見出し画像

Iceland : Sigur Rós


私はおそらく音楽が好きな方だ。

流れている音楽が音楽を超えた何かになり、身にまとわりつくあの無敵感を心の底から愛している。
音楽に魅せられている瞬間というのは貴重だ。

その音楽が初聴ならば尚、良いだろう。


知らないなら見て損はない。


















1994年に結成、アイスランドの首都レイキャビク出身

Sigur Rós
(シガーロス)



澄んでいて美しいファルセット、バンドの音像が故郷の雰囲気やイメージにかなり合っていると思う。アイスランドの大自然や凛とした冷たい空気感を生々しく想像する。


ジャンルとルーツ

彼らは主に、ポストロックバンドと括られる。
ロックの楽器をロックとは違う目的に使用し、ギターをリフやパワーコードのためでなく、音色や響きをつくるために使うため、従来のロックには見られないような工夫があったりする。
電子音や空間系エフェクターの多用、管楽器、鉄琴や謎の打楽器や多重コーラスなどを駆使している。
オーケストラセットでライブを行うこともある。(YouTubeに動画があるがここでは割愛する。)


音楽的ルーツは意外だが、70年代イングランドのアイアンメイデンやブラックサバス。シカゴのレナードコーエンなどが挙げられる。
メタルやハードロックの感情の部分を抽出し、シガーロス自身のエモーショナルな表現が爆発したのだろう。
さらに、地理的ルーツとして、アイスランドの大自然があるだろう。
バンドは幽玄で美しい静寂と深いエモーショナルから始まり、町の祝祭日の様でいて異常なまでの切なさを内包した。





彼らは独自性を持ち、世界規模で活躍していった。
ワールドツアーをこなしながらコンスタントにリリースを続けたり、映画やドラマの音楽制作に携わるなど、影響を与え続けている。



同郷のアーティストとして、ビョークやムーム、オブアモンスター&メン、などがあげられる。


Gobbledigook (Live With Bjork at Naturra)








シガー・ロスはアンビエント/ポストロックのジャンルの枠だけでなく、自分達の音楽の枠を越えようと挑戦し続けた。

「ぼくたちは永遠に音楽を変え、人々の音楽についての考え方も変える。できないと思われても、必ず変えて見せる。」

1999年にリードヴォーカリストのヨンシーの言った言葉。音楽に対する愛を感じる。









今回アップした映像は
5枚目のアルバム

Takk…(2005)







7枚目 のアルバム

Með Suð Í Eyrum Við Spilum Endalaust





からきてるものだ。
気になったら聞いてみてほしい。

今現在も、活動制作中な様でこれからも目が離せない存在だ。


日本から、愛を込めて。



MK D

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?