SARS-CoV-2感染者のウイルスエアロゾル排出源対策としてのマスクと呼吸器の相対的有効性：ヒト対照試験

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SARS-CoV-2感染者のウイルスエアロゾル排出源対策としてのマスクと呼吸器の相対的有効性：ヒト対照試験

https://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=4631479

18ページ
投稿日: 2023年11月15日
Jianyu Lai
メリーランド大学

クリステン K. コールマン
メリーランド大学

S.-H. シェルドン・タイ
メリーランド大学

ジェニファー・ジャーマン
メリーランド大学

フィルバート・ホン
メリーランド大学

バーバラ・アルバート
メリーランド大学

イ・エスパルサ
メリーランド大学

アディティヤ・K・スリカクラプ
メリーランド大学

ペトリ・カリオマキ
メリーランド大学

マリア・シャンツ
メリーランド大学

アリシア・A・スミス
メリーランド大学

イザベル・シエラ・マルドナード
メリーランド大学

モリー・オアテル
メリーランド大学

ナジャ・ファドゥル
メリーランド大学

T. ルイ・ゴールド
メリーランド大学

キャスリン・マクフォール
メリーランド大学

馬天洲
メリーランド大学

ベンジャミン・J・カウリング
香港大学-WHO感染症疫学・制御共同センター

ドナルド・K・ミルトン
メリーランド大学-メリーランド応用環境衛生研究所

詳細
要旨
背景 フィット感の高いマスクやレスピレーターは、ルーズフィットのマスクに比べてエアロゾルの発生源制御を改善することがマネキン研究で確認されている。これが人間にも当てはまるかどうかは不明である。

方法 COVID-19を有するボランティアの呼気中のSARS-CoV-2ウイルス量に対する感染源制御としてのマスク（布製および外科用）と呼吸器（KN95およびN95）の有効性を比較した。ボランティアは、マスクなしとマスクありの呼気サンプルをペアで提供し、感染源制御因子の計算を可能にした。

結果 すべてのマスクと呼吸器は、フィットテストやトレーニングなしで呼気ウイルス量を有意に減少させた。ダックビルN95は呼気ウイルス量を98％減少させ（95％信頼区間：97％～99％）、布製マスクやサージカルマスクと同様にKN95を有意に上回った（p＜0-001）。布製マスクはサージカルマスク（p=0-012）およびKN95（p=0-028）を上回った。

解釈 これらの結果は、呼吸器ウイルス感染症が地域社会で流行し、医療関連伝播のリスクが高い場合には、N95レスピレーターが介護施設や医療環境における標準的なケアとなりうることを示唆している。

資金提供 本研究は、米国国防高等研究計画局（Defense Advanced Research Projects Agency：DARPA）BTOの後援を受け、マシュー・ヘップバーン大佐（Col. Matthew Hepburnによる契約番号N66001-18-2-4015、National Institute of Allergy and Infectious Diseases Centers of Excellence for Influenza Research and Surveillance (CEIRS) 契約番号HHSN272201400008C、Centers for Disease Control and Prevention 契約番号200-2020-09528、Bill & Melinda Gates Foundationからの助成金、およびThe Flu Lab (https://theflulab.org)からの寛大な寄贈による。

利益宣言： B.J.C.はAstraZeneca、Fosun Pharma、GlaxoSmithKline、Haleon、Moderna、Novavax、Pfizer、Roche、Sanofi Pasteurのコンサルタントである。D.K.M.はA.I.R LLCのコンサルタント。著者らは他に利害関係はないと宣言している。

倫理的承認： 本研究はメリーランド大学カレッジパーク校（UMD）で実施された。メリーランド大学施設審査委員会（University of Maryland Institutional Review Board）および海軍省人間研究保護局（Human Research Protection Office）の承認を得た。研究参加者全員からインフォームド・コンセントを得た。

キーワード 感染源対策、SARS-CoV-2、サージカルマスク、レスピレーター、呼気エアロゾル

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