クリエA公演2015②

やってきた。クリエA公演。
あの頃会場に着いたときの感覚といえば複雑ながらもそわそわしてたように思えます。
そして始まったクリエ。
14列目辺りの小さなステージから登場するAメン。
あまりの近さに出てきた瞬間は興奮と感動が生まれました。
一瞬、複雑さもあったけどあのときは興奮が勝ってたように思えます。
だけどあることから私のその興奮が一気に冷めました。
時間にしてテンションの上がっていたときはどれぐらいだったのか。
すごく短かったようにも思えるし、長かったようにも思えます。
そのきっかけは西畑大吾。
その日は大ちゅんが見学に来ていました。
下手側一番前のバルコニー席で見学していましたがどうやらあんまりファンにはばれていなかった模様。
ちょうどその日松田元太も見学席にいて、それに合わせ大ちゅんの横にはスーツを着た方がいたので見えにくかったのかまたはJr.だとみんな思わなかったのかなと思われます。
ただ私はちょうどバルコニー席が見えやすい位置だったのか、もしくは興奮している中でやはりどこか冷静だったのか惹きつけられるようにAメンを見ている大ちゅんを見つけていました。
その時にびっくりするほど何かがさーっと消えていき、びっくりするほど心が冷たくなっていきました。
どうして春には松竹にいた永瀬を東京で見ているのだろう
どうして大ちゅんはあそこから2人を見守っているのだろう
私にとってあの景色は心が苦しくなるほど辛いものであり余りにも残酷なように感じました。
メインステージに戻って1曲目、勝つんだWIN。
あの音楽を聴いたとき本当に泣きそうになりました。
実際に目には涙が溜まっていたのかもしれない。
なんで2人はあそこで歌ってるのか、なんで大ちゅんはあの2人が新しい仲間と新しい曲を歌っているのをあそこで見ないといけないのか。
勝つんだWINの曲の雰囲気もあったのだと思います。
ジャニーズJr.の第一線を歩いてることを象徴するかのようなステージ。みんなの気合の入った目。そして歌詞の強さ。
全てがあまりにも残酷であんなに熱気あふれ盛り上がっている会場の中で私からは大ちゅんだけが違うオーラを醸し出し一人だけ孤立してるかのように見えた。それは同時に私もなのではないかと感じました。
実はこの前日にも大ちゅんは大橋くんと古謝と見学に来ていたそうです。
仲間を優しく見守り心から楽しんでいる3人と仲間が見にきてくれて嬉しくて仕方がなく3人にばかり構っちゃうれんしょう。
私が見たレポからはこのように伝わってきていた。
なんて素晴らしい世界なんだと、私はその場にいれなかったけど本当は次の日来てくれよと頭をよぎったけどそれでもそんな儚い素晴らしい世界があったならそれだけで幸せじゃないかとそう思ってました。
だけど私が行った公演で見た大ちゅんの目はただ優しいというものではなかった。
MCなどで時折笑っていたけど、それ以外は常に大ちゅんの顔は真剣だった。真剣な眼差しで仲間のステージを見ていた。
私からするとその日の大ちゅんの目はただただ怖かった。その言葉に尽きます。
その目を見て、あぁ…しょうれんの東京進出を受け入れているんだなと
それと同時に東京のすごさ、関西の未熟さを重々感じているなと。
そう思いました。
その大ちゅんの様子が私をより一層苦しくしたのは言うまでもないです。
なんで今この楽しいはずの会場で大ちゅんだけがこんな辛い思いをしているのかと。
そんな中ふと気付きました。
廉がちらちらと大ちゅんを見ていることを。
大ちゅんがバルコニー席にいることはいつまでたっても変わらないことなのにまるでちゃんといるか確認するかのようにふとバルコニー席を見上げては大ちゅんの姿を確認し、そして本当に嬉しそうににこっと笑う。
その嬉しさは心から溢れ出ているなと感じ取れるものでした。(ちなみに廉さん見上げてるときもはや大ちゅんは廉さん見ていない。廉さんの一方通行でも廉さんはにこにこ嬉しそうでした。)
この日の大ちゅんの見学はメンバー達には告げられていなかったのではないかと言われているそうです。
実際私も初めに大ちゅんがいることに気づいてたにも関わらず、廉さんが上を見上げてるかは注目してませんでした。
だけど私が意識をするようになってからの廉さんは本当に何度も大ちゅんのところを見上げてました。
廉さんの大吾好き、関西好きは本物だなと。
自分のことを見に来てくれる仲間が本当に好きなんだなと。
そして大ちゅんに見守られることはまるで幼稚園児のように弟キャラになるんだなと。それは東京で頑張っているしっかりキャラを崩すほど。
それは本当に儚いものであり、尊いものだったと楽しくてキラキラでそしてあまりにも残酷な時間でしたがほのぼのとした雰囲気でピリオドを打たせていただきます。