心に残ったマンガ・アニメの雨のシーン特集【マンガ760 お便り紹介】
現実世界では自然に起こる事象ですが、フィクション作品では作り手の意図をもって降らされることが多い雨。
そんなマンガ・アニメの“雨”にフォーカスして、マンガ760では「雨のシーンが印象的なマンガ／アニメ」というテーマでお便りを募集し、ワイワイ語るエピソードを6/5(水)に配信しました。
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有難いことにたくさんのお便りをいただき、紹介できないお便りがたくさん出てしまったため、今回はその紹介できなかったお便りをここで紹介していきたいと思います！
ここからお便りを紹介していくのですが……、
お便りを一部抜粋・編集して掲載していることもありますが、ご了承ください。
各作品のネタバレが含まれる場合があります。ネタバレが強い部分は「㊙㊙㊙」で省略している場合もありますが、ネタバレNGの場合はうまく飛ばして読んでください。
たくさんお便りを載せているので、少し長くなりますがお許しください。
お便り紹介
ラジオネーム：ブッ太
選んだ作品：『恋は雨上がりのように』
個人的に大好きなのは眉月じゅん先生の『恋は雨上がりのように』です。
ファミレスの店長(おじさん)に恋する高校生の話…と聞いただけだと『いや、ダメやろ』ってなりますが。
しかし読んでいくとタイトルにある「雨上がり」に向かうそれぞれの「雨宿り」を描いていることに気づきました。実際、雨のシーンが印象的に描かれています。
アキラかわいい。 四季を通しての気持ちの揺れ動きも繊細に描かれている傑作です！ 漫画・実写映画の終わり方が違いますがどっちもよい。小松菜奈、かわいい。
ラジオネーム：フジ
選んだ作品：『恋は雨上がりのように（アニメ）』
このアニメは、2人の気持ちや物語に変化がある時に雨が降ります、雨と共に2人の物語が進んで行く様子に心洗われる作品です。 是非お二人にも観ていただきたいですね！
「2人の気持ちや物語に変化がある時に雨が降り、『雨上がり』に向かうそれぞれの『雨宿り』を描いている。」この紹介だけでいかに魅力的なのかが伝わってきます。眉月じゅん先生の『九龍ジェネリックロマンス』も読みたいですが、こちらも未読なので非常に気になる……！
ラジオネーム：そよかぜ
選んだ作品：『ONE OUTS』
僕の雨のシーンが印象的な漫画は甲斐谷忍先生の野球漫画『ONE OUTS』です。印象的なシーンは漫画4巻、王者マリナーズとの反則合戦です。この試合では雨の舞台を利用し、野球というスポーツにある意味「縛り」を作り、「雨」があったからこうなったというような本来ありえない戦いを生み出していきます。雨で試合を無効にするために絶対にアウトを取らせたくない投手と試合を成立させるために絶対にアウトになりたい打者による反則合戦が始まるところがとても印象的でした。
元々心理描写が多めな漫画ではありますが、この試合はこの漫画の面白さが詰まった回だと思います。予想外の試合の結末を含めて是非読んでいただきたい漫画です。
スポーツ作品における雨は波乱を感じさせる印象がありますが、『ONE OUTS』の雨はまた一味違ってワクワクする感じ。この紹介を読むと「どういう野球？」と思ってしまいますが……、読んでみてのお楽しみですね。
ラジオネーム：とれーさー
選んだ作品：『聲の形』
このマンガの雨のシーンは、 詳しく言うとネタバレになってしまいますが、人と人との溝が埋まる大切な瞬間なんです。このようなシーンは、作中で2回あり、それぞれに、主人公への障がいに向き合う気持ちや、相手を認める、など、深い意味があり、奥が深く感動するんです！「雨」が、物語を動かすキーとなっているのが、また良いんです！
なんか抽象的でごめんなさい！とにかく読んで欲しいんです！映画もあるのでぜひ！
実を言うと『聲の形』は序盤少し読んだことがあるのですが、自分のメンタルに来るものがあり、一度読むのをやめてしまいました。アツいお便りのおかげで読む勇気が少し出てきたので、本作品の雨のシーンを味わいたいと思います。
ラジオネーム：おかし
選んだ作品：『言の葉の庭』
雨のシーンが印象的なアニメといえば真っ先に、新海誠監督の「天気の子」と「言の葉の庭」を思い起こしました！
