組織における5つのメソッド
さて、今日は「THE TEAM 5つの法則」について書いていく
書かれている内容は組織論、どのように組織、チームをまとめ、動かし、目標達成するか
これらを
Aim Boarding Communication Decision Engagement 5つの法則にまとめ、それぞれの法則や具体例、メソッドについて解説している
今回はその中でも私が特に重要だと思った部分を紹介していく
1つ目がAimの目標設定の立て方だ
本書ではまずチームとはどういったものかを定義し
チームとは「共通の目的」を持った2人以上メンバーがいるの集団としている
その上で目標設定を行う際にどのような目標設定を行えば良いのか
例えば、企業であったら結果にコミットし、1人あたりの粗利を〇〇〇〇万以上であったり、特定の商品や部門の売り上げを120%あげる
そのほかには企業理念のような会社が行き先を間違わないような羅針盤のような目標を立てるでしょう
その中でどれが正解か？
答えはなく、これにはそれぞれの組織に合わせた目標設定を行うべきだと書かれています
例えば、一人一人がまだ未熟であり、自ら考えて動けない組織はある程度行動目標のようなものを与え、さらにマニュアル化までしてレールをきちんと引いてあげることが必要でしょう
逆に自ら考えて動けるメンバーの場合は、意義的な目標や、成果的な目標を立てるのが適しているとしています
つまり、組織において大切なのは目標を達成することではなく、目標を適切に定め達成することなのです
これを聞いた時に、実体験として確かにいくら有能なリーダーや指導者がおり、高い目標設定をしたところで、下の人間がついてこないと言った組織を私自身属したことも率いたこともありました
あの時に私自身が行うべきだったのは、その時の組織がどういったメンバーで構成されており、各々の能力や、適正レベルを把握し、全体の目標を立てるべきだったのです。
さて次は、Boarding 人員設定についてです。
組織では、目標を立てるのが確かに大事ですが、誰とやるか。
ここの分の方がさらに重要になってきます。
ここで本書の例をとると
ある会社の社長はこういったそうです
「採用はYシャツのボタンと一緒だ、Yシャツの第一ボタンがきちんと閉められていたとしても他のボタンを止められる保証はない、しかし、Yシャツのボタンがズレていたら、どれだけ頑張っても他のボタンを止められることはない、それと同じで、採用がうまくいったからと言って組織がうまくいくとは限らないが、採用の失敗はどんな政策でも挽回することはできないと」
つまり人選びとは船で言う竜骨であり、後から修復しようとなると船自体を塗り替えないといけないレベルで元に戻すことはできないと言うことです。
では人選びをする上で何が大切になってくるのか
それは組織のタイプによって変わってきます
本書では4つタイプに分けて説明しています
それをx軸に環境変化の度合い
y軸に人材連携の度合いについて分類し、それぞれ組織を説明しています
環境度合い大、人材連携大を
「サッカー型」
環境度合い大、人材度合い小を
「柔道団体戦型」
環境度合い小、人材度合い小を
「駅伝型」
環境度合い小、人材度合い大を
「野球型」
と
それぞれ一つ一つ説明すると
サッカー型の場合は
アプリケーション開発や、スマホアプリなどを作成するチーム。変化の早いビジネススタイルで常にその変化についていかなければならず、その対応のために様々な役職をつけ議論をしながら開発していく組織をサッカー型としています
柔道団体型は
営業中心の業種。いわゆる相手のニーズを老若男女取り入れねばならず、様々な顧客に合わせスピード感を持った対応で訪問、提案、契約まで持っていくことで環境度合いが大きいとされています。一方、一人で営業自体は完結させることができるため連携度合いは小さいでしょう
駅伝型は
メーカー工場のような生産チームなどが挙げらています。基本メーカーなどは中長期的な計画を立てるため環境度合いも小さく、さらにベルトコンベア等で人自体の連携度合いは小さくて済みます
野球型は
飲食店の店舗スタッフチームのようなものは事前に下調べをして店舗の立地や内装を決めるため、環境度合いは小さいでしょう。しかし、それぞれホールやキッチン、レジといった役割分けがある分連携度合いが大きいと言えます
これら4つに分けてそれぞれのチームの特性にあった人材選びを行うことが重要だとされています
今日はここまで
続きが気になった方はこの本は読む際に部分部分で、読むことが可能なため、是非書店やKindleなどで手にとってみることをお薦めします
本日紹介した本はこちら↓
https://www.amazon.co.jp/TEAM-5つの法則-NewsPicks-Book/dp/4344034546