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伝線が発生する件

5本棒針で輪に編むと、1の針から2の針に、2の針から3の針に、と編み移るときに、どうしても隙間が空いてしまう現象に長らく悩まされていました。

帽子、靴下、手袋と、輪に編むものの練習を続けても続けても、その隙間が縦に目立って、まるでストッキングが伝線したときのように見えます。

手加減が緩いのか?きついのか?

輪針を使えば解消できるけど、私は5本棒針で解消したかったのです。

で、どうしたか。先輩ニッターさんに教えを乞うたり、本で調べたり。

納得の答えはヴォーグ社の本にありました。

その方法は。

針を移るときに2〜3目ずつ多く編み、移す場所を斜めに移動させながら編むというものです。

1の針から4の針のそれぞれに14目あったとしたら、

1の針から14目、2の針から2目編んで
計16目編む。
2の針から12目、3の針から2目編んで
計14目編む。
3の針から12目、4の針から2目編んで
計14目編む。
4の針から12目、1の針から2目編んで
計14目編む。

これで一周。この繰り返し。
編み始めがわかるように印の目数リングを入れておく。

以上、初めてこの方法で編んだのがケーブル模様のリストウォーマーだったので、ちょっと目数が数えにくいなぁと思いましたが、確かに伝線は起きませんでした。

編み物は、編めば編むほど面白いです。

読んでいただきありがとうございました。
今夜は何cm編もうかな?
皆様も良い夜を。

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