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シンプルだけど奥が深い基礎トレ

応用って楽しいですよね~

わかる~
私も子どもの頃そうでした。
ピアノも基本練習よりも曲を弾きたい!だってつまらないんだもん。

ジュニア選手の指導することがありますが、基礎トレって適当に流されがちです。

もちろん大切さやこの基礎トレが何のために必要なのかも伝えます。
それでも一見すると簡単だから、やってるやった、出来てるという判断で回数だけを追うこともあります。
理解度や取り組みには個人差がかなりありますが、毎回効果的に出来るようにフォームチェックや声掛け。グループで年齢の幅も広いと動きに慣れる、動きを行うが精いっぱいのことも。

だからと言ってパーソナルがベストとも言えません。
選手にもよりますが、以前パーソナルセッションを担当した選手の場合。

与えられた課題を自宅でも頑張ってくれました。
毎回基礎の手直しと身体がそれを覚えるように誘導したりと指導。
ところが保護者の方はまた同じことをやるんの?これは分かったからその次のことを教えてくれればいいのにと、ハッキリはおっしゃいませんがそれとなく伝えて来られます。

コレが出来なかったら、基礎のステップアップも無理なのに。
パーソナルで何を得られるのか?何を得たいのかのカウンセリングが足りなかったと反省しています。

やることを知りたいだけなら、3ヵ月位の契約でドンドン種目を渡せば納得されたでしょうね。

私は競技の成績を上げる為、ケガをしない身体づくりの為にしか、パーソナルセッションをお受けしないので、お断りすることも出来ました。

基礎トレを身に付けるのにはそれなりに時間が掛かります。
何故かというと本人が、身体を意識して動かせるようになるのに、ある程度時間が必要だからです。

身体の基礎工事って大事

基礎トレにも段階があります。
そう基礎トレの基礎~応用というステップがあります。

よく住宅に例えられることがあります。
基礎トレは家で言う基礎工事で作るところ。
その上に建つ建物は応用の部分です。
 
ここからも基礎がとっても大切だということが分かると思います。
ただね~地味です。
 
実際私たちの日常生活で例えるならば、応用は実際に生活の中で行われる身体活動です。
スポーツであれば実践の練習や試合。
 
アナタの日常生活での応用動作は何ですか?
デスクワークなら座る姿勢。動きが無いから基礎に近いかな?
仕事や買い物に歩いて行く。家事を行う。。。
 
これらの動作を快適に行うためには、ある程度の体力が必要です。
30代前半頃までは、あまり体力が必要だと感じない人が多いですね。
 
ところが早い人ではプレ更年期となる30代後半~更年期を迎えるころになると、体力が低下したり、体力がないことに気づく人が出てきます。

身体の基礎の見直し

住宅でも新築から10年ごとに外壁の再塗装だったり、手直しやチェックが入りますよね。

家の基礎工事は一旦工事が終われば、その後不都合がない限り工事をやり直すことはないと思います。
家は不動物、人間は動物。
動物である人間は基礎となるものも、常に動かして良い状態を保つ必要があります。

身体は自分のことだから、自分でスケジュールして行わなければなりません。
毎年健康診断や人間ドッグに行くことはあると思いますが、その結果から表かされる健康相談では、食生活や運動を取り入れましょうということはあっても、具体的な運動メニューなどが示されることはありません。

また実際に自分自身が体力がないことに気づくタイミングって、更年期辺りから増えてくると思います。
ただ体力がないことに気づくタイミングって、明らかに体力が低下しているから気づくんですよね。

体力がないなという気づきは、個人差がありますが、よく耳にするのが疲れが取れにくくなったとか、プチ休憩する回数が増えたなどだと思います。
アナタは何か他に思い当たることありますか?
 
体力がないことに気づく人以外では、体力がないことに気づかない人と体力維持向上を行っていた人に分かれます。
ここの分かれ道って差が大きいですよね。

体力の低下に気づかない人は、もともと体力が低かったのかもしれません。体力グラフの最高値の山が低いから、体力が低下しても高低差が小さいので、体力が低下し始めたことに気づきにくいのかもしれません。

またこのような人は無意識に、動き自体が省エネなっている場合が多いので、体力が低下したとは気づきにくいのだと思います。
いままでと何も変わってないから、不便を感じないから大丈夫という思い込みがあります。

プレ更年期からがおススメ

健康診断や人間ドッグで日常的に運動をしましょうと言われたら、運動が苦手でも見直しを行いましょう。

プレ更年期ではまだ健康診断や人間ドッグで、問題を指摘されることは少ないかもしれません。

ただ更年期に入るとホルモンのバランスが崩れることで、心身ともに不調を感じる人もいます。

更年期に運動がいいと分かっていても、それまでに日常的な運動の習慣がないとハードルが高いと思います。
軽く運動すると不調や不快感が楽になると分かっていても、不調や不快感の方が先に立つので動く気になりませんよね。

先のことを考えて運動を生活に取り入れるのは難しいと思いますが、運動することで得られる効果が何かありませんか?

例えばシェイプアップの為、ストレス発散の為など。
運動習慣があれば達成できる目的を見つけて、簡単なことでいいのでプレ更年期から始めるのがおススメです。

日常生活をアクティブに活動出来たら、毎日がもっと楽しくなると思います。
アクティブって言っても、走りましょ~なんてハードなことじゃなくて、家事がサクサクこなせるとかってことです。
 
ゆっくりのんびりが好きな方もいらっしゃるかもしれませんが、まだ更年期ですよね~いろんなことがサクサクこなせたら、時間にゆとりが生まれますよ!

日常生活の応用を楽しめるってことです。
応用を楽しむ為に基礎がとっても大切だということです。

長くなりましたが、応用は派手だったり目に留まる動きなので、基礎よりも重要に見えがち。
ただどんなことでも基礎がちゃんと整っていての応用です。
動物に生まれちゃったので、私は応用だけでいい!を潔く諦めて、より応用が楽しく輝くために、日々の基礎も楽しみましょう。
 
シンプルだけど奥が深い基礎!
シンプルだからこそ奥が深い!
その魅力に気づくと、応用と同じように、もしかすると応用よりも楽しくなりますよ!

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