心臓移植児における胸腺組織から産生されたTreg（thyTreg）によるヒト初の治療

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220巻 12号
4 2023年12月
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速報 決定版|2023年10月31日
心臓移植児における胸腺組織から産生されたTreg（thyTreg）によるヒト初の治療

https://rupress.org/jem/article-abstract/220/12/e20231045/276370/First-in-human-therapy-with-Treg-produced-from?redirectedFrom=fulltext

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著者・論文情報
J Exp Med (2023) 220 (12): e20231045.
https://doi.org/10.1084/jem.20231045
論文履歴
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ツール
制御性T細胞（Treg）は、その抑制能から、同種移植片拒絶反応の予防のための養子細胞療法として関心が高まっているが、Tregの回収には限界があり、成体由来のTregの質が低いことが、成功への障害となっている。この課題に対処するため、われわれは、小児の心臓手術で日常的に摘出される胸腺組織（thyTregs）から、高純度で優れた特徴を持つTregを大量に供給する新しいアプローチを開発した。我々は、心臓移植を受ける乳児への自己サイトレッグ投与を評価する第I/II相臨床試験に組み入れられた、サイトレッグで世界的に治療された最初の患者の2年間の追跡調査について報告する。サイトレッグ投与に起因すると思われる副作用が観察されなかったことに加え、2年間の追跡期間中、末梢におけるサイトレッグ頻度は維持されていたことを報告する。これらの初期結果は、自己thyTreg投与の安全性とTregプールを回復させる能力を確認するという試験の目的と一致している。

対象：忍容性
© 2023 Bernaldo-de-Quirós et al.
本論文は、公開日から6ヶ月間はAttribution-Noncommercial-Share Alike-No Mirror Sitesライセンスに基づき配布される（http://www.rupress.org/terms/ 参照）。6ヶ月経過後は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス（表示-非営利-継承4.0国際ライセンス、https://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/4.0/）に基づき利用できる。
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オンライン ISSN 1540-9538 プリント ISSN 0022-1007