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場所が変わらないこと、人の中身は変わること

今日は毎年一度、知り合いがやっている大学の授業に呼ばれて、編集について話す日だった。前の会社の一年目から話をしているので、4年目になる。

おもしろいのが、毎年生徒が全然変わらないこと。2年目の時に、1年目と同じスライドでプレゼンをしようとしたら、1年目と同じ生徒ばかりでびっくりした。今日の生徒には、全員去年いた人だった。

あと、僕を呼んでくれる知り合いは、毎年僕を定点観測してくれているのが面白い。プレゼンがうまくなっているのか、人間として成長できているのかを、毎年フィードバックしてくれる。

一年に一回くらいの頻度でしか会わない人と、たまに会うのは好きだ。授業の報酬代わりの夕食に連れて行ってもらい、そこでお酒を飲みながら、その知り合いの人生の進捗を聞く。独立や息子・娘の話など、僕にはまだ現実味がない話を、腹の底からしてくれる。

そんな人が一人でもいてくれて、よかったと思う。それと同時に、普段から一緒にいる人だけでなくて、こういう定点観測してくれている人にも、自分は助けられているのだと思った。ロングスパンでも、ショートスパンでも、僕は他人に全く依存して生きているのだと思う。そして、それはいまのところ悪いことだという感じはしないのだ。