ともに雨のシーンが多分にあり、「天気の子」では雨はどちらかと言うと天災・災害として、晴れは良いというイメージで描かれていたかと思いますが、「言の葉の庭」ではずっと雨のシーンがメインで、それら全てに感嘆の声が思わず漏れるほど美しい！！いや漏れっぱなしの大雨洪水警報級のヒジョーに美しい情景が描かれているという印象があります！！ 特に終盤近く、室内の場面が弩級に最高です！ こんな表現のアニメある？！？！！！？と、どよめきました。
梅雨の時期にこのアニメを観て舞台となった新宿御苑にも行ってみるのはいかがでしょうか？ 私はやりたいです。
アニメーションならではの雨の魅力いいですねぇ！当時、全くと言っていいほど映画を観ていなかったので、劇場で観た人たちがうらやましい。
ちなみに新宿御苑は毎日のように入り浸っていたことがあります。
ラジオネーム：シャロン
選んだ作品：『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
僕はすごくこれを送るかどうか、迷っていました。なぜなら映画だから。どうしようかと悩むこと約1ヶ月、家電量販店に用事があり、用事を済ませて、ふと大画面テレビを見たところ、ちょうどそのシーンが流れているではありませんか。これはもう、運命だと思いましたね。僕はおそらく10分くらい立ち止まって観ていました。少しだけ泣きそうにもなりました。
そんな涙を誘う作品は『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』です。詳しくはネタバレになるので言いませんが、スパイダーマンがあることがきっかけで非難の嵐にさらされ、そんな中でも人助けや、自分が正しいと思う行動をする中、目の前で㊙㊙㊙。その直後のシーンで、雨にうたれながらスパイダーマンが見ているのは、大型ビジョンから流れる㊙㊙㊙報道。それを第三者の視点から見ていて、すごく心が締め付けられるような気持ちになります。この気持ちをぜひとも共有したいと思い、送らせてもらいました。
ラジオネーム：シャロン
選んだ作品：『銀魂』
銀魂の原作300話のかぶき町四天王編の中で、お登勢さんと銀時が㊙㊙㊙。シーン的にはあっという間のことの気がしますが、300話の最後に銀時の口元だけ写り、泣いてるとも、悔しくて口を噛み締めてるとも見える描写だったり、次郎長も自分の信念がありそれが後に分かる言動が、この雨のシーンに含まれてるなと思います。ストーリー的には、銀魂の中では短いものですが、好きな話の一つです。
来ました。映画作品。あるだろうなと思ってました。いいんですよ。笑
キャラクターの心情を表現するような雨もまたいいですよね。佐島さんも裏で両作品についてものすごく頷いてました。
ラジオネーム：フジ
選んだ作品：『僕のヒーローアカデミア（アニメ）]
『僕のヒーローアカデミア』第6期136話・137話です。
この回は、死柄木とオール・フォー・ワンを追うため、たったひとりで戦うデクのピンチにAクラスのみんなが助けに来るシーンです。お互いに守りたいもの為に闘いますが結果的にA組がデクを㊙㊙㊙。……㊙㊙㊙感動的場面です。
雨に打たれながら演説するところにとても感動します涙無しには観られません。
大いなる力を持ったことで、すべてを1人で背負おうとするデクにみんなが向き合ってくれるアツいシーン。ヒーローが雨宿りできる場所も必要ですよね。
『僕のヒーローアカデミア』は完結が近いということでマンガ760でも改めて話したいと思っております。
ラジオネーム：うえお
選んだ作品：『シティーハンター』
冴羽リョウと槇村香がコンビでシティーハンターとして活動を行っていく物語ですが、元々シティーハンターは彼女の兄、槇村秀幸が警察の能力の限界を感じ、刑事を辞めた後にリョウとコンビを組み、シティーハンターとして裏の世界で悪を裁く活動をしていたのが始まりでした。
そしてその後、ある出来事がきっかけでリョウは妹の香とコンビを組む運びになるのですが、その出来事が起きたのが雨のシーンでした。ネタバレをしない方が良いかと思ったので何があったのかは言えませんが、とても辛く切ない、シティーハンターの中でも最も衝撃的なシーンの一つです。リョウのあの台詞も忘れられません。
私はちゃんと読んだことが無く、「冴羽リョウがふざけながらもスタイリッシュに事件を解決する」みたいなのイメージしか知らなかったので、こんな経緯があったとは。“あの台詞”はあえて隠してあるのですが、思い出深い方も多いのではないのでしょうか。
