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第4試合 石井智宏&関本大介 vs ジェフ・コブ&マサ北宮

〔第4試合 30分1本勝負〕
〇石井智宏&関本大介〔13分15秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め〕×ジェフ・コブ&マサ北宮


第4戦は無骨な肉弾戦必至の一番。新日本・石井と大日本・関本のタッグが実現し、新日本で活躍するコブ(NJPW WORLD認定TV王者)とNOAH北宮のタッグと激突する。かねてから対抗戦で“男の真っ向勝負”を繰り広げてきた石井と北宮は、NOAH1・2有明アリーナでの一騎打ち以来の再対決。関本とコブによる“ぶっこ抜き対決”も要注目な一番となる。


コブと関本の顔合わせによる肉弾戦で幕開け。激しいショルダータックル合戦でどよめきを誘うが、コブが押し勝った。代わった北宮を関本が振り払うと、石井が登場する。

2人はにらみ合うと、エルボー合戦へ。石井は「効かねえんだよ」と吠えると、なおも激しく打ち合った。場内は手拍子に包まれる。北宮はふらつくが意地の連打。ダブルチョップに切り換えるが、石井は倒れず、逆水平を返して、コーナーに追い込んだ。
石井はなおも逆水平を連打。怒号を上げると、対角線のコーナーに振る。が、すぐさま動いた北宮はショルダータックルで挽回。セントーンを落とすと、コブにスイッチした。

コブは控えの関本をけん制しながら、石井を軽々と滞空式のブレーンバスターで投げ飛ばす。片手に切り換え、アバランシュホールドの要領でコーナーに叩きつけると、背中を踏みつけ、サーフィンポーズを披露した。
タッチをもらった北宮は、石井の逆水平を真っ向から受け止め、ダブルチョップで打ち倒す。だが、石井もムキになって組みつき、バックドロップで投げ飛ばす。

あとを受けた関本はショルダータックルで北宮を吹き飛ばすと、コブに突進。コブをブレーンバスターで投げて大きな拍手を浴びると、北宮には串刺しスピアー、ブレーンバスターとたたみかけた。そして、アルゼンチンバックブリーカーに捕らえる。コブが急行しても、抱えた北宮の体を投げつけて黙らせる。

関本はストンピングや逆水平を北宮に浴びせるが、北宮は体を震わせて真っ向から受け止めると、ラリアットで逆転。関本もラリアットを返し、相打ちになると、頭突きで衝突。関本は北宮のラリアットを避けて、ジャーマンでぶん投げたものの、北宮もすぐさまスピアーを返して、両者大の字に。

同時にタッチして、石井とコブがリングインすると、ショルダータックル合戦、エルボー合戦を展開。互いにブレーンバスターを狙う。石井は背後に不時着するとバックに回るが、コブはコーナーに押し込んで排除。串刺しラリアット、串刺しエルボースマッシュ、投げ捨て式バックドロップと猛攻を仕掛けた。さらに、ブレーンバスターで投げるが、すぐさま立ち上がった石井はジャーマンで挽回。関本が加勢に入る。

前後からエルボーを放ち、サンドイッチエルボーも決めるが、サンドイッチラリアットは避けられて同士討ちに。それでも北宮の両腕ラリアットは仁王立ちしてみせる。だが、コブは石井と北宮をまとめてバックドロップで投げる離れ技を決めると、北宮も2人まとめてスピアーで吹き飛ばした。

コブのその場飛びムーンサルトプレス、北宮のセントーンが同時にさく裂。コブは石井に豪快なドロップキックを放つと、ツアー・オブ・ジ・アイランドの体勢に。石井がスカすと、関本や北宮も加わり、4人がショルダータックルで何度も激突。ラリアットも連鎖する大乱戦に。コブと関本、北宮と石井のラリアットは相打ちに終わり、4人が同時に倒れ込んだ。

試合権のある石井とコブはエルボーを打ち合うが、背後から飛びついた北宮はフェイスクラッシャーをズバリ。そして、サイトースープレックスの体勢に。石井が逆にバックに回り込むと、関本が急行し、合体式ジャーマン・眉山が完成。さらに、関本はスピアーでコブに突っ込んだ。

