ホントに嫌いなんです。

先日、それまで大好きだったある食べ物が、

突然、不味いと感じるようになり、

今では、匂いを嗅ぐだけで、

食欲が減退するようになりました。

オセロのように、その食べ物との良い想い出も、

体験も、今では、自分のことには思えません。

最近の研究では、

人の意識、自我は、結局、過去の体験。

つまり記憶の集大成なんだそうです。

僕という意識は、

過去の記憶のつながりで形成されているようです。

意識にあがってくるちょっと前に、

すでに脳が決断している、とも。

ということは、その1秒間の超短期記憶を、

意識ということもできる。

そうなると意識は全部、

記憶で説明できちゃうのかなって思う。

脳を外科手術するまでもなく、

ある匂いや食事をキッカケに、

人の記憶、人格を変えることもできるのでしょうか。

記憶とは体験ではなく、

単なる思い込みなのかもしれない。

「僕らは、なぜ、存在している」のか、ではなく、

「僕らは、なぜ、存在している、と思い込んでいる」のか。

これが今の気分に近い。

アボガドは、今日も苦手です。

これは、誰かに植え付けられた嘘の記憶でしょうか。

そうだとしても、アボガドはホント嫌いですね。

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