わたしという人間3

選択科目が離れ彼女は
出席日数成績が奮わず退学
当時のわたしは心の底から安堵しました
もう彼女に振り回されずに住む


たった一年の中で彼女には
大きい額ではありませんがお金を貸し
WILLCOM(当時流行っていた2代目携帯)
契約を彼女の親の振りをして代筆し
彼女の親から封書が届き
彼女のメンヘラ電話に朝まで付き合い
遅刻もせずに学校に行き
彼女のためにノートを取り
都合のいい人間だったと思います


自分にとって学びの多い(皮肉)一年でした


3年生に上がってからは
完全に進路別のクラスに別れ
部活動も引退し学内が受験モードに
包まれていましたが
わたし自身推薦が確定していたので
日々の勉強をきちんと行い
成績を下げないことを一番に過ごしていました

高校3年間で良いことも悪いことも
嬉しいことも嫌なことも色々ありましたが
結果として振り回されても卒業出来たし
遅くまで学校に残って怒られても
成績は良いままであったし
部活動もそこそこ頑張れば褒められたし
それなりに楽しんだと思います


大学時代はとても真面目に楽しく
過ごしていけたと思っています
友達もそれなりにいましたし
授業もそれなりに問題なくこなしていました


そしてずっと通いたかった大学へ進学
そこでわたしはまた彼女と再会するのですが
学部が違いお互い忙しく
そこまで干渉されることがなかったのが救いです

とても楽しかったんです
課題は多いし、専門教科はよく分からないし
グループワークが多く
発表の機会が多い、
コミュ力の低いわたしには
きつい環境ではあったと思います
それでもやってこられたのは
楽しいと思える友達のおかげでした


朝一から授業を受け
教職を取っていたので帰るのは
18時を回っていました
そこからバイトに行く日もあれば
課題に追われる日もあり
決して楽でキラキラした
大学生活ではなかったです


それでも空きコマを利用して
隣の駅まで歩き
友達たちと遊んだことは
今でも覚えているいい思い出です
友達の誕生日をサプライズでお祝いしたり
大人数でごはんを食べに行ったり
学祭で売り上げトップ目指して奮闘したり
休日に古着屋さん行ったり(大学生ぽくない?)
今までの青春全部乗せして
全力で楽しめたことは
わたしの人生の中で
最大の幸せな時間です