これをキャッチして振り払ったコブは、石井にアスレチックプレックスをズバリ。再び石井にツアー・オブ・ジ・アイランドを狙う。石井が上手く不時着すると、関本の延髄斬り、石井の延髄斬り、関本のラリアット、石井のスライディングラリアットが立て続けに決まった。

北宮がカットに入るが、関本が場外に分断。石井は垂直落下式ブレーンバスターの構えに。こらえたコブはショートレンジのツアー・オブ・ジ・アイランドへ。これも防いだ石井は頭突きをねじ込むと、先読み合戦から垂直落下式ブレーンバスターでついに突き刺し、コブから3カウントをもぎ取った。

 試合後、石井と北宮はにらみ合いを繰り広げた。

<第4試合のバックステージコメント>

関本「石井さん、ありがとうございました!(※と、石井と握手)」
石井「関本とは2000年代初期からさんざんやり合って、さんざんボコボコにしたな。そして俺もボコボコにされたな」
関本「ありがとうございます。俺と石井さんは心で通じ合ってんだよ」
石井「ま、組んだらこんだけ心強いパートナーいねえよ。また機会あったら暴れるか」

関本「よろしくお願いします」

石井「それから、コブ。オメーとはシングル何年もやってねえな。そろそろいくか。俺もウズウズしてきた。それと北宮! リング上で言ってたな、お前。『もう一回シングルでやれ』って。言ってんだろ、オメーのその持ってるカード、オメーがいつでも使えって。そしたらやってやるよ。そして関本、俺がいたらオメー、気ぃ使って何も言えねえだろう。好きにしゃべれ(※と、先に立ち去る)」

関本「ありがとうございます!(※と、石井を見送って) まぁ、2人とも、いいか。ジェフ・コブ、俺は2019かな、『Battle Of Los Angeles』で負けてるからな。俺は覚えてるからな。テメー、リベンジしてやる、覚えとけよこの野郎。マサ北宮! この野郎、いい調子じゃねえかこの野郎! オイ、お前を完膚なきまでにぶっ潰してやる。この野郎、覚えとけ!」

※北宮とコブは一緒にインタビュースペースに入ってくるが、コブは床にひざまずく。

北宮「石井! タッグマッチじゃやり足んねえ! 1月2日、有明で負けた借り、返させてもらうぞ。俺はノってんだ! リベンジマッチ、組めこの野郎、石井!」※先に控室へ

コブ「トモヒロ・イシイ! 今日の試合はお前に勝ちを許したかもしれない。俺のパートナーは? (※と言って、バックボードをめくるなどしてマサ北宮を探すと、セコンドのニューマンが『もういない。帰ったよ』)ゴメンナサイ。俺が負けを受け入れる。大切なのは、イシイ、あの男(マサ北宮)のことだ! どこ行った? 俺を追いかける前に、アイツのことを心配するんだな! 

イシイ、数日後に俺はAEWのヤツとデートをすることになっている。そいつは神にかけてどんな犠牲を払うこともいとわない。ランス・アーチャーだ! ヤツはオールドスクールの新日本プロレス・スタイルでやると言った。アメリカン・サイコ! アイツはいつも『誰もが死ぬ』と言いやがる。ああ。クソ! それを実感するのは凄くキツイだろうな!?

お前がバックシートで、ケータリングやら凄くおいしいブラウニーやらステーキやチキンなんかを食べながら、そこに座っているのはわかってる。親指を動かし、Twitterマシーンを操作して、AEWダークのヤツらとチームを作ってるんだろ。お前のケツを暗闇から光の中へ引きずり出す時が来た。名誉ある15分間だ! 

ランス・アーチャー! お前が俺の努力や俺のベルトや俺の会社の名で、お前自身の名を成すことはない! ランス・アーチャー、お前は『誰もが死ぬ』と言った。お前は俺の挑戦を受け入れたのだから、お前の神に会う準備をしておくんだな! 

そしてイシイ、(※ビデオカメラマンに)こっちだ、カメラガール! イシイ、片付いて準備ができたら相手をしてやる。イシイ、アホなベイクドポテトのケツ野郎。ミスターポテトヘッド。平手打ちし、腕を取って投げ飛ばし、頭も飛ばして、ヒゲもぶっ飛ばしてやる! ミスター・ポテトヘッド。おいしいフライドポテトを作るところだ」

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