第244回 値上げの話(投資の話)

はじめに

 私がよくご飯を食べに行っているお店が4月から100円値上げしているのにはびっくりしました。それ以外にも、あれ?なにか高いなと思って見てみるとやっぱり50円とか値上げしていますね。大きいチェーン店なら値上げのニュースでわかりますが、チェーン店以外は行ってみないとわかりません。

パンの値上げ

 何年かごとに小麦の値上げからパンの値上げが発表されます。このあたりは以前書いたのですが、結局はスーパーの言いなりで元の値段に戻っています。
 1つ例を上げるとヤマザキのダブルソフトと言う食パンがあります。私が学生の頃はスーパーで買うと一袋約200円していました。今月だけかもしれませんが、私がよく行くドラッグストアでは148円で売っています。よそのスーパーでは広告の品として98円で売っています。本当に値上げをしているのでしょうか?
 以前はこんな感じのこと書きました。それ以外にサイレント値上げ(内容量を減らす)をしていることも同時に書きました。もし興味がある方は 第59回 お客様からの質問(値上げ編) をお読みください。今回もパンの値上げはこれにあてはまるかもしれませんね。

風向きが変わった?

 ただ、今回の他の値上げに関しては風向きが変わり値上げが容認されるかもしれません。製造元と小売りの関係から、今回製造元が限界突破してしまうかもしれません。そうすると小売側も容認せざるを得ません。それほど今回は値上げについて注視しなくてはいけないと思います。投資で何を見ていかないといけないのか?と言えば、もちろん決算ですよね。
・値上げして売上が上がらないのか?
・値上げして売上だけ上がり、利益はどうなるのか?
・値上げせずに売上が上がり、赤字になるのか、どうなるのか?
こういうところを見ていかないといけません。今度の本決算の予想、次の第1四半期決算は注目ですね。

まとめ

 投資は風向きを見ることも大事です。ずっと同じ風は吹きませんが、一旦風向きが変われば再び元に戻ることは容易ではありません。
 この文章が誰かの役に立つと嬉しいです。

追記
 大手メーカーの市販のパンは値上げされてないですが、個人のお店のパン屋さんでは30年前に150円だったものが240円になっていました。こういうところで値段を見たほうが良いかもしれませんね。

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