Hikoki  インパクトレンチ WR36DA レビュー

本日は電動工具のレビューになります。


1月に仕事用の電動インパクトレンチが欲しくなり、いろいろ探してました。

メーカーはHikoki(旧日立工機)。平沢進が2020年のライブにてHikokiのチェーンソーで暴れていたので同一ブランドのものが欲しい!となったわけです。

さて、私はクルマの整備をしておりますがどうにもエアインパクトの音とスピードが苦手で、しかしエアに匹敵するだけのトルクは出てないとヤダという条件がありました。そこで選んだのがWR36DA(2XP)。カタログスペックでは36Vバッテリーを使用し、1100N/mというコードレスインパクトではかなりのスペックを誇ります。(2XP)はバッテリー(BSL36A18 )と充電器が付属するモデルで、バッテリーの付属しない(NN)モデルもあります。

マキタが40Vで1350N/mのインパクトを出してるので最強というわけではないですがとりあえずHikokiが欲しかったのでこれを選びました。


ではよかった点と悪かった点に分けて書いていきましょう。

・よかった点

とにかくパワーがある。緩まなかったものがほとんどない。特に僕の現場では最大パワーはオーバートルクすぎるので、4段階中の2に設定してホイールナットを締め付けています。それでも何回も打撃すると150N/mくらいにはなるので打撃を一回二回に留めます。エアインパクトで緩まなかった41Hexが楽々でした。

デザインがかっこいい。しっかりしている。剛性と握り心地も申し分ないです。

バッテリーの持ちも充分です。ホイールナット程度を一日に3-4台脱着するなら1-2週間はもちます。あと、バッテリーの充電がとにかく速い。15分くらいで満充電できます。

・悪かった点

回転時に光るLEDランプがあるのですが、重さゆえ握る手の反対側の手で本体を支えると隠れてしまい意味をなしません。上下にLEDのあるマキタのが良いかなと。

クソ重い。メーカーのHPを見ると3.7kgとあります。利き腕だけムキムキになります。

差し込み角が3/4DRな点。基本的に1/2DRまでのソケットしか使わないため、変換を噛ませる必要があります。ただし、変換を噛ませると当然全長が長くなりますので足回り整備などの際物理的に入らないので使えません。

回転速度が遅い点。これはもうどうしようもないのですがボールジョイントのキャッスルナットなどを締付ける際回転速度が遅く、共回りしてしまいます。こういうときはやはりエアインパクトに優位性がありますね。


こんなところでしょうか。総合的に満足はしていますし、エアホースの煩わしさから解放され出先でも力を使わずに整備できるという点では電動工具は良いです。ただ、使用条件的に言えば後発のWR36DCで事足りるのではないかという気はしてます。



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