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キリトリ

Cloverという漫画が好きで

内容は1〜4の数字を持つ特殊な能力の子たちの話

その中でも印象深かったのが一葉の能力の話。

数字が大きければその能力が計り知れないという内容で
一葉は自分がいつこの世を去るかがわかるというもの。

自分の寿命がわかる。

どこにいても、何をしていても、自分がいつこの世を去るかが分かって掠める。

でも恋人といる時と、歌を歌っているときはそれを忘れられる
その台詞が頭に残っている。

とても繊細で美しい絵で、内容も儚い。

✴︎✴︎✴︎
大学生の卒業旅行でスペインのグエル公園に行った時の写真が出てきた。

モザイクタイルが美しいベンチに、旅行中の恋人同士がピッタリとくっついてお昼寝をしていたのだけど

そのくっつき方が、どうなってるの!?という感じに面白くて

わたしたちはコッソリと、真似をして写真を撮った。
2人ずつに分かれて同じ格好をして…撮影してるわたしは笑いを堪えるのが大変だった。

ヤングなわたしたちには新鮮に映って真似したくなったんだろうね笑

懐かしさと笑いが込み上げて
この楽しい瞬間に戻った気がした。

記憶とは曖昧な断片のひとつだけど
写真ってこういう楽しかったことも思い出せるからいいなと。

とあるニュースを見て

キラキラと美しい瞬間を何度も繰り返し体験して見てきても
避けられない期間がある事
それはどんな気持ちなのか、わたしには軽々しく言えない。

『当たり前の事だから』と言われたらそれまでかもしれないけれど

また
切り取って
見返して
思い出して笑うような瞬間が
たくさん訪れると良いなと

そんな風に思った。

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