経済学および課税の原理
さて今回も経済学に関する本をアウトプットしていきます
最近読んでいて思うのですが経済学って論理的な仮説をうまく繋げていく学問なのではと
こうなったらこうなるよね、じゃあ君の説って間違っているんじゃないの?
みたいな流れが3冊目ですが、何度も起きています
アダムスミスの国富論がもともとそういった原本で
他の人がツッコミたくなる気持ちはわからんでもないですが
おそらく今後読む本も続いていくんだろうなと
ちなみにほとんどが絵に描いた餅のような経済学者や経済の教授もいるので
現場と学問は別問題だなあと改めて思うのでした
さて中身についてですが
この本は一度は耳にしたことがあろうリカードが書いた本です
リカードといえば絶対生産費説を唱えたことで有名ですが
この本では地代がいかに社会にとって悪影響を与えるのかが書かれています
そもそも地代とは何かというと地主が土地を貸し出している人に対しての土地代のことです
リカードが生きていた時代は、他国からの安い作物の輸入に制限をかけろという法案が通ろうとしていました
この法案を通そうとしていたのは当時の地主でもあった議員達
当時の背景としてナポレオン戦争があり、穀物輸入が制限されていました
これをチャンスとみて当時の地主たちは、自国の農業投資を推し進め、生産量を大きく増やしました
しかし戦争後は生産過剰となり、さらに海外からも輸入できるようになるため農家と地主がピンチになるということになります
これはいけないということで、地主であった議員たちは海外からの輸入を制限しようとしていたんですね
さて一見ある意味私利私欲な豚たちにとっては都合がいいかもしれませんが
リカードはこれに対し喝を入れました
なぜかというと海外からの輸入を制限すると結果として国の富が減っていくからです
どのようなプロセスこの時の資本主義の流れから言うと
資本家の利潤が増加し再投資→労働者が足りなくなる→労働者の賃金が上がる→子供を作れる家庭が増え人口が増加→人口が増加すると穀物需要が増える→農地の開拓が進み→資産が再投資→
以下無限ループで結果として国の富は増加していきます
しかし、もし海外からの輸入を制限すると→今までの質の作物が土地が足りなくなりできなくなる→新たに土地を開拓する→土地に良い土地と悪い土地ができ、地代が上がる→穀物の値段が上がる→労働者の賃金がさらに上がる+肥沃でない土地で生産すると労働力が今まで以上に必要になる→労働者の実質賃金は穀物価格の上昇によって引き下げられる→子供をるくれる家庭が減る→人口が減る→結果として資産家は労働者への賃金が上がり再投資出来なくなる
という論理です
まとめてみるとこの時代で考えるにしては頭良すぎだろって思いますね
さて今日はこんなところで終わりです