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第5試合 エル・デスペラード&HAYATA &ニンジャ・マック&MAO&箕浦康太 vs 高橋ヒロム&ドラゴン・ベイン&アルファ・ウルフ&勝俣駿馬&YAMATO

〔第5試合 30分1本勝負〕
エル・デスペラード&HAYATA&ニンジャ・マック&MAO&〇箕浦康太〔13分21秒 片エビ固め〕高橋ヒロム&ドラゴン・ベイン&アルファ・ウルフ&勝俣駿馬&×YAMATO

 第5試合はエル・デスペラード&HAYATA(プロレスリング・ノア)&ニンジャ・マック(プロレスリング・ノア)&MAO(DDTプロレスリング)&箕浦康太(DRAGONGATE)vs高橋ヒロム&ドラゴン・ベイン(プロレスリング・ノア)&アルファ・ウルフ(プロレスリング・ノア)&勝俣瞬馬(DDTプロレスリング)&YAMATO(DRAGON GATE)。
 当初、ヒロム組として遠藤哲哉 (DDTプロレスリング)が出場予定だったが、負傷のため代打として急遽、勝俣瞬馬が出場することに。
 人気と個性を兼ね揃えた4団体のジュニア選手が集結した10人タッグ。中でも昨年の3.1後楽園『ジュニア夢の祭典』には不出場だった箕浦、ベイン&ウルフ、そして勝俣がこの団体の垣根を越えた戦いの輪の中に入り、どのような動きを見せるのか興味深いところ。
 ジュニアならではの大空中戦、そしてスピーディー&スリリングな攻防が繰り広げられるのは必至。一瞬も目が離せない戦いになることだろう。

 青コーナーはYAMATO、DDT EXTREME王者・勝俣、ベイン&ウルフ、そしてヒロムの順で入場。ヒロムはYAMATOのようなメイクを施している。するとYAMATOがロープを開けて招き入れ、二人はハグをかわす。

 赤コーナーは箕浦、DDT UNIVERSAL王者MAO、マック、GHCナショナル王者HAYATA、デスペラードの順でリングに向かう。

 先発はMAOとヒロム。両者がにらみ合っていると、すかさず両軍共にリングイン。そして一気に打撃戦が始まってしまう。リング上、ヒロムとYAMATOがマックにダブルのショルダータックル。そして髪を同時にかき上げる。

 するとデスペラードとMAOがヒロムに連携のヒップドロップを炸裂。だが、ウルフが二人まとめてミサイルキック。そしてベイン&ウルフはMAOとデスペラードにトレイン攻撃。さらにベインのカミカゼから、ウルフがムーンサルトプレス。続いてベインがMAOを踏み台にデスペラードに串刺しドロップキック。そしてMAOにベイン&ウルフが連携のムーンサルトプレスを決める。

 だが、箕浦がベインに変形ネックブリーカー、ウルフに変形シェルショック。続いてマックがニンジャ・スペシャルを狙うが、勝俣がストップ。
 するとHAYATAが勝俣を場外に追いやり、マックが再びニンジャ・スペシャルの体勢に。しかし、ヒロムとYAMATOが妨害。ここからリング上は両軍入り乱れる混戦模様に。

 ヒロム組は鉢合わせ攻撃からレッグスプリット。そして、その中央でヒロムとMAOが対峙。MAOはパンチからカバーするが、これは相手チームがカット。

 ここからデスペラード組はヒロムにトレイン攻撃を敢行。さらにデスペラードとMAOのヒップトスから、マックがコークスクリュープレス。
 次は箕浦がヒロムの顔面を踏みつけてから、ヒロムの串刺し攻撃を切り抜けボンベロを炸裂。しかしカバーはヒロムがカウント2ではね返す。

