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ワープアから見た税金② もう無理ポ編
ワープア視点から語る税金第2弾。今回は貧民にとって最も恐ろしいヤツを取り上げた「もう無理ポ編」。まとめてみると、そのほとんどが正式には税金と呼べないメンツであることに気づく。まあぶっちゃけ呼称はどうだっていい。国民から強制的に巻き上げるシステムに変わりはない。
※前提条件
・ワープア視点
・独身
・年収0~200万の給料生活
・2023年時点でのお話
・税金と呼ばないモノも含む
もう無理ポ編
スター性抜群の消費税
商取引すると知らぬ間にぶんどられてる税。
どんなに節約が上手いワープアでも、年間で支払った消費税を全部合算すると、かなりの額になる。もっとも話題にされやすく、国民の反感をモロに浴びるポジションにいながら、わりと大胆に凶暴化を続ける税金。
平成時代幕開けのドタバタで生まれ、3%→5%→8%→10%→インボイス導入、という具合で進化してきた。日常の買い物に直結する税金なので、バカでも増税に気づくことができる。
ワープアにとって厄介なのは、税のインパクトをあまり感じられない点だ。貧民の買い物は総じて安い。金持ちみたいに車や高価な家電をバンバン買ったりしない。よって1回の買い物で支払う税は、せいぜい何十、何百円といった程度になる。
なのであまりダメージを感じられず、これなら耐えられると思ってしまう。どっちみち買い物自体は避けられないしね。しかしながら年間ベースで振り返ると、中堅ぐらいの強さを持つモンスターだ。スライムの攻撃だって1年も放置したら致命傷よ。
また消費税は、そのスター性を利用して増税反対の矢面に立ち、他の増税から目をそらさせるところがスゴイ。その証拠に、消費税率の歴史は誰でも語れる一方、その他もろもろの税金でどういう増税・改正があったかを即答できる人はほぼいない。
令和5年の今はインボイス導入が話題になった。制度そのものは、社員やバイトで働くワープアには関係ない。ただその導入を巡って賛否がわかれ、国民同士で言い争いになっていたのは興味深かった。お互いを論破することばかり夢中になって、批判が国を向いていなかった。やはり消費税は話題そらしの天才なのである。
おまけにジョークも一流で、食料品となぜか新聞だけ税率が低く設定されている。国は新聞業界に逆らえないのだ。逆らえないけど隠しもしないのだ。もっと言うと、それでも国民は思い切った選挙投票をしないと、国は分かっているのだ。消費税ちゃんは骨の髄までスターなのだ。
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