赤黒バスター(殿堂施行前)

みなさんあけましておめでとうございます。今回は10月からのGPから12月末のCSで総書記と2人?シェアし、5大会でベスト4とベスト8(2.4倍チーム戦)、4ー3した赤黒バスターについて書いていこうと思います。

1 赤黒バスターの特徴

赤黒バスターは守りをボルシャックドギラゴンを要として、守りきった後にボルシャックドギラゴンを攻撃へと転じるカウンター型のデッキです。ボルシャックドギラゴンのバトル効果と進化元のcipが効果で使用できる為、1枚のボルシャックドギラゴンで複数除去が狙えます。また、カウンターのみならず、大型の革命チェンジであるドギラゴールデンやカツキングjr等を武装チュリスから革命チェンジする事で早いターンに大型クリーチャーで殴り切る事が出来ます。ここまでは赤単チェンジと呼ばれる似たデッキがありますが、赤黒バスターは赤黒の多色クリーチャーを搭載する事により、ジャックアルカディアスによるカード破壊やイーヴィルヒートによる墓地回収、ベロリンガーによる手札破壊と言った多彩な戦術により相手を倒す事が出来る点が強みです。これらを搭載する事により、バスターが難なく採用出来、ワンショットが出来るようになります。

2 このデッキの調整経緯

このデッキは元々チームメンバーの総書記がCSで毎回握っていたが、シンガイギンガが環境に対して除去しずらい大型クリーチャーとして機能してた為9月のCSでシンガイギンガ入りの赤黒バスターで総書記に出てもらったところ2大会で7ー5(内1回ベスト16)と悪くなかった為GPでの使用候補に名乗りを挙げた。しかし、当時はカウンター要素が強く出ており、3tでアクションが取れるカードが8枚しか無く、事故が意外と多かったのが課題で、これを解消しなければならなかった。

2人で冗談交じりで出てきたのがMANGANOcastleだった。このカードは3t目にアクションが取れなくてもバルチュリスとの組み合わせで5点もしくはワンショットが期待出来、3tでジゴッチor革命チェンジを取ると追加打点としてフィニッシュ出来るという弱点どころか長所まで伸ばせるスーパーカードだった。最初は総書記のみ使用予定だったが、第3弾のカードがリリースされて2週間というスピードを考えると、アナダムドや青魔道具、扱いやすい赤単ミッツァイルと多く当たる事が予想し、有利が取れる為こちらも使用する事となり、名古屋と静岡でカードを調達し、総書記とシェアした。

GPからの東海での大会結果は

総書記GP本戦のみで対面が予想と違った事もあり1ー3

僕が3大会合計で15ー7でチーム戦5位に貢献しました。

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この時のリストはこちら

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GRと超次元と禁断を使用する事により相手に赤白サンマックスを意識させ、プレイを間違えさせた作戦も成功し、元のデッキタイプもそこまで対策がされてない事がこの成績に繋がったと考えます。

そして11月はお互いに使用せず、12月に構築を変更し、KDFサブCSで僕が使用し、3ー3。その後沖縄に戻った際に総書記が知人に貸した所7ー4の4位に入賞しました。(数枚GRが違っていたけど)通算勝率6割とこのデッキらしくブレ幅は大きかったですが、2枚のミクセル取れたのは良かったと思います。

3 デッキレシピ(最新版)採用理由と不採用理由

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こちらが12月のKDFサブCSから使っていたリストです。

ジゴッチ×4 

赤黒バスターにおけるサーチカード。クリーチャーの為攻撃にも参加出来る為バルチュリスのアシストや次ターンバスターからのジャスキル打点として使われる。

ジャックアルカディアス×4

小型クリーチャーの除去や、新世壊を壊すやらなんでもおまかせあれ。地味にスレイヤーついているのでフレア覇道の抑止になったり、大型クリーチャーを除去したり本当に便利。出来たらリメイクで6コストで小型カードを一斉除去とか出たら面白そう。

武装チュリス×4 

デッキの核その1。以下割愛

バルチュリス×3

チートカードその1。追加打点や、相手のSTやニンジャストライク等を避けながら出てくる為対処しずらいカード。赤黒というカラーながらも意外と使う盤面が多い。革命チェンジと同タイミングに宣言を忘れるケースがある為注意。

イーヴィルヒート×1

チートカードその2。これ1枚で出来ることが多く、パーツを拾ったりコマンドとして禁断の封印を早めに剥がしたりと流石殿堂カード。アパッチよりこっち返して欲しかった(無理難題)