 次はHAYATAがヒロムにショルダータックル。さらにマンハッタンドロップから低空ドロップキックをお見舞い。スイッチしたデスペラードはHAYATAと共にヒロムにダブル攻撃を狙う。回避したヒロムは、デスペラードを利用してHAYATAにティヘラ。続いてレフェリーも利用し、デスペラードにティヘラをお見舞い。
 スイッチしたベインはデスペラードとHAYATAにハンドスプリングエルボー。さらにベイン&ウルフはMAOと箕浦に連携のドロップキック。
 そしてベイン&ウルフはマックに連携のティヘラ。続いてデスペラードに連携のキャノンボールを炸裂。スイッチした勝俣がロープをまたごうとすると、デスペラードがロープを蹴り上げて急所攻撃。

 MAOも同じ攻撃を勝俣にお見舞い。勝俣は負けじとMAOをバックドロップで叩きつけてロープへ。しかし、MAOはスタナーからブレーンバスターの体勢に。勝俣は逆に投げつけるも、MAOは突進してきた勝俣にカウンターのみちのくドライバーIIを炸裂。

 次は箕浦とYAMATOのマッチアップ。YAMATOはノーザンライトスープレックスのように箕浦を投げつけると、さらにブレーンバスターの体勢に。
 箕浦は回避すると、強烈なジャンピングニー。YAMATOが場外に落ちると、箕浦は「俺飛べないから誰か飛んで!」とアピール。ここでデスペラードとMAOがリングイン。そこに勝俣が有刺鉄線バットで殴りかかるが、HAYATAに誤爆してしまう。

 そしてデスペラードとMAOは勝俣を場外に排除。するとマックが登場し、ニンジャ・スペシャルを相手チームに炸裂。場内は大歓声に包まれる。
 負けじとベイン&ウルフがデスペラードとMAOを場外に落とし、連携のノータッチ・トペ・コン・ヒーロを繰り出す。さらにベインがコーナー最上段から単独でトペ・コンヒーロ。

 戦場がリングに戻ると、YAMATOが箕浦に垂直落下式ブレーンバスター。しかし、カバーはマックがカット。すると勝俣がマックにキックの波状攻撃。
 しかし、HAYATAが勝俣のアピールを無視して、延髄斬りをお見舞い。するとベインがHAYATAに膝蹴りからリバースフランケンシュタイナー。そのベインにデスペラードがスパインバスターを決める。

 だが、ウルフがデスペラードに十字架固めのように飛びついて頭部から突き刺す。続いてウルフにMAOが竜巻旋風脚。しかし、ヒロムがMAOにトラースキックを突き刺す。

 ここでYAMATOが登場し、箕浦に串刺しドロップキック。そしてヒロムとダブル攻撃を狙うも、箕浦は脱出。さらに箕浦はヒロムのヒロムちゃんボンバーを、YAMATOに誤爆させると、すかさず丸め込んでYAMATOから3カウントを奪取した。

 試合後、ヒロムとYAMATOは仲間割れ。勝俣やベインが割って入るも、お構いなしでやり合う。それを尻目にデスペラード組は勝ち名乗り。負けじとヒロム組も両腕を突き上げる。そして両チームはノーサイドで腕を上げた。

<第5試合のバックステージコメント>

デスペラード「普段顔を合わせてるヤツらとは死んでもやりたくねえことでもよ、こうやってたまにしか顔を合わせられないヤツらとは楽しく出来るよ」

MAO「(※デスペラードの手を握りながら)俺とだったらいつでもいいじゃないですか、ねえ!」
デスペラード「なかなか一緒に組めねえじゃん(※MAOがデスペラードの手を叩き始め)痛い、痛い……」

