映画「MY (K)NIGHT マイ・ナイト」を観たよと言ってもらえた話

残しておくことは大事かなと思ったので、個人的に嬉しかったことの自分用メモも兼ねたお話です。

私は、詳細は省きますが、推したちとは違うジャンルの制作会社で働いています。
日頃の現場で、世間話というかたちではありますが推したちの布教をしていたので、壱馬さんを始めTHE RAMPAGEを知ってくれている上司や先輩もいて、仲のいいディレクターさんなどは「日曜の夜ぐらいは」や「セクシー田中さん」も見てくれて、壱馬さんの演技を褒めてくれたりしていました。
なので先日公開を迎えた「MY (K)NIGHT マイ・ナイト」も、みんなに見てほしいくらい素晴らしい作品だったので、布教したいなーと思っておりました。
けれど地上波のTVで放送されるドラマと違い、映画はわざわざ時間を作って映画館に足を運んで観るものなので、正直布教は難しいかなと思いつつ、同期たちにだけは「オススメだから観てね!」と作品の公式サイトのリンクを送るだけに留めていました(仲のいい友人数名と身内にはムビチケカードを渡しました)。

そして公開からもうすぐ一週間になりますが、私自身は自分のメンタルやら仕事やらに忙殺されてまだ上映イベントに参加してから一度も観に行けておらず、何ならネットもXも触れていなかったので、推したちの出ている作品の評判も見れずにおりました。
そんな中で、先日久しぶりに現場でご一緒したディレクターさんから、「THE RAMPAGEってグループ推してたよね?映画観たよ」と言っていただけて、すごく驚きました。
そのディレクターは高年の男性の方なのですが、奥さまと何とはなしに映画館に足を運んで、ポスターに興味を惹かれて夫婦で観たんだ〜とわざわざ教えてくださいました。映画作品に精通している方なので、まさか友人や身内を通り越して、日頃から映像作品に携わるプロの方の感想を最初に聞けるとは思わず、私もとても嬉しくなってしまい、合間の休憩時間に感想などを語り合わせていただきました。
その方以外にも、ディレクターや録音の方、取引先のマネさんやまさかのクライアントの中にも観た人がいて(私が出演者のファンということを知らない人ばかりでした)、お聞かせいただいた感想を少しだけ文字に起こします。

▼ウォン・カーウァイリスペクト精神を映像の端々でひしひしと感じた。香港映画好きにはぜったい刺さる。
▼主演の3人がアーティストだと気づいたのはクレジットで名前を見てから。
本編が終わるまで、若手の演技派役者を起用したと思っていた。
▼LDHが手がける映画媒体は演者がアーティストということもあって、うちのアーティストカッコいいだろう的なMVに見えてしまうことがあるが、今作はそんなことは一切なく、終始飽きることなく本編に浸ることができた。
演技派の女優側に食われることもなく、3人がそれぞれの演技で持ち味や魅力を出していて、相乗効果でより段階の高い作品に仕上がっていたと思う。
▼中川監督作品が好きで鑑賞。脚本はもちろん良く、映像のどこを切り抜いても一瞬一瞬が美しくてまるで美術館にいるみたいだった。
▼登場人物たちの冒頭からラストにかけての心情やそれらが足し算だけでなく掛け算割り算も織り込まれて計算されたように感じる感情や表情の変化に引き込まれた。
セラピスト3人の、演技と分かってはいてもそれぞれの感情の機微への触れ方に鳥肌が立った。
▼恋人と恋愛映画だと思って観たが、全く違う内容に驚いた。
想定していた内容ではなかったけれどいい意味で裏切られた作品だった。過度な雑音や装飾が取り払われていて感情移入もしやすく、恋愛だけに捉われない内容が胸に響いた。
恋人もすごく良かったと言っていて珍しくパンフレットまで買っていた。
▼デートセラピスト3人を主軸としてはいるものの、恋愛ではなく人と人同士の対話、抑圧からの解放、セラピストとクライアントがお互いの人生に触れたことで自分の人生を見つめ直し明るい道を見つけて進むことが示唆される、今の現代社会を生きる人間には共感できる部分が多い内容だった。

感想を教えてくださった方々は、仕事柄ストーリーや映像、音周りなどの感想がやっぱり多かったのですが、皆さん一様にスリボ3人の演技を高く評価してくださっていました(女優さん側は本職のプロなので諸々割愛させていただきます…!)。
演技力の幅が広いことは本当に大切で、認められることは簡単にいかないことです。ただ、一度認められれば多方面で重宝される演者になり、今回のような邦画やドラマ以外の他のたくさんの仕事にも繋がると思います。
作品作りの中でも、今回〝要〟となる部分を担う推したちを褒めてもらえたことが、ファンである私は個人的にいっとう嬉しかったです。
私が聞いた範囲ではありますが、映像を仕事としている人たちからの評価も厚かったことを、少しでもスリボが好きな人たちに知ってもらいたいと思い、ここに残させてもらおうと思いました。

本当に本当に素晴らしい作品なので、今作がもっと少しでも多くの方の目に留まりますように。
本業であるアーティストとはまたひと味違うスリボの魅力やポテンシャルの高さが、もっともっと多方面で力を発揮できますように。
最後に中川監督、作品に携わられたすべての皆さま。素敵な作品を世に送り出してくれて、ファンムービーとはいえスリボをあんなにも色鮮やかに作品の中におさめてくれて、本当に本当にありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?