マンガノキャッスル×2

赤黒バスターに不足しがちな展開力を補え、フィニッシュを強化出来るイチオシカード。ダンタルダの登場によりダンタルダ+ジョーカーズGRからのマンガノでこれ1枚で勝てる事も出来る為さらに強化された期待のカード。主体的に動けるコンセプトを目指した為、ボルシャックドギラゴンでハズレはご愛嬌。

GWD×3

チートカードその3。なんで2面と2ドローが出来るんや。手札が増える為バルチュリスが使いやすい。ジゴッチ→GWD、バルチュリスバスターはバスター無制限の時代からの最強ムーブ。最近は使用頻度が落ちた為枚数調整中。

メガマグマ×2

守りの要 相手の展開を押さえつけるカード。オニカマスやミクセルと言った赤黒では対処しずらいカードに有効な為かなり強い。最近ではボルシャックドギラゴンの株が上がってる為、カウンター要素を強化する為増量検討中。

ベロリンガ×3

黒のカードをプレイする為に採用

チュリスからの2点だけではなく、唯一のバスターとの5点として使用する事も少なくない。ハンデスが出来る為、相手の計算を狂わせる事が出来る。1試合で6ハンデスしてニンジャストライクをかなり落とせた試合もあった。その反面、ハンドロスに悩まされる為任意効果を上手く使えるかがポイント。

シンガイギンガ×3

ガイギンガの生まれ変わり。バトル時パワー13000は倒されにくく、対象を取りづらい為除去耐性がかなりある。このカードを先にプレイしてからゴールデンをプレイすると相手は詰む。

カツキングjr×2

超チートカード。まさにこのデッキの為に生まれてきたと言っても過言ではない。足りない1点を切り開いたり、ボルシャックドギラゴンで対処出来ないクリーチャーをこれを捲ってケアしたりと攻守揃った名クリーチャー。ボルシャックドギラゴンの株が上がってる為、増量検討中。

禁断×1

なんだかんだ言ってもこれ入るよね。 

ゲーム開始時の山札を30枚から24枚にわざと減らして引きやすくしたり、ボルシャックドギラゴンから禁断解放という除去耐性にもかなり強い除去を放ったりと役割が多い。革命チェンジからのテック団から禁断解放、封印からバルチュリスを拾ってドキンダムからバルチュリスで勝てる事も少なくないので敗北効果よりもメリットがかなり大きいと思います。

ボルシャックドギラゴン×4

最大の防御であり、最大の攻撃。冒頭でも言った通り、ボルシャックドギラゴンは0トリガー時の進化元のcipを使える為、メガマグマ、ドギラゴールデン、カツキングjr等の効果を使える為1枚で複数除去が狙え、3打点が残るという何が起こったのか分からない状況が起こります。自身とMANGANOを捲ると負けてしまう確実性には欠けますが、それを埋め合わせるぐらいSTでは対処出来ない試合をひっくり返す事が出来ます。

ドギラゴールデン×3

最初はバスター殿堂時のスペアとして使用してましたが、除去も兼ねた3点はバスターとは違う強さがあり、極限ファイナル革命は、相手からターンを奪う事が出来ます。極限ファイナル革命は、自分のバトルゾーンに出た時なので、ボルシャックドギラゴンで捲ってしまうと相手の攻撃制限を自分のターンに発動してしまったり、バスターが先に革命チェンジしてしまうとこのゲーム中使えなくなったりするので忘れずに宣言しておきましょう。

ドギラゴン剣×1

最強。好き。ただそれだけ。

やっぱりワンショットは正義。

GRゾーン

サヴァクティス×2

なんで入ってるのと思いますが、カツキングjrで革命チェンジが出来る為このカード+1/2で2打点が捲れ、合計5打点を狙うことが出来ます。これにバルチュリスを当てるとワンショット出来ます。

グッドルッキンブラボー×2

神。確定2回攻撃はWブレイカーと違い、盾1枚からダイレクトアタックを叩き込んだり、スパーク系トリガーをケアしたりとGRなんで生まれたのか疑問に思ってしまうカード。

ドドドドーピードープ×2

Wブレイカー持ちという事で採用。ターンに関係なくパワー7000と小型除去に唯一引っかからないが、手札を切ってしまう為あまり出て欲しくない。しかし、ほとんどが勝ちまで持って行けることからデメリットはあまり気にならない。調整で、1度墓地ソースのGTをこれ2枚で返して勝ってキレられたことがある。

ダテンクエール×2

Wブレイカー。ジョーカーズ持ちであることからダンタルダのjチェンジとのコンボに参加することも出来るのは大きい。出てしまったら強制攻撃に注意。

MT富士山ックス×2

ダンタルダとの組み合わせ、ミクセルに引っかからない4コスト、これ2枚出てしまっても6点+バルチュリスで勝てることから採用。基礎パワー2000あっても良かったのにな。