ラジオネーム：賭郎
選んだ作品：『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』
虚淵玄と霹靂社(台湾)のコラボした幻想武侠アニメです。「雨が印象的なシーン」は第1シーズン第1話 "雨傘の義理" の終盤クライマックス(16:00頃)、雷鳴号砲驚天豪雨のバトル突入シーンです！
Thunderbolt なSFXと、Fantasy なVFXが神でした。サンファン サイコー！
全く存じ上げなかったのですが、人形劇の作品……！人形劇の中でどんな感じで雨が表現されているのかも気になります。
ラジオネーム：ゆーき
選んだ作品：『新世紀エヴァンゲリオン（アニメ）』『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン（第6部）』
私が真っ先に思い浮かんだのはアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』第16話でのレリエル戦(シマウマ柄の丸いやつ)でのラストでした。とても破壊的で印象的なラストに、ザーっと血の雨が降るシーンが子ども心に「すげー」となりました。
マンガでは、ジョジョ6部「ストーンオーシャン」のウェザーリポートでしょうか。名前のとおり天気を操るスタンド使いなのですが、……㊙㊙㊙序盤〜中盤の大転換点でした。荒木先生の物語構成力と展開力に恐れおののいたのを覚えています。
血の雨って言葉としてはたまに見ることはありますが、実際の描写だとちょっと怖い。ジョジョ回もリクエスト多いので早くやりたいなー！
ラジオネーム：たこ焼きシカマル
選んだ作品：『NARUTO』
雨のシーンと言えばNARUTOのペイン天童が雨隠れの里で初めて登場したシーンです。
今まで作中にスポットライトの当たってなかった雨が降り続ける悲しい里とペイン天童のキャラのラスボス感が脳裏に焼きついています。穴だらけの顔にヤバイ目。そしてカッコ良さ。こいつはヤベェ誰も勝てる気がしないと思いました。個人的にはラスボス登場よりもよりも印象的でした。
ペインのラスボス感分かります。雨がキャラクターの異質感を演出するとともに、物語としても意味のあるものとして描かれていたのがすごい印象的で私もよく覚えています。
ラジオネーム：かんがるぅ
選んだ作品：『よつばと！』
8巻52話。台風が近づいていてすごい雨なのに、約束しているからと隣りの家に傘もささず外に出た。父ちゃんが最初はコラーって言ってたけど、外に出て傘をたたみ、天を仰ぎ、2人して雨を浴びるっていう。映画『ショーシャンクの空に』のジャケットみたく。
そして隣り家の母ちゃんに怒られる…。
ずぶ濡れの子どもを見たら「風邪引くやろ！」とか「はよ家入れ！」とか言いそうやけど、よつばと一緒にずぶ濡れになる父ちゃんがめっちゃイイ！と思ったから。
私も両手突き上げて雨に当たりたいっていう気持ちになるけど、でもでけへんやろなあと。
よつばの父ちゃんって、ほんまによつばと楽しんでるなあって、すごく微笑ましいなって思うんですよね〜。
あーわかります～。よつばと父ちゃんのやり取りってすごい微笑ましいし、父ちゃんのスタンスはぜひ見習いたい。あと台風の時に外出てはしゃぐって真似しちゃいけないけど、真似したいことの1つでもあります。
ラジオネーム：はっちゃん
選んだ作品：『となりのトトロ』
今回のお題でさっと頭に浮かんだのが、”となりのトトロ”のバス停のシーンでした。
雨のバス停でメイを負ぶってお父さんの帰りを待つさつきのとなりに、トトロが現れます。傘を受け取って使い方を教わり、真似するトトロ。傘にあたる雨音が気に入ったトトロは、ジャンプしてわざと木の葉にたまった雨を落とします。
雨音ににこーっとするトトロがチャーミングでかわいくて、大好きなシーンです。きっと多くの人が、子どものころに見たことがあるシーンだと思います。自分にもこんな素敵な出会いがあったらなあ！久々に見たくなりました。
子供のころから金曜ロードショーで何度も観たので、とてもわかるぅ。雨のシーンの一番古い記憶ってこれかも。少し寂しさを感じる雨だった気がしますが、トトロのおかげでほっこりする素敵なシーンですよね。
ラジオネーム：こまったちゃん
選んだ作品：『プルートゥ』
