曜日感覚がないことをかっこいいと思ってる人達
誰しもが1度は口にしたことがある言葉。
「今日って金曜か!!忙しくてもう曜日感覚ないわ」
これをかっこいいと思っている人がいる。
というか僕自身もかっこいいと思っていた時期がある。
誰しもが通る道。それが
曜日感覚がないことをかっこいいと思う時期。
たしかにかっこいい雰囲気は感じる。
なぜなら他の人よりも目の前のことにのめりこんでおり、曜日なんて気にする余裕がないくらい生活が充実している感じがあるからだ。
これに似たものがもう1つある。
「全然寝てないわあ」
である。
だが、これはもうかっこよくないことが自明になりつつある(ような気がしている)。
寝てないわあと嘆くのであれば寝ろよ。
寝れないくらい忙しいのかもしれないけど、寝た方が効率いいだろ。
という考えの世の中になっているような気がする。
しかし、曜日感覚がないことについてはまだ誰も手をつけていない(ような気がしている)。
だが断固として言わせていただきたい。
曜日感覚がないことは全くかっこいいことではない。
厳密にいうと、曜日感覚というものはもともと存在しない。
毎日畑や田んぼを耕していた時代からすると毎日は繰り返しであったからだ。
月曜日から金曜日まで働き、土曜日、日曜日に休むという形態をとられて初めて、曜日感覚というものができたのではないかと思う。
月曜日は2日間の休み明けであり仕事の始まりを憂鬱に感じる日。
水曜日は5日間の真ん中。まだ半分しかたってないのにこんなに疲れているという絶望を感じる日。
金曜日は翌日休みということもあり気分が高揚する日。
こんな風に曜日感覚というものは人の中に刷り込まれていったのではないかと思う。
だから現代においても、テレビも携帯も見ずに、太陽が昇ると農業をし、太陽が沈むと眠る生活をしている田舎の人がいればその人には曜日感覚というものは存在しないと思う。
曜日感覚の成り立ちはさておき、
現代の生活に曜日感覚がないというのは純粋にだらしないことに近いと思う。曜日感覚をなくしていいのは、部屋に閉じこもって作業をするような対人関係をあまり必要としないクリエイターさんくらいだと思う。
それ以外の仕事において曜日感覚はないよりはあった方がいい。
それでも
「今日って金曜日か!!忙しくてもう曜日感覚ないわあ」
と言う曜日感覚ない勢は、やはり曜日感覚があるにも関わらずかっこいいと思って嘘をついている可能性が高い。
なぜなら本当に曜日感覚がない人は曜日感覚というものを自覚せずに生きているからだ。田舎のおばあちゃんは
「今日って金曜日か!!忙しくてもう曜日感覚ないわあ」
とはいわない。曜日というものは知っているので
「今日って金曜日か!!」
とは言うかもしれないが、そこまでで止まるはずだ。
だいたい友達と会うときの連絡の時点でカレンダーとか見るはずだ。
見ないのであれば、それはかなりルーズでだらしない人だ。
そんな人はかっこよくはない。
曜日感覚ない勢は、おそらく何かにつけて曜日感覚をなくしたいのだ。
なんかかっこいいから。
しかしもう一度言っておくが
曜日感覚がないことは全くかっこいいことではない。
こんな人たちのことを考えていると忙しくて曜日感覚がなくなりそうだ。
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