ライブの思い出がオタク連番客への怒りとセットになってる話

とあることに起因して昔の話を思い出した。たまに思い出してもスッと忘れるようにしているのだが、どうにもなかったことにできない気がするので、今ここで全部吐き出してしまおうという魂胆。

2019年、私の推しがアイドルグループを卒業した。そんな彼女の最後のライブを見に行った。ギリギリでチケットを買ったので、全然いい席ではなかったが、時間の共有ができる。ただそれだけで嬉しかった。

自分は1人での参加だった。おぼろげな記憶だけど、左隣の人もおひとり様。右隣がオタク連番客(怒りの対象)である。

開演15分くらい前に会場の中に入った。当時久しぶりのアイドル現場だったこともあり色々びっくりした。
まず客層がおっさんばっかりだ。あっちもおっさん!こっちもおっさん!
あと客が物理的に太い。なんかオタク現場に来たな!という気持ちだった。
別に年も体型も馬鹿にする気持ちはない。ただ、オタク現場っぽいなあと思った。
そんなん言うたら儂もガリガリメガネなので典型的なオタク君である。みんな違ってみんなオタクだ。差異はない。

で、右隣の客は恐らく2連番の客(自分の右側に三席あったが、一番奥の客には話しかけていなかったため)で、開演前からずっと話していた。
まあそれくらいなら全然かまわない。俺もそうする。この前もライブ行ったとき開演まで連れと全く関係のない好きなバンドの架空セットリストの話をしていた。

問題はここから。ライブが始まった後のMCの時に始まる。
MC中もずっと喋ってやがるぞこのおっさん2人….
そう、無限に話している。もうずっと永遠。
おいおい、待て待てと。別にMC中に話すなとは言わんけど、関係ない話すなよ。具体的に何の話してたか覚えてへんけど、間違いなく舞台上にいるメンバーと関係ない話してたなあとは覚えてる。

で、それがMCの度にずっと続く。いっそバカでかい声で「いやいや!明日の朝ごはんはチャーハンとブラックコーヒー、あとセロリスティックでんがな!」と喋ってくれた方が助かる。ずーっと耳に入ってくる声量でべらべら喋ってる。誰がおっさん二人のASMR聞きたいねん。

そして最悪なのがアンコール明け。前述したとおり、これは卒業ライブ。アンコール明けのMCは推しが一人で舞台に立って話していた。そのときもやいのやいの喋ってるので辛抱ならず「ごめんなさい…推しの最後のMCなんです…」と告げた。
最悪他のMCはまあいいでしょう。ただ、ただ。本当最後の推しのMC、それも1人でこれまでのことを語るMCで、おっさんの喋り声は不快以外の何物でもなかった。
するとおっさん「断る!ライブは自由やからな!」とドヤ顔で言われた。確かにとは思ったが、ちゃうやん。おっさんずっと喋っててんからこの瞬間くらい黙ってくれませんかっていうやんわりしたお願いやがな。どんだけこっちが言葉選んだ思ってんねん。

MCでいい事を言っていたにもかかわらず、やっぱり思い出すのはこの隣の客なんだよね。
確かに「自由」というのも一理ある。コールをするしないも自由。ペンラ持つ持たないも自由。分からない曲があるのが嫌だから予習するのも自由。ただ、近くにいる人を不快にさせたらいけないんじゃないだろうか。別に一生黙ってろとも思わんが、せめてその瞬間くらいは黙ってくれる良識ある人だと思ってたのが間違いだった。

推しもおらんし、もう新曲すら追っていないグループなので二度と現場に行くことはないですが、あのおっさん2人のせいで嫌な気持ちになってるオタクがいなかったらいいなあとは思います。

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