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MOXが成田を撃破! 海野と師弟対決実現へ!!フィンレーがGLOBAL王者ネメスにリベンジ!鷹木がゲイブとの死闘を制しNEVER死守!KENTA&オーエンズがIWGPタッグ奪還!

 5月4日(土・祝)、福岡・福岡国際センターで『JR HAKATA CITY Presents レスリングどんたく 2024』2連戦が二日目を迎え、4大タイトルマッチを中心に激闘が繰り広げられた。

第1試合は上村優也&DOUKIvsグレート-O-カーン&フランシスコ・アキラ。4.27広島のKOPW争奪戦の追撃戦となるオーカーンと上村は、闘志をぶつけあう。DOUKIとアキラも『BEST OF THE SUPER Jr.』を見据え、スピーディーな攻防を展開。最後はアキラが掟破りのホルヘ・リベラ・スペシャルでDOUKIから3カウントを奪取した。

 第2試合ではザック・セイバーJr.&藤田晃生組とジェフ・コブ&カラム・ニューマン組が対決。前日の5.3福岡でNJPW WORLD認定TV王座戦で激闘を繰り広げたザックとコブは、追撃戦で火花を散らす。終盤、ニューマンがザックにキックの波状攻撃を仕掛けるが、回避したザックはスリーパーから一気にザックドライバーを炸裂。TMDKに凱歌が上がった。

 第3試合はヒクレオ&エル・ファンタズモ&海野翔太&エル・デスペラードvsEVIL&高橋裕二郎&SHO&金丸義信。デスペラードは前日にピンフォールを奪われた金丸に狙いを定めるも、H.O.Tは悪の連携で主導権を握る。だが、本隊も巻き返し、最後は海野が裕二郎にブレイズブレイドからのデスライダーを炸裂。メインで成田蓮を迎え撃つ“師匠”モクスリーに勝利のタスキをつなげた。

 第4試合ではNEVER6人タッグ王者の棚橋弘至&ボルチン&オレッグが、タイチ&TAKAみちのく組と対決。タイチが昨日同様、TVカメラに視線を送ると、棚橋も負けじと熱視線。試合はJ5Gがオレッグに厳しい攻めを見せるも、オレッグは怪力殺法で反撃。そして最後は棚橋がTAKAをスリングブレイドからのハイフライフローで料理した。

 第5試合は内藤哲也&辻陽太&高橋ヒロム&BUSHIvsデビッド・フィンレー&クラーク・コナーズ&ドリラ・モロニー&外道。前日の5.3福岡では辻がフィンレー、4.29鹿児島のIWGPジュニアタッグ王座戦ではヒロム&BUSHIがコナーズ&モロニーに敗北。巻き返しを図りたいL・I・Jは、ゴング前に奇襲攻撃。WAR DOGSはラフファイトで応戦するも、最後は内藤がモロニーをデスティーノで撃沈。4.23後楽園でモロニーにフォール負けを喫した借りを返した。

 第6試合ではIWGPタッグ王者の後藤洋央紀&YOSHI-HASHI組が、KENTA&チェーズ・オーエンズ組を相手に二度目の防衛戦を敢行。4.6両国で毘沙門にベルトを奪われたKENTA&オーエンズは、老獪なインサイドワークを駆使して勝機を探る。毘沙門も得意の連携で反撃し、終盤にはオーエンズにとどめの消灯を狙う。だが、しのいだオーエンズは後藤にローブロー。すかさずKENTAが後藤にブサイクへの膝蹴りをたたき込むと、オーエンズが流れるような動きでジャックナイフ式エビ固めを決め、王座奪還に成功した。すると試合後、ニコルス&ヘイスト、ヒクレオ&ファンタズモは登場し、タッグ戦線は混迷を見せる展開に。

 第7試合はNEVER無差別級王者の鷹木信悟が、初防衛戦として挑戦者ゲイブ・キッドと激突。ゲイブはゴツゴツと荒々しい攻撃を仕掛けるが、鷹木も真っ向から応戦。壮絶な削りあいは終盤、鷹木がパンピングボンバーから鷹木ドライバー98を炸裂。それでもゲイブはカバーを返し、驚異のタフネスを見せる。だが、最後は鷹木がラスト・オブ・ザ・ドラゴンで粘るゲイブを沈め、ベルトを死守した。

 セミファイナル(第8試合)はIWGP GLOBAL王者のニック・ネメスが、前王者のデビッド・フィンレーを相手に二度目の防衛戦。昨日の5.3福岡でネメスが棚橋を相手に初防衛に成功した直後、フィンレーが乱入。それを受けて、両者による王座戦が緊急決定した。

 2.23札幌で敗れたリベンジを狙うフィンレーは、入場時のフィンレーを襲撃。だがネメスはひるまず、エネルギッシュかつテクニカルなファイトで徹底抗戦。一進一退の攻防の終盤、ネメスは101からデンジャーゾーンを狙う。しかし、受け止めたフィンレーはネメスの後頭部をコーナーに打ちつけると、パワーボムの連発からオーバーキルを炸裂。勝負強さを発揮し、ネメスからベルトを奪還した。

 メインイベント(第9試合)はIWGP世界ヘビー級ジョン・モクスリーが2度目の防衛戦として、同王座初挑戦の成田蓮と激突。この一戦の勝者が、5.11オンタリオで海野を挑戦者に迎え撃つことに。

 モクスリーの入場時、H.O.Tが襲撃を仕掛ける。さらにH.O.Tは救助に駆けつけた海野の動きを、手錠で封じてしまう。そして成田はモクスリーを無法ファイトで蹂躙。だがモクスリーは目には目をとばかりに、変形の裏投げでテーブルクラッシュ。さらにSHOと金丸の乱入を、デスペラードが排除する。終盤、EVIL&東郷がモクスリーに襲いかかるも、復活した海野が救出。そしてモクスリーは成田をデスライダーで葬り、初防衛に成功した。
 試合後、モクスリーは次期挑戦者となる“愛弟子”海野と視殺戦を繰り広げた。

 そのほか、第0-1試合ではさまざまなプロレス団体から注目選手が参戦する“FRONTIER ZONE”を実施。今回は『九州プロレス』の桜島なおき&ジェット・ウィー組が、真壁刀義&村島克哉と激突。奮闘を見せるも、真壁がキングコングニーでウィーを仕留めた。
 第0-2試合ではタイガーマスク&嘉藤匠馬組と、現STRONG無差別級タッグ王者のマイキー・ニコルス&シェイン・ヘイスト組と対戦。嘉藤は若さと勢いで挑んでいくが、最後はニコルス&ヘイストの連携パワーボムの前に玉砕した。

今大会の模様は、NJPW WORLDでタイムシフト配信中!