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幸運を運んでく

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7th LIVE Tour
Special 3chord Glowing Rock! 

の感想文です。特にある1曲に特化した感想文です。
ネタバレ注意。LIVE当日のことを割と詳しめに書いてます。一応ここから10行くらい間空けます。
不快に感じてしまう表現も若干含まれている…かもしれません。極力避けていますが、「アイマスは神!disるなんてもってのほか!」って方と、ネタバレ回避の方はこちらでお別れでおねがいします。では。















「オウムアムアに幸運を」


確か2019年11月のデレ7th名古屋公演のあとに発表された「Spin-Off!」の主題歌(挿入歌?)で、一ノ瀬志希、神谷奈緒、佐藤心、黒埼ちとせ、的場梨沙が歌っている曲。特に的場梨沙に初めて声がついた、ということで非常に盛り上がっていた記憶。

そのころ僕は、「アイドルマスター」または「シンデレラガールズ」自体にモチベーションを切らしていて、7th名古屋はLVすら蹴り、「Spin-Off!」は「一応見とくか〜」で1回見たきり。そして、僕自身のアイドルマスターの原点は再放送とはいえデレアニからなので、デレアニ・デレステ/モバマスのカードの絵と絵柄が違うことに困惑し、見たあとに「忌避」に近い感覚で「Spin-Off!」から離れました。もちろん「オウムアムアに幸運を」も「忌避」の対象になっていました。

時は過ぎて2月。デレ7th大阪です。
流石にデレマスの曲を全部は知りません。色々な人が書いているセットリスト予想をTwitter検索して、やりそうな曲をコロムビアの公式YouTubeの視聴動画で予習する、というのがデレマスのLIVE前のマイルーティンと言ってもいいでしょう。それをやっていましたが、「オウムアムアに幸運を」は予習の対象になりませんでした。嫌いだったからとかではなく、セトリ予想にあまり挙げられてなかった記憶。1日目のあと、「オウムアムアに幸運を」でTwitter検索した時に「意外」という感想が少なくなかったので、セトリ予想から外れるのもあながち間違いではないのかな、とは思いました。

いよいよLIVE本番です。
1曲目は「ガールズ・イン・ザ・フロンティア」でした。
このLIVEは生バンドが演奏するLIVEだったので、「生バンドだとガルフロはこうなるのか、迫力あるなあ」なんて呑気に思っていた渋谷凛担当Pぼく、渋谷凛役の福原綾香さんの生「だから 拓け!」をまともに食らってしまい、1曲目で昇天してしまいました。記憶改ざんも発生してしまい、「3曲目ってヴァルキュリアだよね!?」って連番相手に聞いたのも覚えています。

(実際「生存本能ヴァルキュリア」が披露されたのは11曲目。「オウムアムアに幸運を」(8曲目)やMCを挟んでいるから相当記憶が改ざんされている。)  

「ガルフロ」で浮かれていたら、あまり聞いたことのないイントロが生バンドによって奏でられました。なんだろう?とスクリーンで確認したら、「オウムアムアに幸運を」。
ぼくは「やるんだ〜」が感想でした。予想外です。
この曲を聴くのは2回目。ちとせの赤、奈緒の(Co属性の)青。ペンライトは持っているだけ。ほぼ無意識みたいな感じで聴いていましたが、
「あれ?この2人めちゃくちゃ楽しそうに、かつ情熱的に歌ってね?」ってなった時に、なんか持ってかれました。
間奏のところ、生キーボードがあって雰囲気を醸し出してくるんですよ。
しかもこの曲を聴いたとは言えども、「Spin-Off!」のBGMとして聴いただけなので、歌詞を噛みしめるように聴いていました。歌っているお2人の歌唱力が高いおかげで、歌詞がスラスラと頭に入ってきました。こんないい歌詞だったんだ、となっていました。
そして最後の「幸運を運んでいく」(×4)、まつえりさんと佐倉薫さん、2人自ら幸運を運んでいくんだ、っていう強い意志みたいなものが見られて。それは当然なのかもしれないけれど、他の曲とはなんか違うもの。2人で顔を見合わせてたり、まさにぶつけ合いのような幸せな曲だったなあ、と。

「嫌っていた曲」が終わった後、拍手しました。
久しぶりに感動したなあ、と。

いや、表現が難しい。余韻?不思議な感動?未知との遭遇?

まさにそんな感じで。

そして時は流れ、1日目を終えました。

連番相手と別れ、夜の大阪をビール片手に1人散策。
この日デレマスの曲を聴いたら泣いてしまう可能性があったので別のアーティストの曲をひたすら聴いてました。

ただ、その脳裏で「オウムアムアに幸運を」がエンドレスリピートしてて。しかも演者さんが楽しそうに歌っているフラッシュバック付き。
それはホテルでも、2日目に京セラドームに向かう道中でも同じく。

で、2日目。
相変わらず「ガルフロ」で渋谷凛の生「だから 拓けぇ!」で昇天させられたものの、なによりも「オウムアムアに幸運を」を意識して聴くようにしてました。
実際感想は上に書いたものとほぼほぼ変わりないんですが、歌っている2人がステージ上で向き合うところがあり、それを意識してしっかり見届けました。まさしく魂と魂のぶつけ合いのようで。いや、幸運を届け合うの方が正解かもしれません。

たまらねえなぁ…、と。

2日目が終わった後も頭の中ではエンドレスリピート。
帰って即日音源をスマホに入れて。終わった1週間はずっと「オウムアムアに幸運を」しか聴いてませんでした。
デレステに実装されたら3日でSSS達成する自信はあります。最近は色々な曲を聴いていますが、まだこの曲が主人公かもしれません。

大阪公演で、シンデレラガールズには感動させられぱなしでした。特に個人的な担当の渋谷凛役の福原綾香さん、多田李衣菜役の青木瑠璃子さん、個人的に好きな中の人、二宮飛鳥役の青木志貴さんには頭が上がりません。

そして、「オウムアムアに幸運を」を歌っていただいた神谷奈緒役の松井恵理子さん、黒埼ちとせ役の佐倉薫さんにも頭が上がりません。幸運というか、幸せを届けてもらうことは出来ました。アイマスのLIVEは複数回行ってて色々な感情を抱いてきましたが、「不思議な感動」を覚えたのは初めてでした。幸せにしてもらった曲でした。本当にありがとうございました。

さて。だらだら感想を書いてきましたが、最後に。
この曲を聴いて思ったことを。

僕は誰かを幸せにしたり喜ばせることは出来るかな。
出来ないかもなあ。でもやってみよう。
せっかく2人に幸せにしてもらったんだから、誰かを幸せにすることは出来る…かもしれないから。

悠遠の先へ!

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