往復書簡〜2通目。ドリーミングと儚さについて
友人で占い師のルーシー・グリーンさんに誘ってもらって、往復書簡を始めることになりました。
6月の1ヶ月間、1週間にルーシーさんとわたしの1通ずつの更新となります。
ルーシーさんの占いは、愛が溢れていて、自分の足元がグラグラしているときに、「こっちにおいで〜」と安全地帯に導いてくれるような、優しさでいっぱい。
夜の闇の中で、何度も、ろうそくのぽわっとした明かりが見えたように思います。
わたし自身は占いを糧に生きているわけではないですが、ルーシーさんの占いは、星占いの結果を教えてくれているというよりも、占いという形で自分自身に寄り添うような言葉をおしゃべりしてくれているような、そんな印象です。
ちなみに、わたしはよくtwitterを見ています。
さてさて、早速、届いたルーシーさんからの1通目はこちら。
わたしの中の魚座…ということなのですが、これを読んでいる方の中にも魚座な部分がある(生年月日による星座としてではなくて)ので、自分の中の魚座を考えてみると楽しいと思います。
それでは、わたしのお返事を。
†
ルーシーさん、こんばんは◎
お手紙ありがとうございます!
そんな風に、思ってもらえていたとは、、
うれしくてうれしくて、泣きそうでした。
自分のしていることを誰かに見てもらえるのは本当に幸せなことです。
魚座には「ドリーミング」と「儚さ」という意味があるのですね〜。
どっちにも"夢"がはいっているの、たしかにおもしろいです!
たしかに、自分の作るものはドリーミングを意識しているかもしれません。
お菓子も含めて、カフェでお茶する時間は、夢見心地でいてほしいと思っています。
誰とどんなタイミングで来るかは、お客さんの思い思いにしてもらえたらいいんですけど、カフェにいる間は生活とはすこし距離を置いて、"なんだかフワフワ心地いい"かんじになってもらえるといいな〜と思ったり。
お菓子は、その時間の入り口みたいなものだと思っています。アリスが向こうの世界に入っていく時の鏡、みたいな。
なので、できるだけときめきを詰めていますね。
もちろん見た目だけでは向こう側にはいけないので、味も美味しいものになるように作ります。
そして、「儚さ」ですが、わたし、儚いですか…?
そうだとしたらめっちゃうれしい…。
小学校の時に朝礼で、朝日が眩しいって倒れるような病弱な女の子に憧れていました(笑)
(病弱と儚さは違うんですけど。。)
どちらかというと、ほっといても大丈夫とか、何言っても平気でしょとか、頑丈に思われることが多くて。
可憐な女の子が羨ましいんです。
ちょっと儚さとは離れちゃったかな。
ただ、消えてなくなるということに全く抵抗がないですね。
大きく言えば歴史に名を残したいとか、人に忘れられたくないとか、そういう願望がないです。
むしろ、なにも残りたくない。
だから、食べ物を通した表現やものづくりがちょうどよかったのかもしれません。
食べれば、なくなる。
見た目の印象も、焼けた香りも、味の記憶も、そう長く続かないもので、ただ、美味しいという思い出だけがほんの僅か残るかどうか。
そんな儚さはとてもすきですね。
写真を見たりとか、近い匂いがした時とか、なにかふとした瞬間に、わたしの作った食べ物について思い出してもらえることがあったとしたら、、。
そんな奇跡が起こったら、この上なく幸せです。
ああ、でも、だからかな。
そんな儚い希望が叶う確率を少しでも高めておきたいから、少しでもときめいてもらえるように、ドリーミングなものを作ろうとしているのかもしれません。
つらつらとおしゃべりするように書いちゃいました。
ルーシーさんといると、急かされることなく言葉を紡がせてくれるから、ついつい話し過ぎちゃうな。
webとかで占いを見ているひとも、すごくリラックスした状態なんだろうな〜と思いました。
わたしは最近、愛について、うだうだと考えているのですが、
(映画「愛がなんだ」を見たりしたからかな〜)
ルーシーさんにとって、愛ってどんな形で、どんなものですか?
なんでそんなに愛に溢れているんだ〜!と、ずっと気になっていたんです。
こんなかんじで聞いていいのでしょうか。。
質問を考えるのは案外難しいですね。。
長くなってしまいましたが、このへんで。
お返事たのしみにしています。
ななみより
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