随分前に読んだので細かい描写まで覚えていませんが、ゲジヒトが初めてアトムを見つけた時、雨の中アトムは道を横切るカタツムリを見つけます。優しいアトムはじっとカタツムリを見つめ、そっと掴んで道脇にある紫陽花の葉に返します。
そして、アトムが宿敵に倒れ、アトムを治療するために天馬博士に記憶をいじられます。
目覚めたアトムは今までのアトムとは違う目をしていて、別人のようでした。雨の中、また道を横断するカタツムリを見つけたアトム。お茶の水博士は隠れてそっとアトムの行動を見守っていると、心を閉ざしていたアトムは優しい目になり、前のようにカタツムリが踏まれないよう、そっとよけてあげました。アトムの優しい心は健在で、私の涙腺は崩壊しました。
プルートゥには、何度か雨のシーンがあったような気がします。うる覚えで、間違った記憶でしたらすみません。
アトムの優しさを感じることができる雨。お便りを読んでいる時点で涙腺を刺激されています。私は未読なので、原作とNetflixのアニメの両方で楽しみたい。
ネーム：ハッピー
選んだ作品：『キングダム』
それで僕が紹介したい雨のシーンは、【キングダム】の魏国軍と秦国軍の戦の廉頗VS信の戦いのシーン。どんどん時代が変わってきて、新しい武将に入れ替わっていく中でも一人己の道を突き進んできた廉頗ですが、信という若い武将に託して去っていく姿は、とてもかっこよかったし感動しました！そこが僕の印象に残っている雨のシーンです！
僕は今中学3年生のなんですけど、僕は受験生なんで、伝説の受験生目指して頑張ります！長文失礼します！これからも配信楽しみにしてます！
降りしきる雨の中で、自分の中で折り合いをつける廉頗のカッコよさが際立ってましたよね。中学3年生で廉頗は渋い。素敵です。
勉強に疲れることもあるやろうけど、高校受験がんばれ！悔いのないように！
ラジオネーム：ゲイとおこげのニュースト あんり
選んだ作品：『魔女の宅急便』
ポッドキャスト番組に人生初のお便りを書かせていただきます。
作中に雨のシーンが複数ありますが、1番心に残る雨が印象的な切ないシーンは、ニシンのパイを届けに行くシーンです。
素敵なおばあさまと一緒に一生懸命作ったニシンのパイを、少しでも冷めないように早く届けたいと、大雨の中びしょびしょに雨に打たれながら運んだキキ（ワンピースの中に入れて）
届け先のお孫さんは期待を裏切る派手でちょっと気取った女の子。
（え？この子があの素敵なおばあさまの孫なの？）びっくりしたキキにあの名台詞
『私このパイ嫌いなのよね』とずぶ濡れなキキに言い放たれる。
あの時の喪失感や悲しい気持ちは観ているこちらまで伝わって切なくなった、印象的なシーンです。（頭につけてる赤のリボンも雨でクタっているのもいい演出ですよね）
見知らぬ街で一人頑張るキキ、そしてこの後トンボと初デートなのにこんなびしょびしょになっちゃっていいの？と恋も応援したくなるそんなシーンで雨が印象的なマンガ・アニメに選ばせて頂きました。
せっかく雨の中、頑張ってパイを届けたのに。
私も子供が生まれて、孫と祖母・祖父の関係について考えることが増えましたが、こういう関係になってしまうと切ない。キキもそりゃ悲しいですよね……。
前にイベントでご一緒した番組さんからお便りを頂けるとは！「ゲイとおこげのニュースト」が気になった方はリンクからお聴きください。
ラジオネーム：ちょこ
選んだ作品：『ヒカルの碁』
主人公のヒカルが囲碁なプロになる為の試験を受けている最終番の場面。
雨と聞いて考え、一番に出てきたシーンです。好きなキャラなんですけど、勝負の世界の厳しさや、切なさ。今までの試験の内容を思い出してしまう内容に読んでる時は、ふーんでしたけど、頭には残っていたんだなあと、何十年ぶりに読み返したいなって思いました。
囲碁の静かな戦いの中で雨の音だけが聞こえるというのは、より緊張を感じさせる要素かもしれません。勝負の大事な場面での雨の存在は大きい。
『ヒカルの碁』は過去エピソードもあるのでどうぞ▶#92 ヒカルの碁：絶対に囲碁が打ちたい幽霊 vs 絶対に最強棋士を見つけたいストーカー親子【今日の持ち込み】
ラジオネーム：夏川
選んだ作品：『聖☆おにいさん』
わたしは「聖☆おにいさん」26話を推します！
ブッダとイエスが映画館に行くエピソードなのですが、観終わったあとに映画の影響を受けたイエスが大雨の中走りだすシーンが、何回見ても面白いですwww
その後の「イエス、戻っておいで！2つの意味で！」→信号待ちはする程度のワイルドさ→父からの虹メッセージと、笑いの波状攻撃がどんどん来るのがたまらなく好きです！
