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自分の本棚を人に見られるのは裸を見られるよりも恥ずかしいというのは本当ですか?

タニザキストを公言している宇多田ヒカルは勇気がある

一冊終えると次のタニザキ、それを終えると次のタニザキ
図書館で借りるたび
司書の方に「この人はあれだな」ばれていると思うと恥ずかしくて
そそくさと立ち去って急いで家に帰っては読みふけっていました

皆様、読み物はお好きですか?
アルジャーノンに花束を
読書感想文の題材の定番
読んだことがある方も多いかと思います
タイトルがそそられない
そう思って私は読まず嫌って避けていました
ある日信用のおける友人に
「本のおすすめない?」と聞いたところ
こちらをお薦めされまして
そんじゃあ試しに読んでみよ
読み始めたら面白いのなんのって
泣いて泣いて目を腫らして
眠気の限界まで読んで寝落ち
目覚めると手探りで本をまさぐり
続きを読み始めるという 
忘れられない読書体験となりました
ここ数年なぜだか小説は全然読みたくない
ルポと実用書しか手に取らずにいましたが
昔私がまだ本を購入していたころ
買ったので手元にある
アーヴィン・ウェルシュ
「エクスタシー」
無性に読みたくなって
引っ張り出してきて読みはじめました
こちらの読み物もタイトルがなかなか
紳士淑女のみなさまは手に取りづらい題名かと思います
でもすごくいいんです
ドラッグや暴力の描写が受け付けないという方は
入口が見つからないかもしれません
しかしそこはメントスと同じ
はじめ不味いと思っても
少し我慢して食べ続けると
あ、美味しい
口に入れた直後のメントスの味を不味いと思うのは私だけでしょうか

いつかそのうち死ぬってことを私は忘れて生きている
そんな自分を束の間軌道修正してくれるから私はこの本が好きです

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