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第2試合 拳王 vs 藤田晃生

〔第2試合 30分1本勝負〕
〇拳王〔9分44秒 P.F.S→片エビ固め〕藤田晃生×

 第2試合ではNOAHの拳王と新日本・藤田によるシングルマッチが実現。NOAH清宮海斗から「面倒くさい男」と呼ばれる拳王について、藤田は「面倒くさい人は大好き」と発言。新日本マットで連日“拳王ポーズ”を繰り返してメッセージを送り、逆に拳王が面倒くさがる妙な展開を経て、この日を迎える。

 入場中の拳王をリング上から挑発した藤田は、ロープ越しのドロップキックで奇襲。いきなりトップロープ超えのノータッチ・トペ・コンヒーロを繰り出して場内を沸かす。リング上でもブレーンバスターからのランニングローキックで一気に攻勢をかけ、ジャーマンを狙った。

 踏ん張った拳王もカウンターのミドルキックで反撃。場外戦に持ち込んで場外でのボディスラムを繰り出す。打撃戦でも押し勝ち、逆エビ固めで絞め上げた。

 藤田はロープに逃れるが、その後も拳王は蹴りを入れると、しつこく挑発。藤田のチョップを受け止めたうえで、ソバットをぶち込んだ。だが、藤田も逆水平で必死の反攻。カウンターのレッグラリアットをクリーンヒットさせて反撃に転じる。
 藤田は串刺し逆水平からエプロンに移動すると、スワンダイブ式ミサイルキックを発射。拳王がフォールをキックアウトすると、ジャーマンの体勢に。拳王はアンクルホールドで切り返しにかかるが、藤田はヘッドロックで鎮圧する。ならばと拳王はローキック、背中へのフットスタンプ、後頭部へのニーアタックと波状攻撃で挽回。蹴暴で蹴り飛ばした。
 藤田は意地に担ってすぐさま立ち上がるが、拳王は重たいミドルキックを連打。再び蹴暴で蹴りつける。藤田がギリギリでキックアウトすると、拳王は雄叫び。コーナーに上がってPFSへ。

 回避した藤田はニールキックで逆転。延髄斬りを狙う。キャッチされてアンクルホールドを狙われてもトリッキーな動きで脱出し、フロントネックロックで飛びついた。拳王は強引にブレーンバスターを狙うも、藤田は不時着。だが、拳王は輪廻で蹴り飛ばした。

 粘る藤田は突っ込んできた拳王をキャッチしてジャーマンスープレックスホールドへ。完璧に決まったものの、拳王はキックアウトする。ならばと藤田はAbandon Hopeの構え。阻止されてもハイキックを避けて、回転足折り固めに持ち込んだ。

 キックアウトした拳王はカウンターのハイキックを一閃。藤田はギリギリで肩を上げたものの、PFSで3カウントを奪った。

 試合後、拳王は藤田に拍手を送り、握手を求める。しかし、藤田は応じず、ビンタで返答した


<第2試合のバックステージコメント>

拳王「オイ、藤田晃生! お前めんどくせえんだよ! オイ、藤田、最後オレは今までやりやったけど、とりあえず今日はプロレスのチカラを見せるってことで、みんなに見せるため、そして藤田のことを認めたため、握手を求めてただろ? それにな、また張り手かよ! オイ、もう一度言ってやるよ! 藤田、テメーめんどくせえんだよ! まあな、めんどくさいのは抜きにして、藤田、お前はヤングライオン? 

なんか調べたらヤングライオン卒業しているんだよな? おお、それぐらいのキャリアでよくオレに食らいついてきた。そこは認めよう。やっぱりな、このように『ALL TOGETHER』、全団体が集まるところで何かひとつ“光るモノ”、藤田晃生は持ってんじゃねえかよ。オイ、いいか? それはな、オレがノアに持ち帰ってやるよ! 

ノアの若手たち聞いておけ。藤田みたいに噛みついて来いよ。そうしないとプロレスまったく面白くならねえだろオイ? オイ、いいか? ノアのヤングボーイたち、藤田を見習え。今日はオレがあのくらい食らいつく若者がいるっていうところを、ノアに持ち帰ってやる。そして藤田、新日本プロレス、あぐらをかいて見てんじゃねえぞ。いつかな、テメーらを追い越してやる。まず今日は、藤田晃生アッパレだよ」

藤田「おいちゃん……いや、拳王だな……。アンタと闘って感じたことを言おうと思ったけど、ぜんぶ飛んじまった。ただな、アンタとの試合もう一回やりたい。シングルでもう一回やりたい。

アンタがどう思うか知らねえけど、このままで終わらす気はねえぞ。拳王の首を刈り獲るまで、強くなるからな。楽しみにしておけ!」

5月6日(月・休)『ALL TOGETHER』日本武道館大会
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