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経済の核は農業である

今日も経済学のお勉強をしていきます

ちょっと前まではビジネス書ばかり読んでいましたが、経済に関する本を最近読み始めると

なるほどそうやって資本主義などや重商主義などの考え方ができてきたのかと

なかなか感心するものがあり

面白いため読みあさっている次第です

今回の経済表とはケネーが書いた本で

彼はもともと医者だったが、とある理由から経済学者になった

というか経済学の本を出しただけなのだが

その本がこの経済表だ

この本は色々と書かれているが、3日間ぐらい投稿した他の経済学の本と違い

そんなに過激なことは書いていない

どちらかというと提言書的なものだ

具体的にいうと重商主義は国の富は増えないからやめて農業こそが大事ですと書かれている

なぜ農業が大切なのか

農業は商業や工業と違い唯一剰余生産物を生み出すことができるからだと書かれている

この剰余生産物とは生産物からそれの諸経費や諸々引いた上で残る生産物のことだ

簡単に例えると野菜、果物の種一つ植えるだけで労力等を差し引くと多くの実ができる

つまり1から10 10から100を生み出すことができる

では工業はどうだろうか

工業は基本原材料がありそれを加工して結果として付加価値分で利益を出す

つまり生産量自体は増えていないため剰余生産物ではない

同じように商業はどうかというとこちらは単なるある国で取れたAというものを違う国で取れたBと等価交換するだけであり

余剰生産物が生まれるわけではない

そのため国の富は増加していかないと書かれている

これを聞いた時に確かになあと

1から10 10から100 バイバインのように生産物が増えていくのは他のものではなかなかない

今の時代はIT産業というまた新たなものが出てきたがこれも結果として剰余生産物は生まれない

加えてここ3、4冊読んでいると昔の経済学はやたら農業推しであるなと感じる

農耕時代からの原点回帰というわけではないが、こういった経済学の本を読み

本当に農業は大切なものなのかと色々と吟味してみようと思う

今日はここまで