ダンタルダ×2

情報出た時からマンガ打ちたくてGRを大幅に変えた。これとジョーカーズが出ると6打点が期待出来たのが大きかった。ぶっちゃけなんだかんだで、このカード出してダメだったと思う。めちゃくちゃ強いカードが複数打てたらゲーム終わちゃうし。

不採用カード

キザム

ビートに対して2面取れるが、対抗馬のジャックがコストが低くミクセルに引っかかりにくいこと、カード除去が出来るので役割が多く不採用

ザークタイザー

コストが重く、ハンデス対策に枠を取るより前のめりに勝てる構築を目指した為不採用

5000GT

ビート対面のボルシャックドギラゴンでは滅法強いものの、召喚がしづらい事から事故を落として前のめりな構築を目指した為不採用

革命の鉄拳

ボルシャックドギラゴンの失敗保険や単騎やドラゴ大王のケアに、メタクリーチャーを倒すことが出来るが、ボルシャックドギラゴンの失敗後に山札に返ってデッキの濃度を落としてしまう為優先度が落ち不採用

極限ブランド

3t目に2体並んだり、中盤に展開を見せることが出来たり、革命チェンジとセットで魔神ブランドで暴れたりとかなり個性的で新弾出て使いたかったが、ジゴッチ&チュリスの8枠は動かせず、このカード自体3枠でゲーム中1回は必ず引きたいカードだと考えたので他の増量検討枠とも比べても優先度が低かったので不採用 

アパッチウララー

色んな人に言われていたけど実は9月までには入っていたけど、バスターとの組み合わせ以外だと使うことがないぐらい重く、革命チェンジで2点が取れ、元からコマンドを持っているベロリンガを10月から増量し、不採用 

解除されたけど未だに入れる予定がない

4このデッキの環境の立ち位置(GP9thから12月末まで)

有利 6.5割~ 微有利 5.5割~ 5分 微不利 4割~ 不利 3割として扱います

見ている期間が長いため、まとめてるアーキタイプもありますがご了承ください

アナダムド 有利

青魔道具 有利

赤単ミッツァイル&バルガ 有利

零龍ギャスカ 有利

緑ジョーカーズ 有利

赤青ジョーカーズミッツァイル 微有利

カリヤドネループ 5分

赤青覇道 5分

5c蒼龍&ドルマゲドン 5分

シータミッツァイル 微不利

赤白サンマックス 微不利

モルトNEXT 不利

まずこのデッキの有利対面は、こちらのデッキがパワーが強いまたは、早い段階での明確な除去がないデッキです。例外的に、青魔道具は、新世壊という核がジャックアルカディアスに安易に除去されるまたは、置けない間に攻められると言った青魔道具の弱点を突かれています。旧殿堂のループはループに入るまでに攻められるまたは、大型クリーチャーを除去出来ずにゲームが終わるケースがあり少し有利or5分がついております。逆にカウンターに強いデッキ(単騎によるボルシャックドギラゴンの封じやリリアングのエスケープや、12000より大きいクリーチャーが多いデッキ)には不利が付きます。

5各デッキの対面について

アナダムド

チュリスからのシンガイギンガで相手はほぼ詰んでしまう。防御はほぼ無いためノーガードで殴れる為打点計算しやすいのも大きい。唯一更地からのムカデがキツい。(プロジューサーcipからの全能は誤差と思った方が気が楽)VV8でエキストラターンを確定された後に、たまにボルシャックドギラゴンからのドギラゴールデンでエキストラターンがほぼない状態になることがあるのは片隅に置いておいた方が損しない。

青魔道具

ジャックアルカディアスによる新世壊破壊や、新世壊なしから殴りトリガーSTの役割落としたり、シンガイギンガが居ることにより除去出来ない大型クリーチャーに手間取るということもありかなり有利。最悪ボルシャックドギラゴンで守れるのもかなり気楽。ただ、ドッカンデイヤーからの打点で稀に負けたこともあるので油断は禁物。

赤単ミッツァイル&バルガ

共通点は、SA持ちを破壊したらほとんど止まるためボルシャックドギラゴンを抱えるプレイを取るか、6打点を早急に作り勝ちに行くかという選択を取るという点である。前者はボルシャックドギラゴン2枚同時宣言殴ってきたクリーチャー&SA付与クリーチャーを破壊することにより相手はほとんど止まる。後者はSTがほぼなく、コダマンマで盾が少ないため少ない手数で勝つことが出来る。また、ダイレクトアタックを狙わない、先制パンチを加えることによりバルガやS駆ソニックのGGG効果であるSA効果を失わせることが出来るため、勝てる選択肢がかなり多い。

