性加害の被害者を責める土壌はここから醸成される

このニュースのコメント欄が予想通り地獄絵図になっている。

よくあるのはこれ。そんな服を着ているのが悪いという典型的な説教オジサン。

これもよくあるパターン。自分の身は自分で守れという説教オジサン。
こういう人たちは、本当に日本語理解能力があるのか?と疑ってしまうほど、文章が読めてないのね。
両記事に出ている女性は、露出の度合いに関わらず、同意なしに他人の体に触る行為は問答無用でアウト、という当たり前のことを言っているだけである。
自衛しろだのそういう服を着る方が悪いだのという説教は、的外れである。

こういう面白い説教もある。

読んでて笑ってしまった。
女性にドヤ顔でモラルを説いているつもりのようだが、”同意なしに他人の体に触る”不届者のモラルに対しては言わないの?
噴飯物の論理破綻である。
モラルを乱す性加害者に対して声をあげる事は、正当な権利なのだがね。


これも面白い。
社会を動物園と見立てて、加害者(予備軍含む)を自制の効かない動物と例えている。まあ実情はそうかもしれない。
社会を”動物園”と称して自衛を強要するのは、結果的に”加害者(動物)”の存在を容認することになる。
女性たちはその”動物的行為(加害行為)”をやめろ、と声をあげているのである。

どうやらこの”動物”を容認する空気感が、性加害の被害者を責める世論を醸成させる餌になっているようである。

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