MAO「来たらいいですよ、いつでも。クリス(・ブルックス)に言っておくんで。出てもいいですよ、『BAKA GAIJIN』」
デスペラード「『BAKA GAIJIN』?(笑)」
MAO「『BAKA GAIJIN』出てもいいですよ」
デスペラード「『BAKA GAIJIN』か。そうか(笑)』」
MAO「“招待状”がんばって作るんで」
デスペラード「そうか。俺もまだ『BAKA GAIJIN』出たことないから、出なきゃ」
MAO「出たことないから新日本プロレスの事務所のほうに招待状を送っておくので」
デスペラード「そこ通すと出れなそうだけど。“闇営業”はエラいことになるからね」
MAO「そうですね」

デスペラード「ちゃんと筋通しますんで。それはさておき、楽しかったよ」
MAO「楽しかったですね。ALL TOGETHERだ。ちゃんとALL TOGETHERでしたね。僕、宮城県出身なんですよ。だから2011年のときは……」
(※ここで箕浦がコメントスペースに登場する)
箕浦「ありがとうございました」(※3人で握手を交わす)
MAO「ALL TOGETHERだ。(※話を戻し)宮城の中学生だったときに、けっこう地震大変だったんですけど、ALL TOGETHERで僕は夢見て、こうやって今日ここでALL TOGETHERに立つことが出来てメッチャ嬉しいですね」
デスペラード「それはすごく良いことだよね」
MAO「ハイ。メッチャ良いことだったと思います。(※ポーズを決めながら)張るぞ。まあ、続けていれば良いことあるぜ、ミノちゃん」

箕浦「ハイ。こういうところでね、俺は呼ばれるの初めてなんで」
MAO「あー、そう」
箕浦「ホントに緊張もしたし、いろんな人がいたから、“うおおお”って思って」
デスペラード「ハハハハハッ」
MAO「いやいや、堂々たるモノだったよ」

箕浦「まあホントに緊張しましたけど、先輩方の背中を見て色々と学ばせてもらいましたよ」

MAO「学ばせてもらいましたよ」
(※と、言い2人はデスペラードに頭を下げる)
デスペラード「いやいやいや。まあ楽しかった」
MAO「こうやってまたいつか、このALL TOGETHERを見て勇気づけられたっていうガキんちょが大人になって、レスラーになって僕たちの前に立ってくれたら……」
デスペラード「それ素晴らしいね」
箕浦「そうですね」
MAO「なんか嬉しいよねって話でございますよ」
デスペラード「ハイ、(コメント)とても良い感じでまとまったと思うんですが、いかがでしょうか? ちゃんとALL TOGETHERらしい……」
MAO「ALL TOGETHERらしいでしょう!」
デスペラード「ね!」
MAO「あー、デスペさん騙し討ちし忘れた……チッ……。コメント以上だ。誰かクエスチョンマークはないか? ないね。オッケー、ザッツオール。ありがとうございました(※3人で握手を交わす)」

デスペラード「(※箕浦に対して)『プロレス総選挙』のときに新日本に噛みついてくれたのは覚えてるんだけど、あの……(※金色の薔薇を指し)コレしか印象ない」
箕浦「ハハハハッ。『コンクルソ』出させてくださいよ」
デスペラード「俺の代わりに出てください」
箕浦「おお! 出ます」

ニンジャ「『ALL TOGETHER』、なんて大会だ! プロレスのパワーを見せつけることができる。

次は、プロレスリング・ノアを代表する屈指のスーパー・ジュニア、ニンジャ・マックを見てくれ!」

※HAYATAはノーコメント

YAMATO「オイオイオイ、どうなってんだ? オイ! どうなってんだ、オイ! オイ、ヒロム! あと勝俣、オイ! 

