名古屋で働く院長の告白8


≪経営者とはこんな苦しいものなのか≫

世間の評価と実態との乖離、相変わらず解決方法の無い辛さにたった1人で耐え続けるしか術はありませんでした。

2017年2月が過ぎようとした頃、偶然にも一冊の本に出会うことになります。

人生どこで足元を掬われるかわからない、それと同時にどこに救いの手があるかわからないものです。

何気なくAmazonで注文した533円+税の文庫本。

そこにはとある人が若くして起業し苦悩や孤独に耐え、会社を作り上げる過程が記されています。

24歳で起業し、26歳で上場。順風満帆にいっていたところにITバブルの崩壊、28歳で買収騒動が起こり、奇跡的に事業を継続していく姿にページをめくる手が止まりませんでした。

起業するというたった一人の熱狂と、あらゆる問題に苦悩しながら何とか組織を経営していく経営者としての孤独、この姿に深く感動しました。

ここから先は

2,352字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?