見出し画像

US : Scary Pockets

"ポップ・ファンク"
それは、中学生の時にロックに目覚めた、どこにでもいるようなバンドマンの脳天に響き渡った音楽。

ベーシストということもあり、リズム隊にフォーカスしてアーティストや曲を掘り下げていくことが多い中で、スッと耳に入ってくるポップさを持ちながら、心地良いノリが刻まれるこのジャンルは、いとも簡単に私の脳内を侵食してきた。

Vulfpeckを聴きあさり、Cory Wongに踊らされ、Louis Coleとも出会った。

今回紹介するのはそんなアーティストたちともゆかりのあるユニット。


彼らの名前はScary Pockets

Pomplamooseで知られるキーボードのJack conte、Vulfpeckとも関わりが深いギターのRyan Lermanの2人が中心となり、毎回様々なメンバーをフィーチャーしながら名曲をカバーする、ポップ・ファンク・バンドだ。

VulfpeckのメンバーやLouis Coleの楽曲に参加しているベーシストSam Wilkesもいて、話が早すぎる。

夢のようなメンバーで、歴史的な名曲をファンキー&ユーモラスにカバーするその様は、なんとも衝撃的だった。

聴き慣れた原曲との違いを楽しめるだけではなく、どんな鼻くそほじり野郎でも思わず手を止めて踊り出してしまうような軽快さ、間を贅沢に使ったノリ、絶妙なバランス感を保った個々のスキルなど、魅力を挙げればキリがない。

そして何より、どのカバーであっても心から楽しみながらセッションするその姿は、音楽を聴くうえでも、プレイするうえでも大切なものを気付かせてくれる。

楽曲は今や200以上あるので、自分が知っている曲の軽妙なカバーをそれぞれ試し聴きしてほしい。

音はやっぱり楽しまなきゃね

o2

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?