤで負けた1戦でした。そこから在厩でしっかりと乗り込まれ、最終追い切りでも素軽い動きで非常に好仕上がりを予感させます。但し、こちらも馬場悪化は好ましくないタイプで天候次第ではミッキースワロー同様に印を下げざるを得ないタイプ。個人的にはこの2頭はセットで展望を考えております。

4番手にはスティッフェリオ。前走の有馬記念は適距離でない2500mでアエロリットのハイペースを単独2番手からの追走と、先ず好走を見込めない記念出走の様な内容でした。それ故全くの参考外とし、昨年のオールカマーを楽々と逃げ切った同舞台という事からも強調材料は多いのですが、問題の最終追い切りの動きがイマイチ。今回も単騎の逃げが予想され展開利はあるのでしょうが、オールカマーほど競馬がハマるかと言われればやや疑問符が付きます。

5番手は明け4歳のニシノデイジーですね。菊花賞は距離が長くノーカウント、セントライト記念も後方から行き過ぎで競馬になっておらず日本ダービー以降まともに走っていないのが現状です。調教では抜群の脚捌きで好調をアピール。中山を知り尽くす田辺裕信騎手に乗り替わるのも心強いですが、こちらも雨が少し心配な1頭となります。本来はキレ勝負に持ち込みたいところですが、雨で上がりが掛かる様な競馬になればパフォーマンスは低下すると見てやや評価を下げたいのが本音。

続いて、ステイゴールド産駒のステイフーリッシュ。こちらは前走のチャレンジカップで不可解な大敗を喫してはいますが、昨年は年間を通して言えば重賞でほぼ馬券圏内に入る安定した活躍を見せました。今回、鞍上強化となるC.ルメール騎手。普通に回ってくれば上位争いは濃厚なのですが、追い切りの動きが今ひとつで凡走してもおかしくはありません。騎手が理由で過剰人気する様なら思い切って消したいところでしょうか。

7番手に牝馬のウラヌスチャーム。こちらはエリザベス女王杯、京都大賞典と不甲斐ない結果に終わっていますが、こと中山競馬場に限れば話は別。過去4度走って1勝2着3回とパーフェクト連対を果たす絶好の相性を誇ります。ルーラーシップ産駒で今の力を要する馬場も合っており、最終追い切りの動きも秀逸でした。後はデータ的に良くない最内枠をF.ミナリク騎手がどう乗りこなすか次第で穴を開ける演出も有り得ると思います。

後はグローブシアターやサトノクロニクルなどの良血馬も出走しますが、上記にあげた7頭で決着する可能性が非常に高いレースとなるでしょう。それらを踏まえて、筆者が見出した展望は以下の通りです。

☆負けん王のAJCC予想☆
◎ブラストワンピース
◯ウラヌスチャーム
▲ニシノデイジー
△スティッフェリオ
△ステイフーリッシュ
×ミッキースワロー
×ラストドラフト
×グローブシアター

《展望まとめ》
前述と矛盾して来ますが、ブラストワンピースにはここをあっさりと突破して大阪杯で二つ目のタイトルを獲りに行ってほしいところ。勝つか負けるかハッキリしているタイプで、ここは川田将雅騎手との相性を考えてもしっかり動かして来ると判断します。そうなると、それを追い掛けた前後の馬が最後に脚が上がってしまい、インベタを回って外に持ち出したウラヌスチャームが追い込んで上位入線という流れが理想的な形となります。唯一、ブラスストワンピースを負かせるとすればハマった時のニシノデイジー。ポテンシャルは世代屈指の存在で、中山で乗らせたら右に出る者はいない田辺裕信騎手が仕事を果たしてくれる可能性も十分です。天気の事も考えて人気のミッキースワローとラストドラフトは抑えまで。勝ち切るイメージのないスティッフェリオとステイフーリッシュは連下で良いでしょう。高配当を期待するなら、スティッフェリオを制して単騎逃げでペースの主導権を握った時のグローブシアターです。

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