見出し画像

自己愛性人格障害の人との遭遇(4)


 3回に渡って、私の経験談を綴ってきました。
 4回目は最終回となります。
 いずれの記事も、大体1000~1500文字ほどの短い文章なので、興味がある人は目を通してみてください。

    ある日、動画を見つけたのです。
 自己愛性人格障害の人と関わってしまったばかりに、とんでもない被害を受けた人のお話でした。


 あ、これって、Aさんみたい。

 そう思って、悩んでいた時期に助けてくれた人に、動画のURLを送ったら、みんな大爆笑でAさんじゃないか。と言っていました。
 それくらい、動画の内容と同じような言動を取っていたのです。

 実は、私自身、詳しくはないものの、自己愛性人格障害の事は、軽く知識として持っていたのです。
 けれども、自分が渦中にあると、そのことに考えが及ばないのだなと感じました。
 私がどんくさいせいでしょうけれども、全く思いもつかなかったのです。
 他人のことは分かるのに、自分のことは分からないを、地で行っていました。
 もう少し客観的に自分を見ることが出来たら、周りに泣きつくこともなかったのかもしれません。
 もっと楽に乗り切れたかもしれません。
 でも、良い経験をさせてもらったと思いますし、出会ったことも仲良くしていたことも、嫌がらせのように、私の行動すべてを否定することを言い続けられたことも、どれもこれも私の中ではもう過ぎ去ったことです。
 こうして、文にしてまとめれるくらいの状態になったということです。

 何が正解なのかは、今でも分かりません。
 しかし、もっと早くに見切りをつけて、離れることが、私にとってだけではなく、Aさんのためにもなっていたのだろうと思います。

 そして、人は自分の鏡と言いますが、私自身も、人の悪口を言って楽しんでいた時期がありました。
 仲良くしている人は、良い影響も、悪い影響も与えあうものだなと思います。
 良い影響を与えあえるような、仲間、友達、そういう人たちとの縁を大切にしていきたいですね。

 ただの独白にすぎず、何かを得らえる内容ではなかったかもしれません。
自己愛性人格障害について詳しく知りたい人は、ぜひ調べてみてください。

 相手を変えることは出来ません。
 そんなおこがましいことを考えるのはやめて、さっさと逃げた方がいいのです。
 今現在苦しんでいる人は、相手の良いところを思い出さずに、さっさと逃げましょう。
 自分と相手とは、人生の流れが変わってしまい、もう交わらないのだと思えばいいかも知れません。
 同じ川の流れに乗っていると思ったけど、別々の支流へ移動した。
 そんな風に思えばいいです。
 
 あなたに寄り添って、話を聞いてくれる人はいます。
 苦しい気持ちを吐き出して、聞いてくれた人にお礼をいいましょう。
 居てくれて、考えてくれて、聞いてくれて、ありがとう。

 たくさんの人に支えられて、助けられて、今があります。

 誰もいないなんてことはありません。
 周りにいてくれる人を、信頼して話してみてください。
 肩の力を抜いて、猛ダッシュで逃げ出しましょう。

 逃げ出すまでグダグダだったのに、決断した私の行動の速さは、今でも見守ってくれた人には笑われています。
 過去のしんどさも、笑いあえる日々になったのは幸せです。

 こういう経験をしたよ、と綴れることが出来てよかったです。
 誰かの目に留まり、読んでもらえたら嬉しいです。


               (おわり)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?