エンデの遺言、モモ
ミヒャエルエンデ著のモモ、エンデの遺言を読んだ感想は以下の通り
エンデの遺言
・お金本来の使い方でなく金融機関に預けるなどして資産を増やすことが貧富の差をもたらしている(時間と利子)。
・市場に金を多く回らせるためには通貨を経年に応じて減少させるシステムが必要
・地域通貨の重要性
モモ
・時間と利子を利用し資産を増やすことに躍起になり本来楽しむべき時間を失ってないか(美しい花)。
・他人と分かち合わない限り潰されて孤独に陥るものがある(恐らく金融資産のこと)
読んで感じたのはお金2.0の中に出てきた価値主義との類似性である。資産を増やすことを第一義にした資本主義を古い考えとし、内面的価値や社会的価値に重きをおく価値主義を佐藤航陽さんは書かれていたがまさにこれではないか。
20世紀の資本主義が世の潮流となっていた時代において価値主義を唱えていたエンデの慧眼に驚いた。
これらを読んで実際に活かしたのは福利厚生の体験手当、知人への出資である。
資産を増やすことで悦に入るような人生とならないよう、定期的に読み返したいと思っている。
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