読み書きに困難ありと診断されるまで

三男が国語の授業についていけないようだと担任に指摘されたのは小学校1年生の最後の面談だった。

音読の宿題は文字を1音づつ読んでいくのですごく時間がかかった。
兄2人と生まれ月も違うし個性も違うし、成長ものんびりなのかもしれないと思いながらも「1年生ってこんなに音読出来ないんだっけ?」と何かひっかかってモヤモヤしていた。

担任に指摘され、抜き出し授業(週の1時間だけ個別授業を受けられる区の支援教室)を2年生からやってみたらどうか?と提案された時はモヤモヤの原因がわかるならと前のめりでお願いしていた。

2年生の担任に共有され、抜き出しの授業も楽しく通っているようだった。行き渋りはありながらも行けば笑顔で帰ってきたので安心していたら、喉を鳴らす癖(後でチックとわかる)が漢字のテストの時にとまらなくなり保健室に行ったと担任から連絡があった。

担任:「自分もチックが幼い時にありストレスがたまると出ていた時があった。もしかしたら3男くんもテストのストレスでチックが出たのではないか?知能検査をしてみてもいいかもしれないと」
と促された。

5歳の頃からタン切のような喉鳴らしをしていて、痰が絡みやすいのかと思い耳鼻科や小児科でみてもらった事はあるが特に異常はないと診断され、そのうちやらなくなるとか曖昧な事しか言われてこなかった。小児科なんて入院していた国立の小児科なのに…

それが担任の一言で”チックか!”とパーッと視界が開け知能検査受けます!とまたまた即答していた。

それからなるべく通いやすい小児の発達外来がある病院を探し、なんとか1か月後に予約がとれ初診、そのさらに1か月後にWISC-Ⅳ、読み書きスクリーニングを受け「読み書きに困難があります」と診断された。

特に流暢に読むことに困難があり音読が出来ないのはその特性のせいだった。
検査を受けた事で私が一番ホッとしていたと思う。息子は読めないのは勉強しないせいではない事は理解できたようで無理に音読の宿題をしなくていいのがうれしそうだった。

WISCの結果から担任と校長に通級の申請をすすめられ、半年かかって申請が下り現在も(5年)学校の通級に通っている。

1年の時の担任、2年の時の担任、すぐに通級の申請をした方がいいと背中を押してくれた校長にはとても感謝している。

ただ、うちのようにスムーズに支援につながった家庭はあまりSNS上では見ないような気もする…どうなんだろうか

今回は稀かもしれないけどこんな例もあるよという備忘録で残してみます。
#限局性学習症 #ディスレクシア #SLD


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