零龍ギャスカ 有利

破壊の儀の達成の為に、意外とアタッカーが少なく、初手6枚でスタート出来る為カウンターが通りやすい。また、赤単と同じくロストで盾が薄く、STがない為打点を揃える事が容易である。赤単と違うのが、SAがほぼ居ないためドギラゴールデンの極限ファイナルでエキストラターンが実質貰えるという点であり、盾を殴る事の裏目が少ない。

緑ジョーカーズ 有利

前はワイルドシールドクライマックスとループで絶望的な勝率だったが、ボルシャックドギラゴンのカウンターやGWDによる盤面除去で相手のテンポを崩す事が出来る。マンハッタン発動時には、ボルシャックドギラゴンを手札に返す革命チェンジのみ使う事を覚えておけば裏目が少ない。

赤青ジョーカーズミッツァイル 微有利

シータミッツァイルも同じだが、単騎が入るかどうかで勝率がかなり落ちる。ラッキーナンバーの複数回詠唱だと、ボルシャックドギラゴンで返せることがあり、ハナコで盾を減らしてることから攻撃しやすい。

カリヤドネループ 5分

墓地肥やしの前に殴りに行くプランが取りやすく、バウンスが効きづらいシンガイギンガで打点を確保し、墓地肥やししにくい体制に持ち込みたい。また、バルチュリスを出す際に盾を0にしておくと実質トリガーケアできるのでシンガイギンガとバルチュリスのフィニッシュを目指すのがベスト。

赤青覇道 5分

オニカマスが立てられなければ、ドギラゴールデンでフレア覇道が打てなくなり、そのまま押し切ることが出来る。オニカマスが立ってもカツキングjrからシールド追加の連打を強いることが出来、相手の息切れが狙える。しかし、普通に鬼面→カマス→フレア覇道→マンガとかされたらほぼ返せない事が辛い。

5c蒼龍&ドルマゲドン 5分

7マナ溜まる前に殴り切りに行くのがメイン。謎水のケアの為シンガイギンガが優先。バルチュリスはSTをほぼ無効化出来るので最小打点から殴りトリガーを踏みづらくして出すプレイが問われる。テック団+除去で負けるのは割り切って慎重かつ大胆に殴りに行く勇気が必要。

シータミッツァイル 微不利

単騎が入ってるとさらに勝率が落ちる。

盤面をGWDやマグマで取りに行きながらアドバンテージを取られないように6マナ前に殴り行ければベスト。そのプレイ取ってもプロジューサーがいると無きものにされる事があり、やはりシンガイギンガの先制攻撃に頼ることになる。単騎が無ければボルシャックドギラゴンからのカウンターが狙える為封印を3〜4枚にして置きたい。

赤白サンマックス 微不利

ぶっちゃけ基本リリアングを6回倒さなければならない為かなり辛く、それをミクセルに妨害される事がある為不利に近い。ミクセルいない間にゴールデンで除去と攻撃制限をかけ、盤面をGWDやマグマで取りに行きたい。先制攻撃が加えられると、逆にこちらの盤面をひっくり返されることは少ないため先行なら狙っていきたい。

モルトNEXT 不利

モルトNEXTの方がパワーが高く、1枚でワンショットが狙える為とても辛い。唯一狙うならば、ブーストでもたついてる間に裏目承知でスピード革命チェンジで仕掛けて殴りに行くしかない。相手の主導権を握られて、バトガイ銀河+モーツァルトor大王はほぼ投了レベル。

総括すると、このデッキは繊細かつ大胆にビートプランを取れるかがキーポイントだ。文中にもあったが、バルチュリスを出すためにあえて革命チェンジを2回目の攻撃時に行ったり、最速3t目に革命チェンジで相手に除去を強要したりするまるで別の人格を持ったような選択肢を取らなければならないのがこのデッキの難しさだ。僕もCSでそのミスを繰り返し、2、3本落としてる為完璧とは言えない。これは対面して取っていいリスクと行けないリスクを覚えるしかないのである。

6最後に

バスター全般に言える事ですが、ギミックは簡単で扱いやすい為初心者にもオススメ出来(GRゾーン以外は)、しかも使いこなせばこなせるほど上手くなるので是非使ってみてはいかがでしょうか?新環境でもこのデッキは影響は受けてないので前環境ではあるんですが、参考になれば幸いです。ここまで読んで頂きありがとうございました。

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