胸にしこりができた話
最初の違和感は実は5ヶ月ほどさかのぼる
9月はじめに、ふと胸を見ると右だけびみょーーーに大きさが違う気がした
で、触ってみると一般的な消しゴムと同じくらいの大きさの何かが右胸にある…!
今思い出すとこの時点で3cmくらい…?
かたちも丸というより楕円。ほんとにすこし使って角がなくなった消しゴムみたいな
しこり?でもしこりってもっとこう丸くて小さいんじゃ…?じゃあなにこれ…?
丁度会社の健康診断の時期で希望すれば乳腺の健診も追加で受けれるとのことだったのでじゃあそこで見てもらおうかと電話をしたら
予約が殺到してて12月まで空きがない
思えばこの時点で健診ではなく病院に行っておけばよかったんだけど
痛みもなかったので、じゃあ、と12月まで待つことにした
で、3ヶ月過ぎて12月。早速乳腺エコーで見てもらう
受けたことある人はわかると思うんだけど、エコーの機械って
レジとかで商品をピッてするやつ、あれくらいの大きさの機械を胸に当ててしこりを探すのね
で、しこりは黒くうつるんだけど、パソコンにうつしだされるわたしのしこりは
エコーで写しきれる範囲を超えてるらしく、画面がしこりで真っ黒だった
9月より大きくなってる自覚はあった
けどまさかここまでとは思わなかった
やばさしか感じない
そこで何かがわかるでもなく、健診は終了
2週間後、健診結果が届く
要精密検査
そりゃそうだろうな
手紙が届いたのが12月30日
年の瀬もいいとこである
もちろんどこもやってないので年明けまで待ち1月7日に家から近めの乳腺外科を受診
触診した先生の一言「結構ほっといた?」
9月の時点で自覚があってっていう上記の出来事を説明
「じゃあエコーとっていきますね」
そこでもうつしだされる、画面いっぱいのしこり
先生が画面を切り取りつなげてしこりのだいたいの大きさを計測していく
「うーん、ここまで大きいと経過観察ってわけにいかないから手術でとんなきゃいけないんだけど、だいぶ大きいね、8cmあるもんね」
「もんね」と言われましても初耳です
8cmて片胸を平面で見たらもう胸いっぱいほぼしこりじゃん
「良性か悪性か調べるのに細胞診って言って注射で細胞とって検査しますから。で、結果については1週間後電話します」
この結果を待ってる時間、ほんとに生きた心地がしなかった
8cmもあるしこりがもし悪性だったら普通に死ぬやつでは…?
考えれば考えるほど怖すぎて、普段と変わらない息子の様子を見てまだ一緒にいたい、死にたくない、と人知れず何日も泣いた
1週間後、病院から着信
「検査の結果なんですが、まずレベルっていうのがありまして、5段階にした時にのとやさんのは3です。良性か悪性かについては細胞診ではわかりませんでした。そうなるともっと詳しく調べれる組織診というのもあるのですがここまで大きいので手術でとってみて中を調べて良性か悪性か判断したほうがいいと思います。で、3cm以上のしこりはうちでは取れないので大きい病院紹介しますね。詳しいお話と資料もお渡しするので、また都合いい日に来てください」
生きた心地がしない、継続
胸にできるしこりは、実はそのほとんどが良性である
そう、悪性であることはほとんどないそうだ
そんなことはしこりができる前から知ってるし、
調べた感じも良性のしこりの特徴に当てはまる
多分大丈夫、わたしは良性だ、って言い聞かせつつも
しこりが大きすぎることもそうだし
細胞診で良性か悪性か「わからなかった」という
悪性の可能性を否定出来ない状態がとにかくめちゃくちゃに不安だった
手術でとって検査結果が出るまでどんな気持ちで生活すればいいんだ…
晴れない気持ちのまま、通院の日がやってくる
そこで先生が資料を見せながら色々説明してくれた
ここでようやっとしこりの正体について説明を受けた
わたしの胸のこれは、線維腺腫という10代から20代の女性によくみられるほぼ良性のしこりじゃないかとのことだった
ほぼ、というのは気になるがようやく出てきた良性という言葉にめちゃくちゃほっとする
基本的に3cm以上にはならないものらしいが
まれに若年性線維腺腫といって巨大化することもあるらしく、それではないだろうか、と
もしくは葉状腫瘍
細胞診の結果を見た感じ、葉状腫瘍の特徴も出てるからこっちのケースもある
どちらにせよ悪性の可能性は限りなく低いとのこと
やっっっっと安心した
全身麻酔での手術になりそうとのことだったが
一時まじで死ぬのでは?と悩んでいた身としては、死ぬこと以外かすり傷である
8cmのしこりを取り出すのに9cmは切らなきゃならないらしく
傷跡もまあまあ残るだろうしなにより術後結構痛いとのことだけど
親知らず抜く時より怖くない(笑)
後日、手術レポ書きます
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