お前らのせいでよ、今一番負けちゃいけない箕浦康太に負けちまったじゃねえかオイ! どうすんだい! 誰が責任取るんだコレ? オイ!」

勝俣「(※ヒロムをコメントスペースに連れて現れ)連れてきました!」
YAMATO「オーイ!」
ヒロム「(※YAMATOに向かって)俺は悪くねえだろ“お父さん”! お父さんって言っちゃった!(笑)」
YAMATO「お父さんじゃねえよ」
ヒロム「『おと』まで合ってるから、お父さん言っちゃたじゃねえか! お父さんくらいの歳だろ? 」
YAMATO「そんなことねえだろ!」
ヒロム「そんなことねえか。弟でもねえだろ絶対」
YAMATO「間違いねえ、それは」
勝俣「やめてくださいケンカは」
ヒロム「絶対、弟のせいだって。(※勝俣に向かって)だって見てたでしょ? アレ(羽交い絞め)だってさ、掴んでたら当たったじゃん?」
勝俣「そうですね」
ヒロム「ヒロムちゃんボンバー当たったら、絶対に砕けたわアイツ」
勝俣「YAMATOさん人のせいにしちゃダメですよ」
YAMATO「お前のせいでコントみたいになっちまったじゃねえか!」
ヒロム「オーイ!」
勝俣「(フォール)返せばよかったじゃないですか」


ヒロム「“熱波WER”だ!」
勝俣「“熱波WER”ですよ!」
ヒロム「熱波WER!」
勝俣「熱波WERが足りなかったんですよ」
ヒロム「でも一回も成功してなかったよ熱波WER」
勝俣「そうですね」
ヒロム「熱波WERのせいじゃねえの?」

YAMATO「いや、これ最後……」
勝俣「ちがう! それを止めてくれなかった人たちがわるいんでしょうが!」
ヒロム「(※レゴバットを指しながら)こんなモノまで使って!」
YAMATO「凶器はよくないぞ、凶器は!」
勝俣「勝つためにだったらいいでしょ?」
YAMATO「熱波WERで(コメントを)締めろ!」
勝俣「熱波WERで締める?(笑) じゃあ、熱波WERで締める! YAMATOさんもヒロムさんもいいですか?(※と、言って2人の腕を掴む) 熱波WERが足りてないから今日負けたんですよ!認めますか?」
ヒロム「ああ。まあ今日のところはやる」
(※YAMATOは頷く)

勝俣「じゃあ。またリングでみなさんに会えるのを楽しみにしているんで、各々のリングでまた頑張ってここで集まって、一緒に熱波WERしようぜ! いいですか、みなさん! いきますよ! せーの、熱波WER!(※と、叫びポーズを決めるが、YAMATOとヒロムは無言で控えめにポーズを決める) やってくれよ!」
YAMATO「やったよ、今」
ヒロム「俺もちょっとやったよ」
勝俣「ちょっとじゃない! 声が足りない! そういうところですよYAMATOさん」
YAMATO「うるせえよ、お前!」
ヒロム「熱波WERのせいだな」
勝俣「ちがいます。やらなかった。今、手だけ」
ヒロム「熱波WERのせいだ!」
勝俣「ちがいます。ヒロムさんのせいです」
(※YAMATOと勝俣は先に引き上げる)

ヒロム「俺は『BEST OF THE SUPER Jr.』があるんだよ、このあと。大事な『BEST OF THE SUPER Jr.』があんなコメントにやられたらあぶねえ。でもね、チャリティ良いよ。チャリティ良い! 『ALL TOGETHER』良いよ! 言葉の響きは素晴らしい。でもやっぱり、能登のみなさんに、能登のみなさんの前でやっぱ試合を見せたいよね、能登で。

まだ今は出来ないけど、無料興行とか、無料ALL TOGETHERとかやって、チカラを与えたいじゃないですか! 今は俺たちレスラーはお客さんからチカラをもらってばっかですよ。返さないと、それを。結果でね。お客さんのチカラでね。やっぱりね、能登(みなさん)の前で、あの場所で、俺はちゃんとやりたいな。

そう、そして『BEST OF THE SUPER Jr.』が始まります。俺の敵は、ただ1人。俺自身。高橋ヒロムとの闘いだ! 熱波WER!」

※ベイン、ウルフはノーコメント

5月6日(月・休)『ALL TOGETHER』日本武道館大会
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