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東北を左回りする(太平洋編)

前回までの東北左回りは!

滝観洞でヘトヘトになった後大槌町に一泊し、北上しながら面白い海岸があったら寄ろうと思っていた。

プラン

宮古港

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海岸沿いを走っていると他の地域では見たことのない標識があって、それが3.11の津波が道路のどこまで来たかを示すもの。えっここまで?というところ、まで来てるで結構ビビる。例えば三陸道のインターチェンジを降りるランプにあったり、岬を貫くトンネルの手前にあったりする。それはつまり高架下は全て浸水したとか、長さを抑えるために少し高い地点にあるトンネル以外は全て浸水したことを示す。

上の写真のように浸水したエリア内にも標識がある。前方920m、後方210mが浸水したということは、もしここで大津波警報が来たらUターンして210m以上逃げるのが一番速い、ということだ。

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そういう標識や防潮堤を見ながら宮古港まで来ると、コンクリの壁があった。

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ゲートの裏には鉄の扉があって、津波警報が来たら閉まるらしい。横の建物に表示されている最高到達水位より高いことがわかる

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この壁を閘門までずっと作るらしい。閘門手前はまだ建設中。鉄骨みたいな柱が立ってるでしょ、あそこに…

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このパーツをはめて固定してるんだと思う。

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ゲートの近くの壁には階段があって、そこを登ると歩道橋で高台に渡れるようになっている。この高台というのが…

ニュースで見たことのある宮古港浸水の映像が撮られた高台だった。この壁があれば市街地の被害は防げるということだろう…

浄土ヶ浜

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宮古港のすぐ近くに浄土ヶ浜という名勝がある。駐車場からはちょっと歩くんだけど、駐車場から崖の下までエレベーターで降りられるのがいい。

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こんな波に洗われてる通路も通って

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岩の連なりを見つつ

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白い砂利浜に着く。

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ちょっと戻ったところに展望台に上がる道があり、岩の連なりを一望できる。

種差海岸

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八戸に着く手前くらいに種差海岸の標識があり、なんだろうと思ったので翌朝行ってみた。岩…芝生…松…それらのコントラストがきれいな海岸だった。

それはいいんだけどこの日低気圧の影響で風がものすごく、砕けた波飛沫が霧みたいになってメガネに襲いかかってくる。

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淀の松原っていう松林があって、ここから崖を見ても眺めがいい。

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そして各所にこういう獣道みたいなのがあって、波打ち際に降りていける。

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波打ち際は三浦海岸みたいな…砂利と貝殻が混じったやつよ。

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天気がよかったらもっと綺麗なんだろうけどな…

尻屋崎

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下北半島には日本で一番大きい砂丘があるらしいね。でも自衛隊の演習地なのでスルーして尻屋崎まで来た。

なにしろ先っぽなので遮るものがなく、風がものすごい。

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景色はいいし、先っぽ感がものすごい。ただ風もものすごく、灯台と海岸以外なにがあるわけでもないんだよな…

つづく


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