映画を観終わった後に真似するチャンスがきちゃうとやりたくなる気持ち分かります。あと先にパンフレットは買わないようにします。
ラジオネーム：リリー
選んだ作品：『人狼 JIN-ROH（映画）』
雨でこんなにもすごい！と思う作品があるのだと感動しました。
雨のなか走る路面電車がはしるというシーンなのですが、光の反射、雨の匂い、雨に濡れたコンクリート。その場にいるかのように感じられました。人の手でこんなにもすごいアニメーションが作れるのか！とゾクゾクしたことを覚えています。
物語自体は全体的に暗いのですが、作画と演出が神すぎて定期的に観たくなります。
こちらもアニメーションならではの雨の描写！マンガの雨とはまた違った楽しみ方がありますね。（佐島さんにブルーレイ買ってもらって、一緒に観よう）
ラジオネーム：合気道三段元教師
選んだ作品：『魔人探偵脳噛ネウロ』
私は松井優征先生の「魔人探偵脳噛ネウロ」を挙げさせていただきます！単行本16巻、第135話「雨【おおあめ】」の、ネウロが気づいた「今年は雨が多かった」の所です。
雨の描写が伏線だと明かされたとき、中学生の自分は「この作者天才！！！」と、とても感動して、友人や兄弟に語りまくったのを覚えています。
雨が伏線になるパターンは僕はまだあんまり味わったことがないので、これは衝撃。天候を伏線にするってどういうことなんだ。
ラジオネーム：てまり
選んだ作品：『金剛寺さんは面倒臭い』
雨のシーンは5巻23話「スロウライダー（後編）」という回。
柔道家の金剛寺さんが怪我をしたことで、師匠から旅行でもして息抜きをしなさいと勧められ、ふたりはバイクでツーリングの旅に出ます。ヘルメットをかぶったふたりの視点で流れる景色のコマが続き、一緒に旅に出ている気分になれる素敵な回です。
なぜこのシーンが印象に残っているかというと、わたしは高知県に住んでいるのですが、
ふたりの旅では本州から四国へ向かう道中で大雨が降り出すのです。大雨のなか、ヘルメットに叩きつけられる雨粒と共に、夫婦岩、室戸岬、ひろめ市場と私にとっては見慣れた景色と、徳島ラーメン、鰹のタタキ、讃岐うどんなど四国の名物を味わうふたりが描かれます。
ただ自分の住んでいる場所が大雨と共に出てきたので覚えていただけで、そう思うと単純な理由ですね。でもこのマンガの好きなところは、どの回もふたりがめいっぱい幸せそうなんです。ツーリングの旅で大雨が降れば、走り難いし落胆してしまいそうなものですが、そんな時でもふたりはとっても楽しそう。
四国旅行いいなぁ。地元が作中で出てくるとテンション上がりますよね！私の地元（京都）は霊とか呪いとかでよく出てくるので、あれですが……。
大雨の旅でも楽しく過ごせる2人、素敵です。
さいごに
キャラクターの心情を表す雨、ストーリーでキーポイントになる雨、実際には降っていないけど重要な要素となる雨。
様々な役割を果たす“雨”に思いを馳せることができたテーマで、2人でワイワイ楽しむことができました。みなさまお便り本当にありがとうございました。
頂いた全部のお便りを番組上で紹介したいと気持ちはあるんですが、とんでもない長さになってしまうため、今回は記事という形で紹介させていただきました。
もちろん2人で楽しく全部読んでいますので、「今回エピソード内で読まれなかった……」という方も、また次もぜひお便りを送ってください。
※本記事の公開が遅くなってごめんなさい！なかなか記事を準備する時間が取れず、エピソードの公開から少し時間が経ってしまいました。
現在、次のテーマのお便りも募集しております！
次のテーマは「夏休み、どのキャラの家にホームステイしたい？」
8月くらいの夏休み時期に向けてこのテーマでお便りを募集しています。
お便りを送る際は以下の2点をまとめて送ってください。
①作品名とホームステイしたいキャラクター名や場所名
②そこにホームステイしたい理由（こんな夏休みを過ごしたい、ホームステイといえばこんなことがしたいなど）
※お便りはあまり長すぎない方が嬉しいです！（できれば400文字以下）
お便りの締切は7/21(日)まで！お便りを送るのはコチラから▼
それではまたマンガ760のエピソードでお会いしましょう。バイバイ！
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