ノーデイ夏夜@職人

出演者の事を書く。

まだ、スナッグ役の大嶋氏が合流してないので

ドン

こちらの5人から紹介しようと思う。
恐らく長くなるので下手(左)から

なんかあれだね。
演劇用語っぽく「下手(しもて)」って書いてみたけど「下手(ヘタ)」みたいに読めちゃう…笑

えー。下手ではないですよ。むしろ上手。
この場合の上手は上手で。
まずは向かって1番左手の

竹田航さん

航さんとは実は共演など一度もした事がない。

さよなら、かあさん。
の主演を担ってくれたKARUこと森原彩夏ちんに
公演終了後、お茶を誘ってもらった時に偶然会えたのだ。
なんでも、嫁ちゃんの作品が心に残ったとの事。

僕自身はコロナ禍でTwitterのスペースで一度お話させてもらったきりだったのだが、とても印象に残る人だった。
自身が主催されてる
「ギロチンメソッド」
https://guillotinemethod9.wixsite.com/troupe

での、脚本の話が興味深かった。
お酒を飲みながらのスペース参加だったので
記憶があやふやな点はご留意頂きたいが
脚本を一度書き、書き切った後で主役の存在を抜くと言っていた。
存在を抜くと言っても消すのでなく
抜く。いるのに出てこない。
そんな書き方ある?と、同時に演劇をとてもよく勉強しているんだなと言う印象を持っていた。

実際に顔を合わせてコーヒーを飲みながら語る彼は風貌からは想像できない(失礼)くらい
物腰は穏やかで、知識も人に合わせて伝えられる力を持ち声が素敵だった。
そして、何より話のリズムがめちゃくちゃ心地よい。
出会った時、ボトム役のキャスティングで何人かの候補は砂原(ドラマトゥルク)と話していたが
候補が全部吹っ飛んだ。

あっ。
僕の夏夜のボトムは彼だと。

自身でも演じた事の、あるボトムだが
この役は非常に難しい。
真っ直ぐにも気持ち悪くも愛嬌たっぶりにも
頼られる人としてもちょっと疎まれる存在としても。
最初の登場シーンからひたすらに自分の存在をアピールし続ける役なので、演じる役者のポテンシャルがめちゃくちゃ試される。
おまけに、唯一
職人、貴族、妖精と明確に絡むキャラクターなのだ。
観てもらえればわかるが

明確に絡む。

だからこそ、彼と話した時のユーモアさや
いかたが求めていた愛されるボトムになれそうだなと強く感じた。

稽古が始まってまだ、三回目だが
その自信は確信に変わりつつある。座組みを作る上で稽古序盤から台詞をしっかりと解釈し、身体の中にいれ現場でのオーダーに果敢にチャレンジしてくれる。そして、持ち前のユーモアもちゃんと発揮してくれている。
彼自身が演出家や主宰と言う肩書きの中でもがいた経験もあるのだろう。
出過ぎず、具合と塩梅で意見をしっかり伝えてくれる。
職人頭は夢麻呂氏だが
舞台上で遠慮する事なくやるやりとりは
みていて爽快なのだ。
本編を是非ご覧いただきたいのだが
通常の(真っ直ぐ演出したら)夏夜にはない仕掛けを
作ってくれた。是非とも彼の言葉遣いに注目してほしい。そして、身体の特徴をフルに生かした
見上げる芝居は乞うご期待だ。

これは、予感だが夏夜が終わってからも彼との関係は長く続く気がする。

こんな、ご時世だから
大声で笑いながら居酒屋で深夜まで話すことができず非常に残念だ。
コロナとの付き合いを演劇界が見つけた時、朝まで語り合いたいなと思う。
だが、彼のような存在は演劇界にとって非常に稀有なのでこれから先、ひくて数多になるだろう。

そして、きっとこのブログを流し見してくれるだろう。航さんに改めて伝える。

今回の出演オファー受けてくださり
本当にありがとうございます…!

千穐楽まで
何卒よろしくお願い致します。

No day but today in act
主宰 小森谷 朋基

ノーデイ夏夜 ロゴ。















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